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何かにつけて義父が子育てに口を出して来ます

小5女児。何かにつけて義父が子育てに口を出して来ます。 先日も「今の時代は英語が話せるようにならないといけない。だから英語教室に通った方が良い」と言ってきました。 孫が可愛いのはわかるのですが、娘はやりたくないと言っています。 気難しいタイプなのでどう対応したら良いか考えてしまいます。

義父の気持ちを汲み取る

そうですよね。どうしたら良いか考えてしまうお気持ちわかります。
私は義父との関わりについて後悔した事があったのでその時のお話をします。 我が家は娘が小学生の頃、月に2回義父の家に遊びに行っていました。 その頃義父は、俳句の中にお気に入りがあると「この言葉は凄く良いから覚えた方が良い」と行くたびにニコニコしながら娘に話をします。 娘は「え~何それ?」と無視することが何度か続いたある日、娘は怒ってしまいました。 義父に「おじいちゃん。そうやって自分が良いと思う事を押し付けるのやめて欲しい」と。義父はハッとした様子で「あ~そうか、そうか」と言いながら、苦笑いして解ってくれました。 それ以降押し付ける事は無くなりました。先日、義父が亡くなりこの日の事を思い出しました。 あの時は2人に任せて私は介入しませんでしたが、義父も良しと思って言った事に対して何のフォローの言葉をしなかった事に気づきました。 もし、あの日に戻れるなら「いつも娘がより良くなるよう考えてくれてありがとう」と言いたいなと思いました。

気遣いながらも親の意見を伝える

身内の方から何かにつけて口を出されると、放っておくわけにもいかず、困りますよね。まして気難しいタイプの方であれば、気も使われる事と思います。 まずは「心配してくれてありがとうございます。相談してみますね。」と気持ちを受け取ってみてはどうでしょうか。 意見を聞いてもらえたと実感できれば、少し落ち着かれるのではないかと思います。 子育てに関して言えば、他の人たちの意見は参考にするけれども、最後に決めるのは、親である自分たち、そして本人である娘さんである、と心の中でしっかり思っていれば、 少し余裕を持って接することができるのではないかと思います。 そうは言っても、意見が違うことを相手に伝えることは、気の重い作業ですよね。でも自分なりの伝え方ができれば、これからの自信に繋がると思います。
私の場合は、まずは子どもの今頑張っていることや興味を持っていることを伝えてから、子どもの気持ちや親の気持ちを伝えるという風にしています。 相手を思いやりながらも自分たちの意見を言える親の姿を見て、お子さんも自然と学ぶことが多いのではないかと思います。

子どもの意見を尊重する

自身の価値観で子育てに意見を言う親、特に義父母と、自分の意志を尊重させてあげたい子どもの間に立つのは、とても難しいですね。 特に親が気難しいタイプということであれば、尚更気が重いことでしょう。 しかし、子どもの習い事というのは、支払いについては親の問題ですが、やるかやらないかは子どもの問題ではないでしょうか。 そこで、子どもの問題として娘さん自身に受け止めてもらうことにし、勧める義父と娘さんで直接話してもらうというのはいかがでしょう。 ただし、間に立つ身としては、事前に両者のコンディションが整うようにお膳立てはしておきましょう。
例えば、事前に別々に時間をとって、まずはそれぞれの考えをしっかり聞き、相手が自分の思いを受け止めてもらったという気持ちになるまで聞き取る。 そしてその内容を、全てではないものの、相手に「おじいちゃんはこういう風にあなたのことを考えてくれての事みたいよ。」 「娘は単にやりたくないと言っているのではなく、こういう希望があるみたいです。」と、相手を思う気持ちが伝わるような要点をインプットしておきましょう。 一見、両者に平等なバランス配分には見えますが、それでも最後は娘さん側に立ってサポートするということを忘れず、またそれを娘さんに伝えておくことも大切ですね。

ご主人と折り合いをつける

確かに折り合いをつけるのは大変ですね。娘さんと義父のバランスを取ったり、どちらかに偏ったりするのも中々難しいですよね。 中々ストレートに伝えることは気が重いと思いますので、ここはご主人の力を借りてみてはいかがでしょうか。 ご主人に今までの経緯と娘さんの気持ちを伝えるのはもちろん、ご主人としてはどう思っているのかを聞いてみましょう。 これから小6、中学生になるにあたり習い事をどのようにするのかを金銭面や送迎、本人の負担も考慮できる一番のパートナーだと思います。
次第に夜遅くなることも今後はあり得ると思います。 腰を据えてじっくり話し合って、夫婦間・家族間で決めたことをご主人から義父に伝えてもらうというものです。 ただしご主人にお願いするときは「あなたの力を借りたい」「頼りにしている」など労いの言葉も忘れずに言ってくださいね。 一肌脱ぐ側としては、やはり労いの言葉は嬉しいものです。 第三者や人の力を借りると、思っていたよりもスムーズに物事を解決できることもありますよ。

まとめ

相手がどのように思っているのかを考えて、視点を変えてみると新たな発見があるかも。また親の軸は何なのかなど振り返る良いチャンスだと思います。 気持ちを汲み取ったり、どう思っているのかを考えてみたりするのはとても大切なことです。