1. トップページ
  2. 子育て・自分育てに活かす / ハートフル子育てIdea Box
  3. 乳幼児期
乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

6歳男の子、挨拶ができなくて心配です

6歳になる息子が挨拶できなくて心配しています。知り合いに出会ったときに挨拶を促しても黙って下を向いています。これで小学校に入ってやっていけるのか心配です。どうしたら挨拶ができるようになるでしょうか。

そのうち、何とかなりそうです

挨拶、うちの中一女子もいまだに苦手です。祖母のところにくる自治会役員さん達、何度も顔をあわせていてるのになかなか。私も、見本を見せてきたつもりだったので、何で?といつも思います。小学生低学年のうちは、恥ずかしいよね~と多目に見てもらえても、さすがに中学生になると、挨拶しない方が恥ずかしいからね、と促したりします。けれど、思春期真っ只中で余計に難しいです。先日、数年ぶりに私の弟が実家に来たときもきちんと挨拶できませんでした。事情聴取したところ、挨拶した後、何を話していいかわからなかったから話かけられなかったと言うのです。会話に自信がなくて、自分から声をかけづらいのですね。気持ちはわからなくもない。私自身も躊躇なく周りの大人に挨拶できるようになったのは、羞恥心の薄れてきたオバサンになってから。バスの運転手さんなど、一人でいるときより、幼子を連れているときの方が挨拶しやすかったです。この挨拶できなかった事件について、弟が自分の子供達に話したところ、久しぶりに会えたのに挨拶しないとは失礼だ!と憤っていたというので、そのまま子ども達に伝えました。こちらに悪気はなくても、相手は、無視されたみたいで気分悪いんだよと。母親のしつけがなっていないといわれそうですが、本人の性格や目上の人と話す機会があるかどうかもあるのではないでしょうか。一方で塾の先生には、受け答えがしっかりしてきたと言われました。中学校で部活に入り、顧問や先輩と話す機会があって、少しずつ話し慣れしているのかもしれません。 親が見えていないところでは、意外とできているようですよ。

長い目で見守っていきましょう

挨拶問題、ヤキモキしますね。うちの次男は現在小学校5年生ですが、未だに挨拶ができていないと感じる時があります。次男に注意すると、「いつ挨拶をしたらいいか迷っている間に通り過ぎてしまうことがある」と言っていました。また「頭を下げて挨拶したよ!」と主張するときもあります。私としては、元気よく大きな声で挨拶をしてほしいものですが、コロナ禍では会釈の方が良いという教えもあるようです。こんな息子ですが、小学校では友達や先生方にもちゃんと挨拶はしているようですし、小学校生活はやっていけています。親の期待する挨拶はできていなくても、子どもの世界ではできているのだと思います。 思い返すと、次男が相談者さんのお子さんと同じ年頃のころ、次男も挨拶ができずそのことを私の母に相談したことがあります。そこで母からの返事は「あんたの小さい頃にそっくり!」でした。私の記憶では、自分はちゃんと挨拶をできるよい子、でしたが、母目線では違っていました。息子さんも、これから広がる息子さんの世界で、挨拶ができるようになっていくのではないでしょうか?子ども達はまだまだこれから経験を積み上げていく機会が何度となくあります。お互い長い目で見守っていきたいですね。

バスやお店での挨拶から練習してみました

うちの息子も挨拶が苦手だったので、お気持ちよくわかります。 知り合いのお子さんが元気に挨拶しているのを見ると、「こういう風に挨拶してくれたらなあ」などと思ったりしました。でも息子は内弁慶な性格で、私が促しても恥ずかしがってしまうので、まずは私がいろんな場面で挨拶する姿を見せることにしました。知り合いに会った時以外にも、お店やバスなどで「ごちそうさま」「ありがとうございました」などと一言声をかけてから出るようにしました。 すると小学生になったある日、バスを降りるときに息子が「ありがとうございました」と運転手さんに言っているのに気が付きました。飲食店でも出るときに「ごちそうさまでした」と言うようになっていました。小学校で加入したサッカーチームでは、バスを利用する時は「ありがとうございました」とみんなで言うようにしていたことも大きかったと思います。また、元々乗り物が好きだった息子は、運転手さんへの挨拶はしやすかったようです。それに運転手さんやお店の人は明るく返事を返してくれるので、挨拶のキャッチボールができるよい経験になりますよね。こんな感じで恥ずかしがり屋のお子さんには少しハードルを下げてみて、気軽にできそうなところからやってみたらいかがでしょうか。 少しでも「挨拶をかわすって気分がいいな」と感じてもらえたらいいですね。

モデルを見せたりほめたりしながら気長に見守ってみては

率直に言うと、私自身は心配いらないのではないかなと思いました。 なぜなら、挨拶ができないと小学校でやっていけなくなるほど困ることって何だろう?って考えましたが、特にないからです。希望的観測ですが「そのうちできるようになる」もしくは「やらざるを得ない状況になっていく」のではないでしょうか。保育園の子どもたちを見ていても自分から率先して気持ちよく挨拶できる子は稀です。それは、大人もです。そう考えると、もし仮に挨拶ができなくても本人なりの対応を少しずつ学んでいくのでは、と思います。そう考えた上で、これだけはしておきたいことが2つあります。それは、「してほしい挨拶をしてモデルを見せていくこと」「少しでも出来ていたら声をかけほめること」。暫くは、この2つをしながら気長に見守ってみてはいかがでしょうか。

挨拶できたときは「できたね!」と笑顔で伝えました

小学校に入学すれば挨拶する機会も増えるので、心配されるお気持ちわかります。わが家の小学校2年生の娘は、少し恥ずかしがり屋です。幼稚園の頃は、家族以外から話しかけられると、うつむいてしまうこともよくありました。そこで、まずは私がお手本を見せるようにしました。最初に私が挨拶をし、娘が黙っていたら「おはようございますって言えるかな?」とそっとささやきます。娘が小さな声でも「おはようございます」と挨拶できたときは、その後「挨拶できたね♪」とにっこりしながら伝えました。(もしできなくても、とくに注意はしませんでした)また、小学校の子どもたちが帰ってくるところに遭遇すると「ただいま帰りました!」と元気に言ってくれる子がいます。「おかえりなさい!」と子どもたちに返したあと、娘に「元気に挨拶してくれたね。あんな風に言ってくれると嬉しいよ」などと伝えていました。そのようなことを繰り返すうち、徐々に娘も挨拶できるようになってきましたよ。小学生になって1人で近所の友達の家に遊びに行った時、きちんと挨拶したようです。後からそのお家の人が「〇〇ちゃん、しっかり挨拶してくれて驚いたよ」と知らせてくれて嬉しく思い、娘にも伝えました。 「促されて挨拶してもOK」「挨拶できなくてもOK」という気持ちで、「さっきは挨拶できたね」「挨拶してくれたら気持ちいいよ」などと伝えていくと、少しずつ身についていくかもしれません。

まとめ

よく知らない人に挨拶をするのは、大人でもちょっと勇気がいるもの。子どもたちにとっては、なおさらドキドキすることかもしれませんね。でも、少しずつ挨拶をする経験を重ねていくことで、自分から挨拶できるようになることもあります。子どもの性格なども考慮しながら「乗り物が好きな子はバスの運転手さんに挨拶をする」など、練習していくのもよい方法ではないでしょうか。 気持ちのよい挨拶は、お互いの心を明るくしてくれます。「今の挨拶、元気よくていいね」など、挨拶されたら相手はどう感じるかも伝えながら、少しずつ挨拶を身につけていけるようサポートできるといいですね。