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兄弟を比べてしまい、同じように愛せない

上の子は小学校5年生。下の子は小学校3年生です。 どうしても上の子と下の子を比べてしまいます。下の子のほうが、素直でかわいく、かつ優秀なのです。 比べてはいけないというのはわかっているのですが、この気持ちをどうしても抑えられません。

自分の気持ちに率直に向き合おうとしているあなたは、素敵。

下のお子さんの方ばかり目がいってしまうようですが、これはある程度、仕方ないことだなと私も思います。 周りの友人を見ていても、「下の子が可愛い」あるいは「下の子に甘い」という人が多いようです。 これは、親の方に子育ての経験値が増えていることで、気持ちの余裕があるからかもしれませんね。
それに、下の子は上の子どもを見て成長するので、要領がいいところもありますよね。

ですから、表面に出てくることだけで、上のお子さんを判断してしまうのは、ちょっとかわいそうかもしれませんね。  でも、もしかしたら、上のお子さんも同じようにかわいいと思いたい…そんな願いがあるからこそ、質問されたのではないですか? 自分の気持ちに率直に向き合おうとしているあなたは、素敵だと思います。まず、そういうご自分にOKを出してください。

ほかの人に、お子さんのことがどう見えるか聞いてみては・・・

私は、比べたっていいと思います。ただ、それぞれの良いところを見つけてあげられたらいいですよね。
でも、自分の子どもとはいえ子どもそれぞれに気質があるので、相性というのはあると思います。

一人でそれをするのが難しければ、回りの人に聞いてみてもいいかもしれません。 例えばお父さんは、上のお子さんの事をどんな風にみていらっしゃいますか? もしかしたら、あなたの気付かないお子さんの素敵な一面をご存知かもしれません!

お子さんの、いいな!と思うところを書き出してみよう。

私も2学年違いの子どもがいますが、同じように子どもが小学生の時に、特にそういう気持ちを感じました。 だから、「比べてはいけないというのはわかっていても、気持ちを抑えられない」というお気持ちは、よくわかります。
下のお子さんの良い所は素直でかわいく、かつ優秀なところですね。 では、上のお子さんは、どんな良い所がありますか?

下のお子さんの良い所を見つけられるあなたなら、きっと上のお子さんの良いところも、見つけられることでしょう。 上のお子さんについて「好きだなあ~」「おっ、いいねえ~」と感じるところはどんなところですか? それを探してみてください。そして、それをできるだけたくさん書き出して、読んでみてください。 きっと下のお子さんとはまた違ったいいところがあるのではないかと思います。 新たな発見があるかもしれませんね。

気になるところを、あえてポジティブに言い換えてみると・・・

比べてはいけないとわかっているのに、どうしても抑えられないのですね。
上のお子さんの事を考えているからこそ、悩んでいらっしゃるのだと思います。

でも、「比べてはいけない」と思うと苦しくなるので、比べてもいいと私は思いますよ。 なぜなら、比べるという事は、上のお子さんの事も下のお子さんの事も考えているということですからね。

上のお子さんの気になるところはどこですか? お子さんの良いところを探す目を持つことは大事なのですが、それも難しければ、気になるところを書いて、それを反対言葉のようにあえてポジティブな表現に 置き換えてみてはどうでしょう。 作業のように淡々と書いてみるのです。

例えば、「ひねくれもの→思慮深い」「生意気→言葉で気持ちを説明することができる」といった具合です。 最初は、プラスに置き換えるのも難しいかもしれません。 でも、少しずつでもやっていくと言葉が見つかると思います。 そうなった時に上のお子さんに対する気持ちにもきっと変化があると思いますよ。

それぞれの違いを見つけるために、子どもとできるだけ話をしてみては。

親とはいえ人間ですもの。兄弟で比べてしまう、そんな気持ちは誰にでもあると思います。でもそれをそのままぶつけることはできませんね。 我が家は、男2人兄弟ですが、兄は弟に比べて野球の技術がはるかに上で、学力も勝っています。それは弟も認める所です。 しかし、弟は手先が兄より数段器用で、発想がとてもユニークな面をもっており、兄もその点は弟に一目置いています。

私は次男と話していると毎回色々な発見があります。考え方が前向きだったり、物事の捉え方がユニークだったり…それが全て彼らしさであり、素晴らしい一面だと思います。 兄とは、違うな…と比べる瞬間です。

上のお子さんと努めてお話をしてみたらいかがでしょうか。見た目ではわからなくても、話していると見えてくる事がたくさんあります。 兄弟それぞれのいい所を認め合い、みんなでいい影響を与え合って生きて行けるといいですね。

私も、同じことを思っていました。でもある日・・・

なんでもゆっくりな兄と、テキパキ片付ける妹。いけないと思いながら、いつからから兄には冷たい態度と言葉で接していました。 心の中では『なんでこれくらいできないの?もっとしっかりしてよ!やっぱりこの子はできないんだわ』と怒鳴り続けていました。 すると兄はますます私の言葉と反対の行動を取り、まさに悪循環のスパイラル。今思うと、鬼母でした。ある時、いつものように私と兄で戦争をしていました。

すると兄が、「ママはどうしていつも僕に怒るの?僕も妹みたいに、優しくしてほしいのに!」と、叫びました。 この言葉は、私の心に深く刺さりました。比べていけないと思いながら、知らないうちに妹と同じようになってほしいと願い、彼に冷たい言葉を浴びせていたのです。

その時、本当にひどいことをしたと後悔しました。それから私は、兄に対して妹と同じように優しく話しかけるようにしました。 そしてどんな小さなことでも頑張ったこと、出来たことを認めて褒めるよう心がけました。 それと同時に、「あなたをとても愛している、大好きだ」ということを口に出したり、抱きしめてあげたりと、態度でも表わすようにもしました。

すると嬉しい変化が起こりました。今までなら「もういやだ。やりたくない。」と叫んでいた兄が、「僕、頑張ってみる。」と言ってやる気を見せるようになったのです!
そして今、彼はとても自信に溢れて、いろんなことに取り組んでいます。

子どもは、母親の気持ちを敏感に感じ取ります。たぶんお子さんはあなたが下の子と比べていることを、知っているでしょう。 子どもは優しい母の言葉を待っています。もう一度、上のお子さんの中に眠っている可能性を信じてあげてください。 そしてあなたの中の、上のお子さんへの愛情も思い出してくださいね。

親が、「あるがままのあなたでいい」と認めること。それが、お子さんの生きる力になります。

自己肯定感という言葉をご存知ですか? 文字通り、自分を肯定する感情。よいところも困ったところもある自分を丸ごと受け入れる気持ち。 つまり自分を愛する気持ちです。

もし、自分のことを受け入れられず、自分をまったく愛することができないとしたら、その人は、生きることを否定してしまうかもしれません。 つまり、自己肯定感は命の根っこを支える感情なのです。では、子どもの自己肯定感をどうすれば育てることができるか。

それは、身近にいる大人が子どものことを愛することです。子どもにとって親はとても大きな存在です。 その親から愛されていると感じたときに、子どもの中に自己肯定感が芽生えます。自分のままでいいんだと知った子どもは、自信を持てるようになります。 そして、友達や周りの人のことも愛せるようになるのです。

あなた自身は、どんなときに愛されていると感じますか? これまでに、自分を認めてもらえたという経験はどんなことがありますか?
まず、お子さんのありのままを受け止めること。 そして、お子さんの良いところを見てみること。 そのための方法は、ハートフルコーチのメッセージの中にありましたね。 できることから始めてみましょう。