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忘れ物が多く困っている

小学1年生の男の子の母です。入学してから1年経つのに、いまだに忘れ物が多く困っています。 学校に持って行く物だけでなく、行く先々で帽子やカバンも忘れるしまつ。 ついつい親が口出しをしてしまい、任せきれずにいます。
親はどこまで口を出したらいいのでしょう?どうしたら忘れ物が無くなるのでしょう。

親の問題?子どもの問題?

忘れ物が多いとつい口を出してしまうお気持ち、良くわかります! でも、この忘れ物ですが、子どもの問題ですよね。うちの息子も2年生の頃は同じようでした。
ある日、私が気になって忘れ物を届けた事がありました。 子どもが喜んでくれると思ったのですが、「恥ずかしいから二度と届けないで」と言われて・・・余計な手出しを してはいけない事を子どもから学びました。 良く観察していると忘れ物をしたときは、他のクラスの友達に借りるなど、子どもなりに工夫しているようでした。 そして私(親)の問題は「周りから良く見られたい」と思う見栄でした。
ある時の保護者会で先生から「忘れ物が多いですね」と沢山の親の前で言われた事がありました。 嫌な思いをした事を息子に話すと「え~そうなんだ。でも、お母さんも忘れる事があるから一緒だね」と言われて、 「確かに」と思うと同時に、見栄を捨てる事ができました。 そして、私の気持ちを察した息子は、この一件から忘れ物が少なくなりました。
たまに忘れ物をしたときは、「お母さんと一緒だね」と声かけをします。 カエルの子はカエルと思えた事で、私自身が楽になりました。

一緒に忘れ物をしないアイデアを考えてみよう

確かに忘れ物が多いとお母さんが困りますよね…小学1年生なので、お母さんもついつい口出ししちゃいますよね。 でもまだ1年生ということで、まだまだカワイイところがあるはず。ここは感情をキーワードにしてはどうでしょうか。 例えば遊んだ場所に物を忘れた場合、「帽子くんが置いてきぼりで寂しがっているよ~。 お迎えに行ってあげないと!」や「カバンくん独りぼっちだから、悲しんでいるんじゃない?」と伝えるとか。
実際に私が子どものころ、そんな会話を母として、「ホントだ!」と言って取りに戻った記憶があります。 また、「せっかく買ったのに忘れたら、お母さんも悲しいな」とお母さんの気持ちも伝えてみるといいかも。 「忘れ物をしちゃダメ」と言うより、「お母さんも辛いな、悲しいな」とお母さん自身の気持ちをストレートに 言った方が、感情に伝わると思いますよ。
長々と伝えるよりは、1年生でも解りやすい感情をキーワードにするといいかも。忘れ物自体をゼロにするのは、 すぐには難しいかもしれませんが、その感情キーワードがお子さんに伝われば、わかってくれるはず! 普通に伝えても、子どもにとっては、どこ吹く風。別の言い方やアイデで伝えてみてはいかがですか?

肯定的な言葉がけを!

小学校生活も1年が経ち、忘れ物を無くしたい、持ち物に関して任せたいと、お子さんの成長を願っていらっしゃる お母さんの思いが伝わってきます。 焦らずに、低学年のうちに時間をかけて、お子さんにあった持ち物管理の方法をお子さんと一緒に考えられては いかがでしょう。
まずは、忘れずに出来ている時と忘れる時のお子さんの状況や、その時のお母さんのかけている言葉に目を向けられ、 必要なサポートは何かを考えてみるのはいかがでしょう? お子さんにとって、忘れることで手に入っているものもあるかもしれませんね。
以前、著名人で、自分のことを忘れ物名人だと言っている人が、自分では気づきにくいので常にサポートを 用意していると聞いたことがあります。
お子さんの場合は、徐々に任せていくためにも、今必要なサポートの一つに、肯定的な言葉がけもあるかと思います。 「○○しない」と言うと、否定的な○○へ意識がいくとも言われます。たとえば、「忘れない・忘れ物をしない」よりも 「いるものは持って行く、持って帰る」「帽子はいつも一緒」「カバンもいつも一緒」などの表現を多くするなど。
お子さんの成長に具体的なプラスメッセージ言葉・肯定表現を役立ててみられてはいかがでしょう。

子どもが自分で学ぶ過程を見守る覚悟を

お子様の忘れ物が多くて困っていらっしゃるお気持ち、よくわかります。我が家もそうでした。 そして母である私も忘れっぽいときたものです。なので、私も娘と一緒に考えました。
「どうしたら忘れ物をしないか?」と考えると、忘れ物をしてアタフタしてしまう場面ばかりが頭に浮かんでしまい、 良い考えが浮かばないので、「どうしたらその日必要な物を持って出掛けられるか?」を考えました。 そして、「前日からの準備と、余裕のある出発」が大事だよね、ということになり、翌日から一緒に連絡帳を見て、 準備して眠るようにしました。
あと、私は、忘れ物に気付くと、どうしてもなんとかしてあげたくなっちゃう性分ですので、娘が出かけるまでは サポートしますが、出かけてからは、もう覚悟を決めて、助けないようにしました。 娘から、何度も忘れ物や落とし物をしたと聞くたびに、「またか…」と思いながらも、なるべく感情的にならないよう、 突き放さないように気をつけ、同じ目線で(私も忘れっぽいので)、その痛い体験から一緒に学んでいこう! 忘れっぽいなりの工夫を一緒にしていこう!と覚悟を決めました。
だいぶ時間はかかりましたが、高校生になった今では、娘も、学びを生かし、大きな忘れ物も落とし物もせず、 暮らしております。

子どもは経験から自分自身で学んで行きます

忘れ物が多いと心配ですよね。このまま大人になったらどうしよう…なんて頭をよぎったりして。 でも、大丈夫。子どもは痛い思いや苦い経験を通じて、自分自身で学んでいきます。 我が家の三きょうだいは見事に三者三様の忘れ物の仕方をしていました。 性格も大きく影響するんだなぁと感じます。
長女はしっかり者ですが、小1、2年の完璧主義の担任の先生のもと更に鍛えられました。 でも、忘れ物をすると怒られるという切迫感で、毎晩翌日の支度をしながら緊張していたので、むしろ神経質に ならないよう一緒に忘れ物チェックしながら、楽しく会話することを習慣にしていました。
次男は忘れ物も紛失する物もとにかく多く、「また4次元空間に吸い込まれたみたいね」と言うことがしょっちゅう。 笑い飛ばさないと、こっちがやってられないほどの酷さでした。 彼の忘れ物、無くし物が減っていったのは、調理実習の材料を忘れて友達に迷惑をかけたり、提出物を忘れて 成績が下がったりと、痛い思いや苦い経験の積み重ねからです。 同じ事は繰り返さないよう工夫をするようになりました。
その子その子の性格を見極められる一番の存在は親です。 今の忘れ物をなくす事にやっきになるより、長い目で見て、多少のことには目をつぶり、この子には、 どうサポートしたら、学びの機会に出来るかを考える方が、楽しいかもしれませんよ。

子どもの問題と理解する。

忘れ物って、親の誰もが通る悩みのひとつですよね。口すっぱく言っても子どもたちは、どこ吹く風ですから。 親としては、まずは、子どもの問題と理解すること。 そして、失敗を通して、学ぶ場であると割り切って、覚悟を持って経験の過程を見守る。 この時必要となるのがコーチングの対話技術です。
失敗を学びに変えられる、そんなサポートの仕方が出来るとすてきですね。 ハートフルコーチ達の体験談、決して成功例ばかりではありませんが、何かひとつ真似てやってみてもらえると 嬉しいです。