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小2男子、仲の良い友達ができるか心配

小2の息子がいます。入学した年はコロナの影響もあり、友達がたくさん出来ないまま2年生になりました。 このまま仲の良い友達ができないのではと心配です。

悩みを他の保護者と共有してみては?

新型コロナ感染拡大がもたらす生活への影響は、本当に大きくなってしまいましたね。初めて体験する状況に戸惑い、順応しながらもまだまだ不安を募らせている方は多いのではないでしょうか。さらに子ども達にとっての1年はきっと大人より長くて貴重で、だからこそコロナの影響が子どもの成長や将来にまで良くない方に及んでしまうのではないか、そんな風に考えてしまうのかもしれないですね。 同じ様な悩みを持つ親は、実は多いのではないかと感じます。みんな自分や子どもに関する悩みや不安を抱えながらも、それをあえて出さないように必死に前に進もうとしているのかもしれません。まずはその悩みを身近なところから打ち明けてみてはいかがでしょうか。例えば、今のクラスで連絡先を知っている方にメッセージを送ってみたり、または開催が限られているとは思いますが、たまに開催される保護者会などの会合で会える方などと共有してみたり。そうして共有することによって、もし同じ悩みを持っている方が見つかれば、それだけでお互いがホッとすることもあるかもしれませんし、どなたかが具体的な解決策を持っているかもしれません。

友達との付き合い方は様々

娘の学校は、毎年クラス替えがありました。次女は凄く仲良しになった子と離れることをとても嫌がりました。環境に馴染むのに時間がかかり、やっと慣れて仲良しさんができた頃にまたクラス替え…。一方長女は、親友というものは作らず、毎年のクラス替えにさほど抵抗もありませんでした。帰宅後や休みの日に、友達同士で遊ぶこともありましたが、家でのんびりしたり、「お母さんと買い物に行く!」と付いてきたり、彼女のペースで学校以外の時間を過ごしていました。さばさばしながらも、学校の様子を聞くと、それなりに楽しそうでしたので、私は「姉妹でも違うもんなんだなぁ…。」と思っていました。 友達の作り方、付き合い方は様々です。お母さんはお子さんの学校の様子を聞いて、その話の中にお子さんの孤独や寂しさを感じることがあれば、共感し、丁寧に聞き取り、「お友達できるといいねぇ」とエールを送ってください。もし特に感じなければ、そつなく学校生活を送れるタイプかもしれません。 家族との時間や、自分自身の時間、余暇の過ごし方など、学校生活以外にも楽しめる選択はたくさんあります。楽しめる選択がたくさんあるということは、とても幸せなことです。お子さんがいろいろな楽しみを見いだせるとよいですね。

友だちと一緒に過ごす場のサポートを

お子さんの小学校入学とコロナ禍が重なって心配されているのですね。私の身近にも入学して何か月も経つのに子どもが友達の名前を覚えていないと心配している親御さんがいらっしゃいました。みんなが同じような状況ではないでしょうか。親が小学生の頃と状況が違うと親自身が不安になりますね。もしかすると子どもは親が心配するより順応しているかもしれません。コロナ禍で以前のように友達同士で遊ぶことや学校の活動も制限されている中、心配でしたら、お子さんに友達と一緒にしたいと思う事がないか聞いてみるのはどうでしょう。例えば、習い事が同じ場合は一緒に行くようにするだけでも親しくなれそうですね。また、地域のイベントがあったら、一緒に出掛けられるように誘ってみるのも良いですね。誕生会を開くのはいかがでしょう。誕生会に招いたり招かれたりするのは子どもの距離が近くなるいいチャンスです。放課後もそうですが、長期の休みには家族ぐるみでお友達と交流する機会を持ってみませんか?親同士が親しくなれば、子ども同士もぐっと仲良くなれるかもしれません。そして親も安心ではないでしょうか。親子で友達作りの話をしてみませんか?

お子さんとの対話で心配を成長の楽しみに!

小学校入学時からコロナ禍を過ごされたお子さんやお母さんのお気持ちはいかばかりかとお察しします。特にお友だち関係は心配になりますね。その心配をお子さんの成長の楽しみにしてみませんか?1年生の時、2年生になってからを振り返ってみましょう。それぞれの学年でのお子さんの様子、お母さんに話した内容、お子さんと友達との想い出話などから、お子さんが何を大事に思っているのか、楽しいと思っているのかなどお子さんへの理解を深めます。 お母さんが思う「仲の良い友達」や「たくさんの友達」には、どのようなイメージを持っていますか?同時にお子さんはどう思っているのかを聴いてみましょう。その上で、次の学年ではどうしたいと思っているのか、そのためには何があったらいいのか、何をしたらいいのか、何ができるのか等、先の楽しみなどを親子で話してみてはいかがでしょう。 お子さんとの対話を通して、子どもの成長を楽しめますように!

その子の居心地の良さを大切に

コロナ禍でお子さんがクラスメイトと会う機会が減るなど、同じような心配をしている親御さんは多いことでしょう。娘が小1の時の私なら「放課後はよく私と公園に行きたがります。 このまま友達と一緒に遊ぶことができなくなるのではと心配です。」と相談していたと思います。コロナ禍でなくても、もともと友達と毎日遊ぶ子もいれば、時々しか遊ばない子もいます。 その子によって満足度が違うので、親の子ども時代とも当然違います。当時を振り返って娘が言うには「学校はいろいろな子がいて疲れた。家に帰ったらママとゆっくり過ごしたかった」とのこと。 成長するにつれて娘は娘なりの友達との付き合い方を身につけていき、私の心配はいつの間にか消えていきました。相談者さんの心配をどうか一人で抱え込まず、先生や周りの保護者に話してみてください。 そして、お子さんとおしゃべりしてみてください。お子さん自身がどんな風に感じているか、もしかするとお母さんが心配するほどではないかもしれません。 どういう状態であれば居心地が良いのか、聞き取ってそれをサポートしてあげられるといいですね。お子さんはまだ小学校低学年。 この先、たくさんの出会いが待っています。