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子どもとの関係に悩みます

息子は中2、最近はやる気をなくして学校も休みがち、成績もボロボロです。客観的に見て、私は嫌な母親だったと思います。自己中心的で、自分の思うように子どもをコントロールし、育ててきたその結果が今です。 小学校時代はよくできたし、仲も悪くなかったと思います。今では、まともに話もしてくれません。 とっとと大きくなって家から出て行って欲しいという気持ちと、幸せになってほしいし、楽しい関係だったらどんなにいいだろうという思いもあります。 いまさらですが信頼される親になるにはどうすればいいか悩みます。

子どもの気持ちを尊重しましょう

大変率直なお母さんですね。 「客観的に見て、私は嫌な母親だと思います」「とっとと家を出て行って欲しい」「幸せになってほしいし、楽しい関係だったらどんなにいいだろう」 これらの言葉から、お母さんが望んでおられることが垣間見えます。 子育てするとき、親は自分が、これがいいと思うやり方で育てます。ところがそれが子どもに合わないことがあります。それがお母さんとお子さんに起こったことかもしれません。 それでも親の強いコントロールのもと、子どもは親の意向に沿って頑張るのですが、それがうまくいかなくなるのが、子どもの思春期です。このころの子どもは、親から離れて自分の価値観を形成し始めます。 お母さんが強いコントロールでお子さんを動かしてきたとしたら、お子さんはもうそれに従わなくなるのです。学校へ行かない、成績が良くないというのも、お子さんの反抗の現れかもしれません。 このような親への反抗は、激しさに差はあっても、どの子にもあることです。どこの親子関係にも起こりがちなことです。ただそれによって、お子さんの将来にマイナスの影響が及ぶのは避けたいですね。 なので今の状態から、親からのストレスをなくして、様子を見るのはいかがでしょうか。

まず、日常的に生活のことや学習のことで、過干渉気味のところがあるようならそれを控えてください。このころの子どもは、親に言われることは反対にやらないことで反抗を示します。 うるさく言うのはやめましょう。そして、それでも日常の声掛けは忘れないようにしてください。「おはよう」「ご飯できてるよ」「行ってらっしゃい」「お帰り」「お休み」などの声掛けです。 この時、お母さんの笑顔や明るい声も役に立ちます。中学2年生と言えば、反抗期真っただ中ですが、同時にまだ親に甘えたいという気持ちもあります。お母さんが笑顔で接してくれたら嬉しいと思います。 そして、声をかけてきたときには、話を聞きましょう。説教したくなるような内容でもただ受け止めて聴きます。「そうだったの」「良かったね」「それは嫌だったね」と気持ちを受け止めて聴きます。 そして、「どうしようと思うの」と本人の気持ちを大切にして、「お母さんに手伝えることがあったら言ってね」と、いつでもサポートする態度を見せてください。子どもの気持ちを尊重しましょう。 親はいつも彼の味方で、彼のしようとしていることを応援していることが伝われば、彼の態度も軟化していくと思います。これらのことは思い付きでやらないことです。 本当にお母さんがお子さんといい関係を持ちたいという気持ちを確認し、日々努力なさることが大切です。

この時期にお子さんのコーチになるため、思い切ってコーチングを学ばれるのもいいかもしれません。ハートフルコミュニケーションではオンラインで学べる講座がいろいろ用意されています。 一度その内容を確認してみてください。問題意識を持っておられる今がいい時かもしれません。まだまだ子育ては続きます。自信をもってお子さんと向き合えるようになるといいですね。