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学校の話をまったくしようとしない

小学校2年生の男の子。学校の様子を知りたくて、いろいろ聞いてみますが、いつも「知らない」とか「わからない」とか、「ふつう」という答えしか返って来ません。 どうしたら、話をしてくれるようになるでしょう。

車の運転中など、いつもと違う場面を利用する

我が家は交通が不便なため、どこへ行くにも車で送り迎えをしていました。 習い事の行き帰りの、車中でのほんの短い時間ですが、その時には、子どもたちはいろいろなことを話してくれました。 私は車の運転席、子どもは後部座席で、お互いに顔を見合わせるわけではないという状態が、話しやすかったのだと思います。 自転車に乗る方だったら、自転車をこいでいる時でもいいかもしれませんね。 大人でも、正面から「さあ、話して」と言われても、なかなか話しにくいですよね。

日常とはちょっと違う場面を利用するなど、リラックスできる環境を整えると、話が出やすいということもあると思います。

自分が知りたいことではなく、子どもが話したいことを一生懸命聞く

私が心がけたのは、自分が知りたいと思う事よりも、その時子どもが話したいと思っていることをしゃべらせて、それを一生懸命聞くということです。 そのようにすると、子どもはたくさんしゃべりましたよ。 話しやすい雰囲気ができたらしめたもの。少しずつ知りたかったことを聞いてみたらどうでしょうか。

その上で、学校の情報など、どうしても知りたいことがあったら、お母さん自身が自分の友だちを増やすといいですよ。 特に女の子のお母さんは情報通です。女の子は男の子と違っておしゃべりな子が多いですから。いろいろな話を聞けると思います。

「お帰りなさい!」の後は、あえて何もいわないことで、かえって会話が始まることも

息子さんが何も話してくれないと、お悩みのようですね。かつての私も、同じ悩みを抱えていたので、その気持ちよくわかります。 以前の私は、子どもが帰ってくるなり、矢継ぎ早に質問していました。 しかし、しつこく聞けば聞くほど。子供は逃げてしまうのです。 子どもにしてみたら、「疲れて帰ってきたのに、少し休ませてよ」と思っていたようです。

そのことに気づいてから、息子が「ただいま」と帰ってきたら、「お帰りなさい」とだけ言って、後は黙って、あえて何も聞かないようにしました。 すると、不思議なことに、少し落ち着けば、今日の出来事などを話してくれるようになりました。 そして、それが、たとえ親には関心のない話題であっても、「へぇ~そうなの。」「そんなことがあったの。」「よかったね。」などの 合いの手を入れるつもりで聞いていると、たまたま親が知りたいことを話してくれることもありました。

親が自分のことを楽しそうに話していると、子どもも話をするようになりました。

私が意識していることは、まず、自分の話をすること。 例えば、その日の出来事、嬉しかったことや悲しかったこと、どんなことがあって、その時どんな気持ちだったかを、子どもたちに話します。 そのせいかは分かりませんが、我が家の食卓は、みんなで競い合ってのおしゃべりタイムになっています。 それが当たり前になると、自分も何かあったら話そうと思うのかもしれません。 お子さんに話をするようになって欲しいと思ったら、まず先に、お父さん・お母さんがいろいろな話をすることも、案外効果があります。

話題を広げるきっかけ作りも、工夫してみるといいですよ。 例えば、うちの場合には、ダイニングにパソコンがあり、そのスクリーンセーバーに、子どもたちの赤ちゃんのころの写真をランダムに流していたことがありました。 すると、それに反応して、「あのころ、こんなことがあったね~」「すごく楽しかったよ~」「可愛かったね~」「もちろん、今もね!」と、すごく、 話が盛り上がりました。ぜひ、試してみてください。

自分の気持ちを話す練習をしてみたら、少しずつ話ができるようになりました。

うちの息子も、幼稚園の頃からずっと、その日あったことを全く話さない子でした。 そこで、私は、彼が発する少ない情報に、聞き耳を立てるようになりました。 もちろん、あまりしつこくならないように気をつけて、サラリと相槌を打ったりしながらですが。

すると、息子の場合には、学校で嫌なことがあると私や妹に当たるということが、わかりました。 そこで、それを突破口にして、自分の気持ちを話す練習もしました。

例えば、「学校で、誰に何を言われたのか?」「その時どんな気持ちだったか?」「 自分はどうしたかったか?」「今度同じようなことがあったら、どうするか?」 などを、少しずつ、少しずつ聞いていったのです。 もちろん、すぐには変わりませんでしたが、四年生になった今、だいぶ癇癪を起こさないで、自分の考えを、自分の言葉で表現出きるようになってきました。 この過程を通して、私は、子どもはゆっくり、じっくり育っていくということを、学びました。

様子をよく観察すると、見えてくることもある

学校での様子や、そこで、息子さんが何を感じ、何をしているのか、聞きたいですよね。 そのお気持ち、よく、わかります。 うちも3歳上の姉がおしゃべりで、それを私も毎日楽しみに聞いていたので、余計、何も話さない息子のことが、気になりました。

何か嫌なことがあるから話さないのかなあ~と思ったこともありました。 でも、よく観察していれば、学校が楽しいかどうかはわかります。 例えば、元気がなかったり、友達と放課後の約束をしてこなかったりというような、普段と違う様子で、学校で何かあったかなと察することもできます。

しゃべらなかったうちの息子は、20歳をすぎた今もあまりしゃべらないです。

家で食事をしていて、他の家族がおしゃべりしていても、さっさと食べ終わり自室に戻ります。 ですが、学生生活を楽しんでいる様子は、様々なところから感じられます。 もちろん、「もっとしゃべって欲しいなあ」、とは思いますが、「この子はこういう子なんだなあ~」と今は思っています。 それでも、仲はいいですよ。

子どもは、親が知りたいタイミングで、知りたいことを話してなんかくれないもの

子どもが、学校のことをまったく話そうとしないので、学校の様子を知りたいという気持ちは、私にもありました。 しかし、3人の子どもを育てた経験から、子どもは親が知りたいことを知りたいタイミングでは答えてくれないものだということも学びました。 しかも、同じ働きかけをしても、子どもによって、反応も違います。

次男は、「おやつ食べる?」と声をかければ、おやつを食べながら、話をしてくれましたが、長男は、夕食時に皆で話している時に、ボソッと話をする程度です。 そんな長男は、どちらかというと、沈着冷静で感情の起伏があまりないので、できるだけ論理的に話すように心がけました。 あなたの息子さんは、どんなタイプですか? また、何を、どのようなタイミングで聞いていますか。その時、どのような聞き方をしていますか。 お子さんにとって、それが話しやすい状況なのか、一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

「話さない時は、特に親に話したい事がない時」ということも

我が家の次男のことをお話したいと思います。 次男は私が「今日、学校どうだった?」と聞くと、毎回「ふつう」と答える子です。 私は、正直、物足りないなと思って、あれこれ聞いてみたこともありました。 しかし、彼にとっては、その時の学校生活は、本当に「ふつう」だったから、そういう表現になっていたようでした。 その証拠に、その後、彼にとって、苦しいことが起こった時、何も話さなくてもその様子から「ふつう」でないことが、わかりました。

そこで、私は、黙っている息子に、「何か、困った事があったら言ってね。いつでも聞くよ。話せば心の整理にもなるし、一人で悩まないで話すんだよ」とだけ言って、 後は見守ることにしました。

それから数日して、息子は自分の思いをゆっくりと、自分の言葉で、時間をかけて話してくれました。 なぜなら、その時の彼にとっては、親に話す必要があったからです。 その後、状態が落ち着いてくると、また、毎日「ふつう」という答えが返ってくる日々が始まりました。 今度は私も、「ふつうが一番!!」と返しました。本当に、そう思えたからです。 この一連のでき事で悟ったのは、「話さない時は、特に親に話したい事がない時」なんだということです。

これは、うちの子どもの事例ですが、話をしてくれないということを、子どもを観察する絶好の機会ととらえたらどうでしょう。 その上で、お子さんには、こちらに聞く準備があること。いつでも応援団長だよ。ということを伝えておくことが大事ではないかと思います。

子どもに無理に話をさせなくても、できることはある。子どもが話やすい環境を作ることを心がけて。

「なぜ息子さんに話をさせたいのですか?それによって、あなたが手に入れたいことは何ですか?」 もしかしたら、お子さんの事が心配で、何かあったら守らなくてはと思っていらっしゃるのかもしれませんね。 だからこそ、「話してくれれば、学校の様子を知れば、自分にできることがある」という思いも持っていらっしゃるのではないでしょうか。 でも、話さない今でもサポートできていること、あるいは、できることだって、あるかもしれませんよね。 そのひとつが、コーチの回答にもあったように、お子さんの様子をよく観察して、本人には応援団であるということを、伝えるということです。

小学校低学年の男の子は、語彙も少なく、出来事を順序だてて説明するのは難しいかもしれません。 ですから、子どもから話をしてくれなくても、話を聞きたい!というモードを全開にしないで待つこと。 そして、例えば、一緒に遊んだり、何かを一緒にやりながら、楽しい雰囲気の中で、会話を増やすことから始めてみてはどうでしょう。 そして、例えあなたが思うような返事をしてくれなかったとしても、ふてくされず、いつもどおりの母でいる事です。