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過去の事をいつまでも愚痴ります

小4男子の母です。息子は過去の嫌なことを、いつまでも愚痴ってきます。楽しいこともたくさんあるのに小さな事を、あの時こんなことがあってムカつくんだよ。 と、とにかくいろんな嫌なことを何度も持ち出してきては愚痴愚痴と言われ、うんざりしてしまいます。同調するとその時はスッキリするようですが、また何かあると繰り返します。 どうすれば、ポジティブ思考で、嬉しい事楽しい事を先に思いつくようになるでしょうか?

葛藤を見守る

子どもがいつまでもネガティブな気持ちでいると、たまらなくなりますよね。それは、息子さんとしっかり向き合っておられるがゆえのこと。よく頑張っておられると思います。 一方、息子さんがそのネガティブな気持ちを吐き出す相手は誰でもいいわけではなく、信頼するお母さんだからこそではないでしょうか。 過去の出来事の愚痴を言いながら、自分のこの気持ちをなんとかしようと葛藤中なのかもしれませんね。 「子どもは葛藤のプロセスで自律を学ぶ」と聞いたことがあります。 相談者さんのように話を聴いてあげることは、息子さんが頭や心を整理して自ら問題解決するための作業台になるようなもので、大切なサポートだと思います。 気質によって、ケロッと葛藤を終わらせる子もいれば、長く葛藤を繰り返す子もいます。一見、前者の子が羨ましく思えますが、どちらにも良さがあり、後者の子は、自分のネガティブな気持ちから逃げないため、 人の痛みにも深く寄り添うことができるように思います。 息子さんが愚痴りだしたら、息子さんのおでこに「葛藤中」のテロップが流れていると想像してみてください。お母さんのしんどさも少しやわらぎませんか? 葛藤を見守ってもらえることで、息子さんも安心して、次の一歩を踏み出す準備ができるのではないかなと思います。

同調からコーチングで対話を楽しむチャンスに!

小4の息子さんがお母さんを頼りに愚痴れるのは、これまで話しやすい関係を作ってこられたからですね。 微笑ましく感じますが、何度も持ち出されると、親としてはポジティブ思考をして欲しいと願うのもよくわかります。 現状をふり返り、対応を一緒に考えてみましょう。 まず、息子さんが、過去の嫌なことを何度もお母さんに話すのはなぜか?何を手にいれているのか?等ふり返ります。 例えば、安心したい、お母さんの助けが欲しい、今後への不安、等々、思いつくまま書き出すこともできますね。 息子さんに聞くことが、彼の思いを整理するのにも役立つでしょう。 息子さんの愚痴を「そうなんだ」「本当に嫌だったんだね」等と受けとめた後に、「〇〇くんは、その嫌なことから何が学べた?」「どうなっていたら良かった?」「これからはどうしたい?」等、 ポジティブに考えられるための問いかけします。 そうすることで、息子さんも愚痴ってスッキリした後に、先のことを考える楽しみを手に入れられると思います。 経験から学べたことや今後に活かせることを、一緒に考える機会にすることで、息子さんも愚痴を繰り返すより、前をみることへの気付きに繋がるのではないでしょうか。 ゆっくり時間をとって、傾聴と共感、お母さんからの優しい問いかけで、息子さんのペースでの対話を楽しまれますように!

いつもと違う考え方を引き出してみる

息子さんが過去の嫌な話を何度も愚痴るとのこと。毎回聞かされるお母さんも辛いですね。 せっかく親子で話をするなら、楽しい話をたくさん聞かせてほしいと思いますよね。 でも、お母さんだからこそ心の内を率直に話せるのでしょう。「同調するとスッキリするよう」とのことですので、息子さんにとっては貴重なカウンセリングタイムなのかと思います。 息子さんが「お母さんは困った時に僕の話を聞いてくれる。」と信頼していれば、お母さんの考えや意見にも耳を傾けてくれると思います。 例えば息子さんが前向きな発言や行動をしたときに「そういう考え方もあるのね。いいね。」など、すかさず声をかけてみたらどうでしょう。 愚痴をいうことを否定するのではなく、息子さんがちょっと違うアプローチをしたときに「そういうアイデアはお母さんにも参考になるわ。」と声をかけてあげたら、息子さんも嬉しく感じるのではないでしょうか。 息子さんの愚痴を聞いてあげつつ、時には「いつもと違う考え方の良さ」も伝えていけば、息子さんが困ったときに「お母さんは前にこんなこと言ってたな。」と思い返すことがあると思います。 すぐにポジティブ思考に変えることは難しいかもしれませんが、そうやって少しずつ新しい引き出しが増えていくといいですね。

親子で愚痴や悩みを共有する

子どもが愚痴愚痴言うと親はついつい怒ってしまいがちですが、話を聞いてあげる優しいお母さんですね。 私も楽しい話を聞きたいのに、息子は学校から帰ってくると「先生に怒られた」「友達とケンカした」と悪い事だけをいう子どもでした。最初はどんなことか聞いて、もう一度私からも説教していました。 その時、私の中にどうして怒られることをわざわざ言うの?といら立ちがあったと思います。しかし息子はもう一度怒られるために親に話しているのではない事はわかりました。 なので「先生に注意されて、それがわかったのならママから言わなくていいね」と伝えました。今考えると、もっと子どもの気持ちになった言葉がけが出来たら良かったのですが…。 それからは年齢が上がったこともあるかもしれませんが、嫌なことだけを言う事はなくなりました。お母さんだけに話すのなら、安心すると同時に思いを共有したい人がお母さんなのではないでしょうか? 子どもは、親の奥の気持ちを読み解く力があるので、聞いてくれるけれど、果たして本当に受け入れられているのか、時には疑問に思うかもしれません。 お互いの気持ちを共有するという意味で、お母さんの愚痴や悩みを息子さんに話してみると息子さんの気持ちに変化があるかもしれません。

お母さんは大切な存在

まさに!うちの娘も息子さんのようなタイプでした。愚痴るというより「過去を振り返る女」で、環境が変わるたびに、あの頃はよかった、あの時に戻りたい…。 親としては、過去を振り返らずに、今を、そして前を見てよ!と思いましたが、案外、授業参観の時は、娘は楽しそうにしていました。今思えば、私に愚痴を話して、外では彼女なりに頑張っていたようです。 息子さんは外でも愚痴を言っているようですか?学校では案外頑張っていませんか?もしそうなら、お母さんは、嫌なことを聞いてくれて、現実に向かわせてくれる大切な存在なんだと思います。 あと何年か経てば、思春期に入って、あまり口をきいてくれなくなるかもしれません。今は、ほーほーそれは大変だ、と聞いてあげてください。でも…やっぱりお母さんも疲れちゃいますよね。 そんな時は「今日もご飯おいしいね!」「今朝は空が綺麗だね!」「あのお笑い面白いね!」と、お母さんのちょっとした嬉しいこと楽しいことを話してみたらどうでしょう?少しでも同調してくれたら、しめたもの。 嬉しいこと楽しいことを共有すると、自分も相手も幸せな気持ちになるってことに気づくかもしれませんよ。

優しく大きな受け皿に

きっと息子さんは、嬉しい!とか、楽しい!などのポジティブな感情も、たくさん感じていると思います。 ただ、つらい…苦しい…などのネガティブな感情のほうを、より繊細に感じ取るのでしょう。 お母さんが感情の受け皿になることにより、その感情をとことん味わい、その後、受け入れたり、時には手放したりしてから、さぁ!と前を向いていけるのだと思います。今はそのまま、息子さんの発言を否定せず、気持ちが立て直るまで、お母さんが優しく大きな受け皿になってください。その受け皿がパリンと割れてしまわないよう、お母さんはネガティブに流されることなく、心が和らぐこと、楽しいことを考えてくださいね。