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乳幼児期学童期思春期ほか凸凹っ子

学習をうまくサポートできません

娘は小5です。 「勉強を教えて」と求められても上手くサポートできなません。今の勉強のやり方が、私の時代と変わり、タブレットが主流になっています。紙に書いて覚えるように勧めると、お母さんの時代とは違うと言われてしまいました。他にも計算の仕方や考え方や、使う道具が進化して、親がついていけません。 上手に子どもの勉強をサポートするにはどうした良いでしょうか。

同じ目線で寄り添う

お悩み、とてもよくわかります。今の学校ではデジタルツールが積極的に活用されており、親が戸惑うのも無理はありません。私も子どもに「先生と違う!」と言われ、険悪なムードになったことが何度もあります。 そこで、「一緒に勉強しよう」と子どもと教科書を見たり、パソコンの内容を一緒に確認したりしました。「こういうことなんだね」「これってどういう意味?」と同じ目線で学ぶと、子どもが私に説明をしてくれたり、「こうやるといいよ!」と教えてくれるようになりました。勉強のサポートは、「教えること」だけではありません。寄り添うことも、立派なサポートになります。相談者さんにも、新たなサポートのかたちが見つかるといいですね。

紙とICTのそれぞれの良さを一緒に探す

私は学習塾に勤務しておりますが、確かにタブレットなどのICT教育が進み、同じように悩まれている保護者の方も多いと実感しています。私は「それぞれの良いところをお子さんと一緒に考えてみてください」とお伝えしています。紙の良いところはどこまで読んだのかが分かることや、振り返りがすぐにできるところ、手を使って書くことで、覚えが良いこともあります。一方でタブレットは調べ物がすぐにできることや、データが保存できるのが良いところです。どちらが良い、悪いと決めつけるより、共存できるように話し合っても良いかもしれません。

大切なのは自分の頭で考える力

学習道具の目覚ましい進化に、私も戸惑っています。一方、『自分の頭で考える力』の大切さは、今も昔も変わりません。そして、考え方は幾通りあってもいいと思います。私は小学校で支援員をしています。縦3cm横3cm高さ2cmの直方体の体積を(3+3+3)+(3+3+3)=18と求めた子どもに「縦×横×高さで求めるよ。」と正してしまったことが今も悔やまれます。「おもしろいね。どのように考えたの?」と聞けば、意気揚々と教えてくれたことでしょう。「私ならこんな風に考えるけど、あなたは?」と、一つのたたき台として投げ掛けてみるのもいいかもしれませんね。道具は変わっても、一番大切な学習の目的は変わらないと思います。

根気強く取り組む姿勢を子どもに教える

昔とは勉強のやり方も変わって戸惑う気持ち、わかります。私も自分の子どもに対してどんなサポートが出来るのか、悩んでいるところです。私が子どもの頃、勉強につまずいた時には、母が一緒に教科書を広げて、その問題の答えやヒントを探してくれました。途中で投げ出したくなることもあったのですが、母が一緒に調べたり、考えてくれたおかげで、勉強のやり方がわかり、そのうち一人で解けるようになりました。私は母から、わからない問題でも根気強く取り組む姿勢も教わっていたのだと気づきました。勉強のやり方は、時代と共に変化していますが、勉強の本質には変わりはありません。そう考えると、勉強に取り組む姿勢を子どもに教えることも親が出来ることの一つだと思います。

ポイント

学校の授業ではプリントが各自のタブレットに飛んで来る。作文は生成AIで作らないよう注意喚起される。そんな時代になりました。技術の進歩は便利な世の中を提供してくれる一方で、取り残されたらどうなるのだろう、という漠然とした怖さも感じさせます。でも立ち止まって考えてみましょう。道具は目的を達成するための手段に過ぎないということ、その便利な道具に振り回されて、目的を見失わないよう、勉強の目的、本質にフォーカスする力を養う働きかけをするのもまた、親の大切な役割です。自分の頭で考えて、自分のものさしで判断し自分の進む道を選択する。そんな「幸せな子どもの自立」に軸足を置いて、親はドンと構える時なのかもしれません。
ハートフル子育てコーチング講座
ハートフルコミュニケーションが目指すのは「子どもの幸せな自立」です。 様々な学びから知識を得て、仲間とともに、自分の軸を育てることができます。