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小1女子、クラスが学級崩壊気味

小1女子の母です。クラスに、行動に落ち着きがなく手が出やすい男の子が数人いて、雰囲気がよくありません。 宿題の提出などもしっかり指導が行き届いておらず、何日間も娘の未提出の宿題プリントがランドセルに残っています。 授業中に立ち歩くなど学級崩壊に近い状況が起こりかけているようです。勉強の進行にも影響がありそうで、心配です。

担任の先生との協力体制を作る

クラスが荒れる状態になることは、今やどこの学校でも起こりうる問題となっています。 ご相談のように、クラスに問題を抱えた子どもが数人いて担任の先生1人の力ではなかなか解決できないことも多いと聞きます。 状況を改善しようと誰よりも担任の先生が必死に努力されているとは思いますが、そのままにしておいて良いとは思えません。 同じように心配しているクラスのママ友がいれば、情報を交換しあったりして、一度心配な気持ちを担任の先生にお話ししてみてはどうでしょうか。 「子どもは、このように話していますが、どうでしょうか?」と確認して、本当にその状況であるなら、「何か私たちにお手伝いできることはないでしょうか?」と伝える。 そうすることで、こちらの心配している気持ちもを伝えることができますし、先生の大きな力にもなることもできると思います。 お話しする際に気をつけたいのは、私たち一人一人が違うように、先生も経験の数が違く、考え方もそれぞれだと理解しておくことだと思います。 子どものために良くしたいと思っている共通の思いを大事にできれば少しずつでも良い方向に向かっていけると思います。

子どもにできることを共有する

大切なお子さんが多くの時間を過ごす学校が荒れ気味だと知ると、それは心配になりますよね。 ましてや、小学校1年生という新しい環境が始まったばかりの幼い年次だと不安もひとしおだと思います。 小学校になると、それまで先生に守られるように過ごしていた幼稚園や保育園とは違って、大人数の中で子どもが自分自身で考え行動することが求められる環境に変わりますね。 私の下の娘もちょうど小学校1年生で、娘がやっていけるのか入学時に心配しました。 すると学校の校長先生が「お子さんに自分ひとりでの行動が求められるというのは、それができる年齢だということですよ。」と言われ納得と共にかなりほっとしました。 今回の学校崩壊気味だというケースも、子どもがそういった混乱を乗り超えられる時期にやってきたチャレンジだと考えて、まずはお子さんを信じて見守ってみませんか。 大事な始まりの1年生ですが、逆にいうとまだまだリカバリーが効く5年間が残っている1年生です。 お子さんが自分で考え行動することでいろんなことを乗り越えていく6年間を、すこし長い目で見て伴走しましょう。 ただし、お子さんに過剰なストレスがかかっていないか、荒れる原因になっているクラスメイトに怪我を負わされていないか等、毎日お子さんの話をじっくり聞き、観察をしましょう。 必要によっては、学校に報告する体制もとっておくことも必要だと思います。

親同士で具体的な話をする

それは心配ですよね。我が家の息子も小3の時、学級は崩壊気味でした。 その時の話をします。 2学期が始まり最初の保護者会の時に担任の先生から「授業が騒がしく、立ち歩く子がいて困っている」と話がありました。 子どもからも授業中うるさいという話を聞いている保護者が多かった事もあり、何か手伝えることはないかと訊ねました。 先生からは「授業を見に来て欲しい」と要望を頂いたので、仕事をしている親が多い中でしたが、みんなが少しずつ都合を付けて交代で行ました。確かに教室はうるさかったです。 私達はみんなが心配で来たことや、静かに授業が出来るようになるまで来ることを子ども達に伝えました。 すぐに静かにはなりませんでしたが、立ち歩く子に声を掛けたり、騒いでいる子の肩を撫でたり話を聞いたりしたことで、まず先生が落ち着いて来ました。 先生が落ち着くと子ども達も徐々に静かになって、お手伝いは終了しました。その間、家庭では息子の話をよく聞くことを心がけました。 心がけていると、今まで聞いているようで聞いていなかったことにも気づけました。 そして、この事がきっかけで親同士も仲良くなれました。

大人たちが結束して見守る

話は聞くと大変だなと思いますが、わが子が当事者であると心配で不安になりますよね。 小学校一年生でクラスが落ち着かないというのは、多くの学校で起こっていることのようです。1年生というのはそんなものかもしれません。そういう見方も大切です。 親が「困った、困った」と不安がると、それが子どもに伝わってしまいます。お子さんが元気に通っているのであれば、まずは親も大きく構えて、様子を見守りましょう。 担任の先生も事態を懸命に考えていると思いますが、担任の先生以外の先生にも相談してみてはいかがでしょうか。 学校によって運営方法は異なりますし、他の先生はお子さんのクラス状況を詳しくは知らないというケースもあります。まずは教務主任・学年主任などの先生とも相談してみるのはいかがでしょうか。 ご自身のみで難しそうであれば、同じく悩んでいるママ友やご主人と一緒でもありです。その時は電話でお伝えするよりかは直接学校に行ったほうが、色々と伝わりやすいですよね。 学級崩壊は担任の先生だけの問題ではなく、学校全体で取り組む問題です。クラス担任、学年主任、校長先生、親たちが結束して情報交換しクラスを見守りましょう。 そして、お子さんの話をよく聞くように心がけてください。 子どもたちは成長します。2年に進級し担任が変わったら、急にクラスが落ち着いたという話もよく聞きます。

まとめ

一旦学級崩壊気味になってしまうと、担任の先生のお力だけで立て直すことは難しい時もあります。 その時はおひとりで考えずに周りに相談やできることを考えてみましょう。担任の先生、他の先生、ママ友、家族など。 きっと解決したいと思う人がいるはずです。大人たちの結束が重要です。