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自分だけの時間を持ちたい。気持ちの切り替えの方法は

4歳男の子、1歳女の子の母です。子どもたちとの生活は一日があっという間で、それなりに楽しんで暮らしています。 でも、時々無性に一人っきりになりたいと思います。自分だけの時間を持つことや気持ちの切り換え方について、他の方々はどうされているのか知りたいです。

小さな息抜きでまずはリフレッシュする

二人のお子さんの子育ては楽しいながらも、時には自分の時間もほしくなる気持ち、とてもよくわかります。私は息子が小さい時、週末に夫が息子をみている間に一人で買い物に行くだけでも新鮮に感じました。実際、近所の公園では週末にパパや祖父母が子どもを連れて遊んでいるのをよく見かけます。旦那さんが休みの日や実家に頼める時はなるべく一人の時間をとるようにして、それを目標に普段は小さな息抜きを入れる、というのはどうでしょうか。例えば平日は、少し早起きしてコーヒーやお茶を入れてゆっくり飲むのもいいと思います。ストレッチをしたり、動画を見ながらのヨガなども数分からできると思います。細切れかもしれないけれど、できることはいろいろありますよね。私は早朝派でしたが、友人は夜派で子どもが寝たあとに好きなドラマを見るのが息抜きと言っていました。また、週末に通っているヨガにも小さい子のお母さんが来ていて、ヨガの時間がとてもよい気分転換になると話していました。状況にもよりますが旦那さんが休みの日はそういう習い事もできるかもしれません。子どもは成長していくので、今の環境は永遠ではありません。下のお子さんが保育園や幼稚園に入ると格段に自分時間が増えると思います。それまでは旦那さんや他の家族に協力してもらい、平日や週末にできることを試してみてはいかがでしょうか。

期間限定だよん

4歳と1歳。どちらにも手がかかる年頃ですよね。うちは双子だったので、二人に同じお世話をすればよかったけれど、年齢差がある場合は、それぞれの発達に合ったお世話をするために頭の切り替えが大変そうですね。私は、自分の時間を持つことはしばらくないだろうとあきらめていました。高齢出産でしたし、あきらめるというより、体力が持たなくて。子どもが幼いころ、音楽に飢えていて、せめてもと、週末午前のクラシック番組を流していたことを思い出しました。演奏会は未就学児お断りが多いですから、音楽を聴きに行くなど、「自分の時間を持てないことは期間限定だ」と思って割り切っていました。そんな私がひとりの時間を持てたのは、子どもを保育園に預けたときです。(1歳7か月でした。)通勤時間とお昼休みが自由時間で、ランチに行ったときに先輩ママや同じ双子ママに話を聞いてもらえたことが支えになりました。ご家族の協力があるのなら、感謝を忘れずに伝えて、その時間を活用しましょう。ただ、身内でもかえって気を遣い、子どもを預けること自体が新たなストレスになることもありますよね。ご家族に頼れない場合は、一時預かりなどしてもらえる所はないか、自治体の子育て支援窓口に問い合わせをしてみましょう。…それにしても、なんでこんなに私達は息抜きしづらいのでしょうね。「子育て中の親が自分だけの時間を気軽に取れる」、 そんな寛容な世の中になってくれることを祈っています。

好きなものに触れ、新しい経験をしてみる

お気持ちに心から共感します。「自分だけの時間の持ち方」と「気持ちの切り替え方」について、私の方法をご紹介しますね。【自分だけの時間】は、週に1度×1時間20分くらいの間、夫に子どもを見てもらい、車で片道10分の場所にあるショッピングモールに出かけていました。実質1時間の自分時間。大好きな雑貨屋さんであれこれかわいいものを見たり、本屋さんで新刊チェックをしたりするのがとても楽しかったです。この時間は、ほっと自分の肩の力が抜けていたのをよく覚えています。そして【気持ちの切り替え方法】は、住んでいる市が主催の、子どもと一緒に参加できる「ママのための講座」に参加したことがとてもよかったです。講座は月1回×6回の連続講座で、「メイク」「フォトコラージュ」「ヨガ」など興味深い内容ばかり。他のママたちと子育てのことでいろいろ話すのも楽しく、気分転換になりました。そして講座終了後も、学んだことを生かしてアルバムの写真をかわいく整理したり、メイクがうまくできて嬉しくなったりと、育児の合間を利用して自分なりにあれこれ楽しむようになりました。新しい出会いや経験をしたことで毎日の生活に変化や張りが出て、「1人になりたい」と思うことが減ったような気がします。ご家族やまわりにも相談しながら、自分だけの時間を少しずつ作るようにしたり、新しい経験をしてみたりするのもいいかもしれません。

15分でいろいろできることを発見!

下のお子さんが一歳なら夜泣きもあり、母親は24時間体制ですよね。安心して預けられる先があればいいけど、コロナ禍ではなかなかそれも難しいのかもしれません。私の場合は、「15分」という時間を有効活用していましたよ。子どもが小さい頃は、とにかく「子どもが寝ている時間がチャンス!」と、子どもが寝たら家事は全部後回し、ひとりの時間でやりたいことを優先していました。だけど、意外に子どもが早く起きてしまったり、後回しにした家事は結局自分がやらないといけなかったりなど、思うようなひとり時間が過ごせない時は余計にストレスも溜めていました。そんなある日、子どもとテレビを観ていた時のことです。子ども番組ながら見応えがあり、終わってふと時計を見ると15分しか経っていません。毎日毎日、1日はあっという間なのに「15分って結構長いんだ」と感じ、自分は15分で何ができるのか、実際にいろいろ試してみました。すると、「洗濯物を干す」「洗い物」「こども園のノートチェックや準備」「本を一章読む」「熱いコーヒーを淹れる」などなど、15分でできる事がたくさんあったのです。それがわかってから、あれもこれもと、と焦る気持ちが減り、「15分あれば、あれとこれができるな」と思えるようになりました。できれば、たっぷりとしたひとりっきりの時間も欲しいところですね。だけど今、15分あったら、相談者さんなら何がしたいでしょう?お子さんとの毎日を楽しく過ごされている相談者さん、きっとステキなアイデアを見つけられるのではないでしょうか?

自分時間確保もスケジュールに組み込んでみては

きっと、家事に育児に、1日があっという間に過ぎていってしまうのでしょうね。今は一息つく暇もなく‥という感じでしょうか。お子さん2人ともまだ手もかかる年齢、そして2人の年齢も離れているので、お昼寝などの日課や、出来ることと出来ないことなどもバラバラな時期ですよね。特に動き始めた1歳の子は目が離せない状態かもしれません。私の場合は、自分の為の時間を月に1日必ず確保して、仕事のようにスケジュールに組み込みました。 それまでは「全て自分でやらなければ」と思っていた事もあり、自分の為だけの時間を持つことに、最初は罪悪感がありました。でも、健全なメンタルを維持するために一人の時間が必要だと一念発起。割り切るようにしたのです。預かってもらっている日は、気になっている美味しそうなランチに行ったり、近所のスーパー銭湯に行ったりして一人時間を思い切り楽しみました。誰にも気も遣うことなく心の赴くままに‥。すると、数時間でも一人の時間を満喫すると、リフレッシュができて優しい気持ちになれました。また、預かってくれる人たちにも感謝の気持ちが沸いて、一人じゃない、助けてもらっていいんだと思えるようになったのは思わぬ副産物でした。自分の時間を持つ、という事を「決まった予定」として生活の中に組み込んでみてはいかがでしょうか。子ども達にとっても、親以外の人と過ごす時間は非日常として良い経験になるのではと思います。

まとめ

子育て中、とくに子どもが小さい頃は、ゆっくりと自分時間を取れないことも多いですよね。状況によっては、子どもが大きくなるまでの「期間限定」として、ある程度の割り切りもいるかもしれません。そんななか、小さな息抜きをしたり、好きなものにふれたり、新しいことを始めたりして、自分なりに「1人時間」を楽しむことはできそうです。15分間でも、試してみたら意外といろいろなことができて、嬉しくなるかもしれませんね。それから、たとえば美容院に行くなど、「時間ができたら〇〇したい」と思っていることってありませんか?家族やまわりに協力してもらい、「あらかじめ自分だけの時間をスケジュールに組み込んでおく」という方法もあります。子育てには、まわりの協力が不可欠です。そして親にとって、自分だけの時間も必要です。感謝の気持ちを伝えながら、家族や友達、子育て支援施設などの力も借りつつ、工夫しながら子育てを楽しんでいきましょう。