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生活リズムの乱れが気掛かりです

中学二年の夏ごろから生活リズムが崩れはじめました。 それまでは時には寝坊することもありましたが、朝、自分で起きてきていました。 夏休みに悪い癖がついたのか、深夜まで部屋でパソコンに向かっていて、なかなか起きてきません。 連絡がないまま帰りが遅くなったりして、子どもの居場所がわからず心配することも増えています。

責めずに穏やかに、なぜ困るかを伝え続けます。

10代になると、子どもは自分のペースで日常を過ごすようになります。 それは、この年頃の子どもとしては普通のことです。 それまである意味、親の都合で、親の期待に沿って日常生活をしていたところから、自分の都合で、自分の意思に沿って生活することを学び始めているのです。 これまで親のペースメイキングのもと暮らしていたのですから、すぐにはうまくいかず、生活リズムは崩れるでしょう。この時期特有の揺れを起こします。

まず、そうなるまで、子どもの生活リズムを管理していたのは誰でしょう。 うるさく言わなくても、子どもが自分で起きて一日が始められるように習慣づけていましたか? 子ども自身でそれなりに生活リズムを守っていたのなら、今一時リズムが崩れていてもそんなに心配することはありません。 子どもが自分なりのリズムを作れるように、穏やかに声掛けしながら見守りましょう。

連絡のないままの寄り道など、親としては心配なこともたくさんあるでしょう。 その都度、何故それが親として困るのかを冷静に伝えるよう心掛けてください。 「なぜ連絡しないの!」などと責めるような言い方は、子どもから素直さを奪います。 親はなぜ連絡が欲しいのか、連絡がないとどのように困るのかを繰り返し穏やかに伝え続けます。 一回で言うことを聞かせようと思わないことです。繰り返し繰り返し、子どもの意識に刷り込むつもりで伝え続けてください。 「何度言ったらわかるの!」と怒ることでもありません。何度でも何度でも言い続けることです。 まるで歌でも歌うように。責められたり、過剰に干渉されない限り、子どもは親の言うことは聞いていないふりをしながら聞いているものです。

あとは子どもを信じることです。親から信頼されていると自覚している子どもは、揺れながらも、親の考えを取り入れながら成長していきます。