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ゲームばかりで外で遊ばない

小4男子。去年の誕生日にゲームを買ってもらってからゲームにはまり、放課後帰ってくるとずーっとゲームばかり。 外で遊ぼうと友達に誘われても、ひとり家でゲームをしているようで、体型もぽっちゃりしてきました。親としては外で思いっきり遊んでほしいのですが…。

共感してから心配な気持ちを伝える

親の思い通りにならないとがっかりしますよね。我が家の息子もゲームにはまっていた時期に友達の誘いを断る事がありました。 心配だったので仕事を早退して話をする時間を作りました。 お菓子をつまみながら「いつもやっているゲーム何が楽しいの?」って聞いてみると、目をキラキラさせて沢山教えてくれました。 「それは楽しいね」と共感した後に「お母さん1つ心配な事があるので聞いても良いかな?」と言うと「いいよ」という返事。 「お友達が誘ってくれても行かない時があるじゃない?何かあったのかな?」と聞いてみると、 「その子の家が遠くて待ち合わせしてもちょっとしか遊べないからやめただけだよ」 「時間があるときは遊んでるから心配しないで」と言われて「ホッと」しました。 その後も学校の話をしてくれて、息子は息子なりに考えて選択している事もわかりました。 ゲームばかりしていて何も考えていないと思い込んでいた自分が恥ずかしくなったのと、息子と話す時間をとっていなかった 自分を反省しました。 仕事を早退した事で私自身も余裕があり、ゆったりとした気持ちだったのも良かったと思います。 心配な気持ちを抱えているだけでは何も変わらないと思います。 勇気をもって今の心配を聞いてみませんか?

自分自身に問いかけてみる

子どもがゲームに夢中になると親としては楽しんでいる姿より気になる事の方が多くなるように思います。 我が家の息子も小4の頃はゲームに夢中。友達ともゲームばかりでもっと外遊びを楽しめばいいのにと思っていました。 ゲームをしている息子は画面に集中していて私が話しかけても曖昧な返事ばかり。 そんな息子の態度にイライラしていました。 目が悪くなる、宿題が進まないなどネガティブな事ばかり考えていました。 小さい頃は本を読んだり、プラモデルを作ったり、ルービックキューブなどコツコツ一人で楽しんでいました。 その時私は心配することはありませんでした。 どうしてゲームをしている姿をみるとイライラしてしまうのか、なぜ他の遊びはよくてゲームはダメなのか、 その違いが何なのかを、自分に問いかけてみました。 ゲームはやり始めるとなかなか終了できない、部屋に籠もってしまう、など色々ありましたが、一番の原因はあまりにも 集中しすぎて、中毒のように長時間のめりこむことでした。 お友達のお母さんと話したり、子育て本を読んだりする中で、ゲームをする時間を決めるというアドバイスを見つけました。 ゲームをする時間を守れば私の心配は解消されるのでは無いか、イライラが減るのでは無いかと考えました。 息子が毎日どれくらいゲームをするのかを観察し、話が一方的にならないように息子と話し合って時間を1時間に設定をしました。 ゲームをする事は禁止しないけど、やる時間は決めようと話しあったのです。 ゲームをする時間を決めた事で私のイライラも改善してきました。 是非自分自身に問いかけてみてください。「私が一番気になっている事は何?」と。

家族みんなが守れるルールを作る

我が家も息子が6年生の時にゲームにはまって毎日たくさんの時間を費やすようになりました。 前に作っていたルールがうやむやになっていたので、もう一度我が家のルールを一緒に考えることにしました。 これなら守れそうという内容にすることと、守れなかった時のことも考えることにしました。 そして他の家族もスマホを使う時間がかなり多くなっていたので、みんなでゲーム、携帯の類を使わない時間を意識的に 作ることにしました。 ・20時から22時は例外以外、携帯等を使わない。 ・小学生は10時までに、中学生は11時までに(なるべく)寝る。 ・ゲームの1日の使用時間は1時間程度にする。 の3つになりました。 そして、約束が守れなかった時はゲーム機を預かることにしました。 実際にやってみると、家族みんなが、やらない時間が習慣になって、自然と他のことをする時間になりました。 また約束を守らなかった時に、口うるさく注意せずに、静かに毅然とした態度を見せることで本気であることを伝えることが できました。 それぞれのおうちで大切に思っていることは違うと思いますので、お子さんと一緒に我が家のルールを作ってみては いかがでしょうか。

ゲームとの付き合い方をお子さん自身が学ぶと信じてみる

ゲームは今の時代、子どもにとってはもはや欠かせない遊び道具と言えるかもしれませんね。 プログラミングが学習要領の一環に取り組まれるようになる時代において、子ども同士の遊び方やコミュニケーションの仕方、 同時にこれから必要になる能力は、一昔前の時代を生きた親では想像できないものかもしれません。 とはいえ、友達がいなくなるのではとか、運動不足になってしまうのではとか、ゲームにはまっている子どもの姿を 目の当たりにして親の心配は尽きないですよね。 親が心配なことはたくさんありますが、最近のゲームは、親がアプリから子どもの遊びを管理できるいろいろな機能が 発達してきています。まずは、「一日最大●時間までの使用にする」とか「インターネット接続は家のWi-fiでしかできない」など、 ゲームアプリの設定機能をうまく使ってみましょう。 我が家の場合、小5の息子の使用に際して最初は平日1時間使用と設定、1回30分を守る事と約束していたのですが、 しばらくたつと息子の方から「1日45分設定の方が、リズムがうまく回るから短くして」と使用時間短縮を希望されました。 これは一例ですが、守らないといけないルールの中での上手なゲームとの付き合い方を、きっとお子さん自身が学んでいくと 信じて見守ってみてはいかがでしょうか。

一緒に遊べること探してみませんか

確かに心配になりますよね…。ゲームやスマホにハマってしまうと、色々と心配ごとが増えてきますね。 目が悪くなる・内気になるなど。 外で遊んでほしいのであれば、今一度外で遊ぶことが気持ちいいものだと体感してもらいませんか? 休日には川や海などに行ってもいいですし、今の時期なら潮干狩りもいいですよね。 川や森で楽しめるアクティビティも充実しているので、お母さん・お父さんと一緒に楽しむと共通の話題が増えて楽しくなるかも。 川の水が思ったより冷たい、空気が澄んでいる、珍しい昆虫がいた、そろそろ暑くなってきた…など自然や四季に触れることで 外で遊ぶことが良いものと伝えてみましょう。 私自身も子どもの時に、ゲームにはまっていましたが、潮干狩りや海に連れてってもらって、面白い体験をしました。 珍しい模様の貝を発見したり、大きな浮き輪を借りて海に浮かんでみたり、川沿いで暑い中バーベキューしたり…と大人に なった今でも思い出せます。その結果かどうかわかりませんが、今では休日は家にいるより外に出ることの方が多いです。 親御さんが一緒に外に出て楽しむことができれば、きっとお子さんも楽しくなるはず!これからの季節、できそうなことを 探してみませんか?

まとめ

お母さんにとって将来のことを考えると悩みはつきませんよね。 ご自身が一番心配していることが何かを見つけ、お母さん自身がその心配と向き合って、そしてきちんと伝えれば、 きっとお子さんもわかってくれるはず。 自分やお子さんを見つめなおす良いチャンスと捉えてみましょう。