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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

息子の豹変ぶりに驚いています

あんなに可愛かったのに、中学生になったとたん、暴言を吐いたり暴れたりするようになりました。どのように接すればいいでしょう?

慌てる必要はありません

中学生といえば、いよいよ親の価値観から自立して、自分の価値観を確立する時期です。ですから、この時期に親に対する反抗が激しくなってきたお子さんは、順調に成長しているということです。まずは安心してください。その状態がずっと続くわけではありません。ある日突然反抗が始まったのと同じように、時期が来れば、ある日突然、かつての彼/彼女に戻ります。しかもその時にはぐっと大人になっています。ところが日々の暴言や暴行になると親も不愉快な思いをします。不安も感じることでしょう。まず、子ども自身も不愉快で不安な思いをしていることを理解してください。

この時期注意する必要があることは、親の過剰反応です。親は急に子どもが悪くなってしまったと感じて、これまで通りに子どもをコントロールし、親の期待する通りにふるまわせようとしてしまいがちです。でもそれは必要のないことです。今子どもは、親の期待する生き方から脱皮し、自分が期待する生き方を模索しているところです。その時期に親の価値観を強要すると、不必要に親子関係を危機に晒すことになります。

子どもも不安に揺れています。だから暴言を吐きます。いちいち反応しないで見守りましょう。親の態度をこれまでとあまり変えないことです。同時に、これまでと同様伝える必要のあることは、遠慮せず伝え続けてください。子どもが求めているのは放任ではなく、見守りです。