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友だちの子どもと我が子を比較してしまい、苦しいです

小学4年生の男子の母です。仲良くしているママ友のお子さんと我が子を事あるごとに比較してしまい、苦しいです。 比べることが無意味だとは頭ではわかっているのですが、やめられません。
勉強の出来はもちろん、サッカー、足の速さまで気になり、お友達よりもテストの点数が悪かったり、勝負に負けてしまうと、我が子が劣っているように感じて、 息子にあたってしまいます。
そんな自分が嫌でたまりません。

友だち親子と少し距離を置いて客観的になってみる

自分の息子と周囲のお子さん、ついつい比較してしまう気持ちとてもよくわかります。 よくないと思っていても他の子と比べて自分の子はどうなのだろうと気になってしまいますよね。
小学生になると子どもたちも勉強や習い事、生活面でそれぞれ得手不得手がわかってきて、それが成績や勝ち負けなどで見えてくるので、なおさら気にかかってくるのだと思います。 そんな中で特に仲良くしているママ友のお子さんと比較してしまうとのことですが、これまで親しくしてきた関係が逆に負担になってしまうと、 お母さんも辛くなるし、その苦しい思いは息子さんにも伝わってしまうかもしれませんね。
ここは可能な範囲で少しママ友と距離を置いてみたらいかがでしょうか。毎日子育てをがんばっている中で、子どもの出来が母親である自分の評価にすりかわってしまうことが あると思います。 他の家との比較や他人からの評価ではなく、子どもを授かったときに「子育てで自分が何を大切にしたかったのか」ということを落ち着いて思い出すことは、 きっと心の整理になることと思います。
そして10年間息子さんを育ててきた自分のがんばりを素直に認めてあげられたら、目の前の息子さんのよいところにも目を向けられるようになるのではないでしょうか。

嫌だと思う自分も、まずは丸ごと受けとめよう

小学校中学年になると、勉強や運動など、あらゆる分野でそれぞれのお子さんの得意・不得意が見えてきて、親としては他のお子さんの得意が目につき、 ついつい比べて一喜一憂してしまいますね。
ですが、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。他のお子さんと息子さんとを比べて劣っていると感じたとして、それで息子さんの事が嫌いになりますか。 きっと嫌いにはならないと思います。一般的な目で見ると劣っていると感じられるところも、それは息子さんの個性のひとつ。 まずは、優っていることも劣っていることも含めて、息子さんのありのままを愛してみませんか。
それは、親であるあなた自身にも当てはまることではないでしょうか。完璧な親はいません。子どもを比べてしまう嫌な自分も、それもあなたです。 息子さんもご自身もまずは丸ごと受けとめてみませんか。
そうすれば、息子さんが劣っているように感じて嫌→比べてしまう自分が嫌→ついつい息子さんにあたる、というスパイラルが少しは解消されるのではないかと思います。

自分と向き合おう

「比べることは無意味」「やってはいけない」そう思えば思うほど、余計に苦しくなってきますよね。 私たちは何かをやめたいとき、「そう思わないようにしよう、考えないようにしよう」と自分に言い聞かせます。 でもそれはその感情に触れないようにしているだけで、無くなるわけではありません。 解決したいと思うなら、まずはそこから目を背けずに、自分と向き合ってみませんか?どうしてそうなるのか、なぜそう思うのか? 自分と向き合い、心の奥に隠されている感情に気づくことが大切です。
私も以前はついつい他の子と我が子を比べてしまうことがありました。 なんで自分はこうなんだろうと考えたとき、私が負けす嫌いで子どもにもそれを求めて、過剰な期待をかけているということに気づきました。 その時はそんな自分が嫌で落ち込みましたが、それからは他の子と比べそうになったとき、「私は悔しいけど、息子の様子はどう?」と自分の感情と息子を 切り離して考えられるようになりました。そうすることで我が子に「もっと」を求めたり、できない我が子にイライラすることが無くなりました。
自分の行動の根底にどんな感情が隠されているのかに気づき、自分と向き合うことで解決の糸口が見えてくると思います。

比べるなら、過去の子どもと

いけないと頭では分かっているものの、我が子をついつい他の子どもと比較してしまい自己嫌悪に陥る・・・少し前までの私と同じです。 この繰り返しから抜け出すためのスイッチの切り替え方法をご紹介します。比べる対象を他の子ではなく、過去の子どもにしてみるのです。 1年前のお子さんと比べてみてください。何ができるようになりましたか?
自分より小さい子の面倒をよく見るようになった、お手伝いを進んでやってくれるようになった、忘れ物が少なくなった、何だか大人びたことを言うようになった、 などなど、日常のちょっとしたことにお子さんの成長を感じられるはずです。その子はその子のなりのペースで成長していきます。 そして、体の成長と同じように、どこかでぐっと伸びる時期があります。
その時を信じて、先ずは1年前のお子さんと比べてみませんか?その成長の過程に注目してみてはいかがでしょうか?

自分の人生を生きよう

私たちは日常で大なり小なり他人と自分を比較して優越感に浸ったり、劣等感に苛まれたりを、無意識に心の中で繰り広げています。 それは本能なので、全くなくしてしまうことは難しいのかもしれません。
でも度が過ぎるとご自身だけでなく、お子さんをも苦しめます。常に誰かと比較されて育った子どもは、個性を否定され、 大人になった時に他人と比べることでしか幸福感を得られなくなってしまう可能性があります。
なぜ比べずにいられないのか。ご自分の心中をいま一度、見つめてみるいい機会です。そもそも人生は優劣の争いでも、勝ち負けの勝負ごとでもありません。 息子さんの評価を過剰に気にして落ち込んでしまうということは、厳しい言い方ですが、息子さんの評価で、ご自分を満足させようとしているのかもしれません。 当たり前ですが親と子どもの人生は違います。お母さんご自身の自信や満足感は、ご自分の頑張りで掴み、得るものなのです。
そこで提案です。お母さんも何か熱中できる趣味や、習い事を始めてみてはいかがでしょう。お仕事に復帰するのもいいと思います。息子さんが様々なことに熱中し、 頑張っているように、お母さんも何かにチャレンジして、未来の自分に投資してみることをお勧めします。 そこから得られる達成感や充実感は、自信や自己肯定感を育み、きっとかけがえのないものになると思います。

我が子は我が子。ありのままで素晴らしい。

親は果てしなく欲張りだな、とつくづく思います。
子どもの出来ていないところにばかり目がいき、他の子と比較してはもっといい成績、もっと頑張れ、もっともっとと言い続けます。 他人と比較し続ける限り、心休まる日は永遠に訪れないとわかっているにもかかわらず。
我が子の幸せを心から願うのなら、比較してしまう自分に気づいた瞬間に深呼吸。「この子は、この子」と割り切る努力をしましょう。
何はともあれ子どもたちがいまここに、元気に生きていることに感謝しつつ、「我が子は我が子、ありのままで素晴らしい存在」であることを忘れないでいたいですね。