1. トップページ
  2. 子育て・自分育てに活かす / ハートフル子育てIdea Box
  3. 乳幼児期
乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

親のマナーの悪さが気になる

幼稚園の送迎の際、母親同士がおしゃべりに夢中で子どもの様子に無関心。参観日などでも、親の大声の私語に子ども達が気を取られ、先生の話に集中できない様子。 それに毎回イラっとする。先生も注意しにくいらしい。

子ども達の為に、先生にお願いしてみてはどうでしょうか

私は保育園で働いています。発表会の後、「周りの迷惑になる行動をしていた保護者がいた」と、後日それを見た保護者から話がありました。次の年の発表会では、事前に配るプリントで、そのようなことが起こらないようなお願いを一文入れました。直接保護者が注意するより角が立ちませんし、冷静に対応できる可能性が高いです。そして、知らずにいるより今後の為になるので、言ってくださった事に感謝しています。参観で保護者の行動で困ったな・・という時は、保護者の方に「子ども達は、がんばっている姿を見てもらいたいと張り切っています。温かく見守ってあげてください。」などと、伝えます。子どもが集中して練習の成果を発揮できる環境を作るのは、保護者の為でもあり、子どもの為でもあります。そして、子ども達は言葉で教えられたことだけでなく、大人の行動も見て自然と学んでいきます。参観だけでなく普段の生活からも。 「子どもの為に、保護者にお願いしてもらいたい。」という事を、一度、先生に相談してみてはどうでしょうか。親の行動を変えてもらう事は、子ども達の為。でも個人の力では難しいかもしれません。先生は、子ども達の事を考えてくださっているはず。子どもの為に動いてくれるかもしれません。 ただ、お母さん達も話したい事がたくさんあると思います。場を考えて、話せる場で話してもらえるといいですね。

皆の意見を聞く機会を作ってみる

母親同士がおしゃべりに夢中になり子供の様子に無関心、私も迷惑をかける側、かけられる側、両方の経験があります。授業参観や放課後の園庭、送迎のバス停などで、子供を全く見ず夢中になっておしゃべりしているママ達。私自身も幼稚園の送迎バス停付近の住民の方から、親達の話し声や子供達の騒ぐ声がうるさいと苦情がきたと幼稚園の先生から注意をされたことがあります。ほんの数分でも、毎日の事となると、きっとうるさかったのだろうと反省しました。逆に授業参観の時などでは、こちらは集中して子供の様子を見たいのに、全く関係のない事を話しかけてくるお母さん。さすがにその場で「静かにしませんか!」などとひとこと言う勇気も無く。 もしかしたら話しかけてくるお母さんもそんなに悪いことだという自覚は無いのかもしれません。 特に若い先生方は自分より歳上のお母さん達に注意は出来ないようです。そもそも先生の目がある時だけ気をつけてもいけない問題なのですが。なので先生方に一方的に注意をして頂くのではなく、保護者会などの会でこの事について皆の意見を聞く場を作ってもらい、話し合うのはどうでしょうか?そこで、自分が思っていたより皆はわずらわしく感じていたとか、逆にイラッとしてるのは自分だけだったとか、先生の立場からこれは困るのでやめてもらいたい、など話せるといいですね。解決策になるかは分かりませんが私が今ならこうしたかな、と言う提案です。

気の持ちよう

同感!共感!私も同じ場面でイラッとします。ただ、注意しにくい先生の気持ちもわかります。マナーや一般常識って、当たり前のようで当たり前ではありません。私も、昔は相談者さんのように気になって仕方なくてイラッとして、よく愚痴っていました。でも、愚痴っても何も変わりませんでした。それで、文句ではなく意見として伝えられないかと機会を探りつつ、並行して私自身のイラッを無くすにはどうしたらいいかを考えました。まず、相手の行動背景を考えました。久しぶりにママ友に会って興奮している、話したい、参観内容について思う事を伝えたい(共感を得たい?)・・等。 そう思うと、なんだか色々あるよね~と思えてきて、決して良いとは言えないけれど責めても仕方ないと思うようになりました。 具体的対策として2つ。みんな遠慮して「どうぞどうぞ」って言って、出入り口が混雑している事が多かったので、すいている奥、話す親が隣にいない場所にいるようにしました。もう一つは、聞こえてくる会話を脳内シャットダウンして、先生や子どもの発言に注意しようと自分の集中力強化タイムにしました。そうしたら、相手は変わらなくても、自分のイラッは減りました。要は「私の気の持ちよう」です。先生や親全員と、この事について共通認識できるのが一番なのですが、まずは自分の取り組みやすい事からやってみてはいかがでしょうか? 

親のお行儀は直せない

状況が目に浮かびます。私にも似たような経験があります。子どもたちが小学生の時、参観日に廊下でお母さんたちのおしゃべりがうるさいことがありました。 その時の担任の先生の対応。 ①息子の先生:先生が直接「静かにしてください」 と一言。 ②娘の先生:生徒の1人に「静かにしてください」 と言わせた。 どちらもベテランで信頼のおける先生で、お母さんたちへの伝え方もその場なりの判断があったと思います。ただしその効果は一時的でした。残念ながら・・・ 今思い返すと、うるさいおしゃべりに腹が立つと同時に、こんな状態では「人が発表している時は静かに聴く」というマナーが子どもたちの身につかないのではと、親としての心配がありました。 先生からの一言もその場限りの効果しかなかったので、そもそも、場所をわきまえない親のお行儀を直すことは、まず難しいかと思います。 それでも何とかしたいのであれば、目的は「親のおしゃべりをやめさせること」ではなく、「子どもたちの学びの環境を整えること」になるのではないでしょうか。 私は、あきらめたまま過ごしてしまいましたが、もしも今からやってみるとしたら、先生に「相手の話を静かに聴く態度が育たないのではないか」という親の不安を伝えて、先生に対策を考えていただくようにするかもしれません。その場合は、学校にふらりと出掛けて話すのではなく、予め先生と日時を約束して相談すると、こちらの真剣さが伝わると思います。

POINT

『子どもは親の言うことは聴きませんが、やることは真似をします。』これは、よく言われることですが、 まさにそのとおり。子どもは親をよく観察しています。社会生活でのマナーを教える立場の親がマナー違反をするのは困りますね。まずは、現状を保護者全体で共有することから始めます。 その後の状態を見極めて、様々なアイデアの中から次の一手を打ちましょう。ただ何を言われても変わらない人は変わりません。残念ですが、これ以上あなたに解決の術はありません。 気に病むだけエネルギーの無駄。モヤモヤした気持ちを潔くすっきり手放し、わが子だけ見つめてその場を楽しみましょう。