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コミュニケーションがうまく取れない

小学校3年女の子ですが、習いごとなどの集まりや休日のイベントで他の女の子たちとうまくコミュニケーションが取れず、半泣きすることも。きっと学校でもみんなの輪に入れていないんじゃないかと思います。 コミュニケーションが取れるようにするには、親がどうサポートすればいいのでしょうか?

子どもが安心して自分の気持ちを話せる場をつくる

子ども同士のコミュニケーションが、うまく取れることを願うお母さんのお気持ち、お察しします。 小3の女のお子さんですと、まだ自分の想いを表現できず、また、どう表現すればいいか迷っているうちに置いてきぼりになる場合もあるかもしれませんね。 相手のことを思いやることのできる、優しいお子さんかもしれません。 大人には察してもらえても、子ども同士ではそうはいかずに悔しかったり、辛かったりが半泣き状態になっていることもあるかもしれませんね。 そんな場合は、まずは、子どもに寄り添う・その気持ちを考えてみる・その気持ちを受け取るなど、子どもが安心して言葉にできるような場づくりをするのはいかがでしょう。 「悔しかったね、辛かったね、・・・したかったんだね」など、気持ちや状況を受け止めていることを伝え、お母さんにして欲しいことや、本当はどうしたかったのかなどを聴いてみることもいいかもしれません。 また、お子さんの様子をよく観察し、必要であれば、自分の思いを表現できるトレーニングに親子で参加してみることも役立つかもしれません。 日々の生活では、お子さんの気持ちをしっかり受け止め、子どもの力を信じる。 相手の気持ちを大切にしながら自分の気持ちも伝えるコミュニケーションを、親子の会話でも意識されることをお薦めします。 大人にとっても自分も相手も大切にできるコミュニケーションは素敵ですね。そうありたいものです。今回そのことに気づかれた良いチャンス!是非、活かされますように!

子どもに向き合って感情を受け止めて聞いてあげることでどうしたら良いかを自分自身で考えることができる

子どもの悲しそうな場面を目の当たりにすると心配になってしまいますよね。 私の娘も同じでした。 私の経験ですが、子どもと向き合って感情を受け止め聞いてあげる事で娘が相手の気持ちに気づけた事。そして、そこから少しずつお友達の輪が広がって行った時のお話しをします。 今では社会人になった娘の小3の頃の事です。 子ども会のイベントで輪に入れずポツンと1人になっている姿が気になっていました。 悩みを先輩ママに打ち明け聞いて貰えた事で、私自身が気づいた事がありました。それは、娘の話を私が聴くことが出来ていなかったこと。聴いているふりをしていた事です。娘の悲しい姿を受け止める事が辛く、現実から逃げていたのです。現状を変えたかった私は2つのポイントに気を付けて娘の話を聞く事を心がけました。1.娘が話をしてくれた時は一旦私の用事をやめて目をみてきちんと向き合う。2.感情を受け止めながら話を聞く。すると、びっくりする事がありました。娘が最後まで自分の想いを話すことが出来たのです。そして、「なんかスッキリした~」とか、相手の気持ちに気づいた時は「明日謝らなきゃ」という言葉が出てきました。私があの時勇気を持てたこと、本当に良かったと思っています。 それと、嬉しいことに、娘はあの頃からの友達と今でも友達付き合いが続いています。

人間関係を学ぶチャンス!自分自身の考えを大事にしながら、友達との関係もうまくいく方法を経験から学べるようサポートをする

大人になっても、円滑なコミュニケーションを築くことは容易ではありませんよね。 特に女子のコミュニケーション、そして小3の頃は、思春期突入期ですから、余計一筋縄ではいかないこともあるかもしれません。 私の次女が苦労してきた姿を見てきて気づいたことが、参考になればと思います。 コミュニケーションが苦手…ちょっと抽象的なのでもう少し詳しく、お子様の苦手なところは?そしてお子様の本当にしたいことは何?を明らかにするために、話を聞いてみてはいかがでしょう。案外、苦手だから、交わりたくないって気持ちがあるのかもしれませんよ。でもきっと、孤立はしたくないと思う気持ちもあると思うのです。親として我が子に望むのは、自立であって、孤立ではないですよね? いろんな子と接して、友達との関係でたくさん悩んで、自分の力で解決して、それぞれの友達との距離を掴んでいく。 この距離をつかめれば、「孤立」ではなく「自立」になるのだと、苦労してきた次女の姿を見て思います。ですので、親は、つらければいつでも話を聞くよ、というスタンスで、じっと我慢して見守ることです。 「友達との関係を大切にしながら、自分の考えも大切にする」という、お子様にとって、一生の宝物になるコミュニケーションの基盤を作れるよう、親は一歩下がって、子どもをサポートできたら素敵だな、と思います。

親が練習相手になってあげる。評価ではなくアイメッセージを心がけて

娘さんにそのようなことを言われると親御さんとしては辛いですね。そこで親御さんとして何ができるのか。 娘さんができるように、色々なパターンを考えて、ロールプレイングをするのはいかがでしょうか。お母さんが娘さんの友達役になって、お子さんの声掛けの練習をする、という具合です。 「じゃあ友達に話しかけられるように、お母さんと練習しようか!」と明るく言うのがいいかもしれませんね。  例えば習い事であれば、「入り口はこうで…他の女の子は何人いて…大体こういう風に座っていて…」などで場面づくりから入って、次にどういう友達かをじっくり聞いて、その友達がどのようなことを言うのかを共有する。それからロールプレイングの始まり。娘さんに「一緒に遊ぼう」「何しているの?」などと声をかけてもらい、その反応をお母さんはできる限り友達の役に徹して、言ってみる。 実際に身体を動かしてやってみることで娘さんの感情や本心が見えてくるかもしれません。 この時、よく出来たなど評価するのではなく、「お母さんは一緒に遊びたいって気持ちになったよ」とアイメッセージで伝えてみてください。そうすれば、きっとお子さんも、話すことが上手い下手ではなく、相手がどう受け取るかが大切だという事に気付き、安心して実践できるはず。もしかしたら、娘さんは自信が無いのかもしれませんので、少しずつお母さんから「受け取った気持ち」を伝えて自信を持ってもらいましょう。

個性と受け止めることも大切。きっと必要になったとき出来るようになる

社交的な長女や次男に比べて長男はとても内向的で口数が少なく、周りが賑やかになっても、気を散らす事もなく静かに1人座っている子でした。学校から帰ると家で静かに本を読んでいて、家に友達を呼んだ事もありません。 もしかして、この子は友達を作ることが出来ないのかな?コミュニケーション取れないのかな?深刻ではありませんが、心配していました。そして、本人の気持ちを聞いてみたのは小学2年の時でした。本人はサラリとひと言「なんでそんなこと聞くの?ぼく全然困ってないんだけど」…え?!友達とワイワイ遊ぶことの方が楽しいはずだよね。え?!そうじゃないの?!びっくりしました。私にはない価値観だったので。 その後、担任の先生が変わるたびに面談で、本人を前に、もう少し積極的に発言したり、お友達と遊んだりさせた方が良いのでは?と言われるのですが、「本人がしたいように任せます。これがこの子らしさなのでご心配なく」と言い続けて来ました。 今年、高校2年生になった彼の学校の文化祭に行き、彼の所属する化学部を覗いたら、白衣を着た息子がたくさんの後輩や友達に囲まれて、 楽しそうに会話をして居ました。 得意分野では弁達者な事実か判明。おかげさまで、本当に好きな事にだけ、真っ直ぐ、我が道を行く子に育ったようです。 私はそれでよかったと思っています。

安心できる場が必要

お子さんの思いをじっくりと聴いて引きだしてあげるときなのかもしれません。そんな時コーチングのスキルが効果的に活かせます。 忙しい手をちょっと止めてみてください。お子さんの声に耳を傾け、受け止め、思いを引き出せたら、お子さんは自分で解決できる力を持っているはずです。 何より、自分の思いをさらけ出すには、安心できる場が必要。親はその場を提供し、見守ることができたら素敵ですね。