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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

ひとりぼっちの子育てがつらいです。

4か月の男の子がいます。夫の転勤で2ヶ月前に今のところに引っ越してきました。実家も遠く、誰も知り合いがいません。 まだ子どもが小さいのであまり公園にも行けず、たまに行っても自分から話しかけられません。 夫は仕事が忙しく毎日帰宅が遅いので、ゆっくり話すこともできません。本当に1日中誰とも話さない日もあります。 ひとりぼっちで子育てしている毎日がつらくてたまりません。

話したいママ、意外にたくさんいるかも

私もそうだったなあと、当時を思い出しました。うちも転勤族。上の子が2ヶ月で見知らぬ土地へ。 初めての子育ては、分らなくて不安がいっぱいなのに、ちょっとしたことも聞けない。つらいことがあっても言う相手もいない。そんな中、頑張ってらっしゃるんですよね。 私は首が座る3ヶ月を待って、よく公園へでかけました。まだまだ公園デビューの月齢ではないし、遊んでいる子はもう歩けるお子さんたちばかりだったので、そこに、こんにちは~と入ってはいけず、くるりと1周してくるだけの日も多かったですよ。 でも、お散歩できるだけでも1日中部屋にいるよりマシ、くらいのつもりで、毎日のように、公園へ足を運びました。そうすると、時々赤ちゃんを抱っこしているお母さんにも出会って、会釈するようになり、しゃべれることもあり、を繰り返すうちに、抱っこひも世代の仲間ができました。 話してみると、「同じくらいの月齢の赤ちゃんのお母さんと知り合いたかった」 「夜寝られないよね~」とか「あそこの小児科どう?」とか、たわいもない赤ちゃんのお話しがしたかったと言う人がたくさんいました。特に1人目赤ちゃんのママはこの時期同じ不安をもっているので、どんなに地元に友達がたくさんいる人でも、同じ月齢の赤ちゃんの ママとしゃべりたい気持ちがあるはず!そう思ったら、話しかけやすくなりました。共通の話題、関心があるから、自分から話しかけられなくても赤ちゃん抱っこして近くで立ってるだけで、きっと話しかけて来る人がいます。私みたいに(笑)。

リフレッシュで心にゆとりを

馴染みの無い土地での初めての子育て、とても不安ですよね。恐らくまだまだ睡眠不足の日々続きでご自身の体調も万全ではないかもしれないですね。旦那さまも帰りが遅く、話し相手が居ない‘孤独な子育て’にストレスを感じていらっしゃる気持ちよく分かります。きっとこのアイデアボックスを同じような気持ちで読まれているママさんが他にもおられるかもしれません。 私は出産後約半年で、仕事に復帰しました。育児休暇中は日々のお買い物以外に出歩く機会もなく、赤ちゃんと二人でマンションに引きこもっていました。職場へ復帰した初日のランチタイム、好きな食事をゆっくりとれる有難さと解放感で涙が出そうになったのを忘れることはできません。それは、私の空腹だけでなく余裕のなかった心までを満たしてくれる食事と時間であったと思います。 たとえ短い時間でも、たまには子育てから解放され、自由に過ごすことができたら、きっと気持ちにほんの少しのゆとりが生まれるのかも知れませんね。好きな音楽を聴いたり、家族や友人と電話やチャットで話しをするなど、ほんの短い時間でも自分のために使えたら気持ちがリフレッシュされるかも。

地域の情報を集めてみる

我が家も上の子が2歳0か月、下の子が1か月の時に転居しました。環境が変わることでの不安や緊張。引っ越しの疲れも重なって、精神的にも肉体的にも大変でした。 育児のちょっとした悩みを話したり、大変な時に手伝ってくれる仲間がいると、とても心強いですよね。  私は市役所の育児相談に思い切って電話を掛けました。その方はとても丁寧に話を聞いてくださり、子育て支援センターや、子どもの広場などを紹介してくださいました。6か月までのお子さんの広場もありましたよ。出かけてみたところ、アドバイザーさんが声をかけてくださり、仲間が出来るように働きかけてくださいましたので、すぐに、顔見知りの友達が出来ました。  また、ファミリーサポートセンター(会員が子供を自宅で預かるシステム)にも登録をしました。下の子を預かってもらって上の子と2人だけの時間を作ったり、時には2人の子どもを預かってもらい、自分一人の時間を楽しみました。ファミリーサポートは対価が発生しますが、その分気兼ねしないでお願いできるので助かります。その時紹介された会員さんは、小学生と幼稚園のお子さんがいらっしゃる方で、私の育児の悩みも聞いていただきました。先輩ママさんの話はとても参考になり、大いに勇気づけられ、安心したのを覚えています。 相談者さんも、育児の悩みや喜びを共有できるママ友達が、きっとできると思います。まずは住んでいる地域の子育ての情報を、市役所や公民館などで集めてみるのはいかがでしょうか?

離れていても頼れる人はいる

慣れない土地での生活と初めての子育て、本当に大変ですよね。私は妊娠中に夫の転勤で引越しをしました。里帰り出産をし、産後しばらくして実家からアパートに戻ったときは、頼れる人もなく、知り合いすらいなくて本当につらかったことを思い出します。 でも、そんな時、私はよく無料のパソコン通話を使って以前からの友人とおしゃべりをしていました。丁度同じくらいの時期に出産した彼女とは、本当にいろいろなことを話しました。(引っ越しで離ればなれになってしまっても、料金を気にせず、顔を見ながら話せるなんて、なんてすごい時代なんだ!)と思ったものです。今ならもっと他のツールもありますよね。引っ越ししたらこれまでの関係がなくなってしまうなんて事はありません。今は本当に便利な時代です。いろいろな物を利用して、これまで培ってきた関係を良い形で続ける事もできると思います。実際、彼女とは今でもお互いの家にお泊まりしあったり、一緒に旅行に行ったりと、住む場所は遠くても、ずっと家族ぐるみで仲良くしています。 そして、子どもが少し大きくなって公園の砂場で遊ぶようになると、お砂場道具の貸し借りを通して同じぐらいの子がいるご近所さんと自然と仲良くなりました。子どもの世界が広がるにつれて、そんな風に新しい町での友人もすこしずつ広がっていき、この町がどんどん大切な場所になっていきました。

素直に助けを求めてみては

ご実家も遠く、誰も知り合いがいない中、はじめての子育て、本当によくがんばってらっしゃるなぁと思います。 3人目の出産後のことです。夫の転勤で、夫の帰りも遅く、実家も遠いところにあった私は、誰も頼る人がいない状況に、今思えばとても肩に力が入っていました。 保健師さんの家庭訪問でも、(本音を言ったところで、保健師さん困らせるだけでどうにもならないよなぁ)と思い「本当は体力的にも、心の中も、とてもつらいです!」なんて本音は言えませんでした。当時の私は、(自分が産んだのだから、自分の家庭内でやりくりすべきで、他の人に迷惑をかけるなんてとんでもない)と頑なでした。でも、もしあの時、声に出して助けを求めていたら、行政や子育て支援センター、子育てサークル等、受けとめてくれる場所はきっとあったはず。「大変な時には素直に助けを求め、自分にできる時、できる形で恩返しをしたらいいんだよ」と当時の私に言ってあげたいです。 ぜひ、ご自分ひとりでがんばり過ぎずに、こころの中の声を、思いきって声に出してみてください。きっと、力になりたいと思っている人がまわりにいて、「子育ては孤独じゃない!」と気づかれると思います!

声をあげてみてください

子育てをしていると不安なことや悩みごとは沢山でてきます。 そんな時に話ができる相手や場所があったら心強いですよね。 ぜひ、声をあげてみてください。 このアイデアボックスに勇気を出して投稿してくださったように。 行政、子育てサークル、近所のおばさん、公園のママ達・・・きっとあなたの声を 受け止めてくれる人がいると思います。