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高1女子、異性との付き合いが心配です

高1の娘が最近異性との付き合いに夢中なようで家族で心配しています。3人きょうだいの長女で、下は男子二人です。相手の男子は他校の2年生。友達を通じて知り合ったようです。出かける時にちょっと化粧をしたり、随分様子が変わりました。 夫はあっけにとられて眺めています。息子たちは「最近ヤバいよね」などと気にしているようです。インターネットで調べたら、急に派手になったりしたら気を付けようと書かれていて心配です。

信頼を育てましょう

高校生ともなると異性との付き合いもごく普通に始まります。これまでにない様子に戸惑うこともあるかと思います。付き合うのは構わないけど、娘が困ったことにならないようにしたいというのが、多くの親の本音ではないでしょうか。 若いころからいろいろな人と付き合って異性との交流や恋愛体験を積むのは、人として自然で大切なことのひとつです。その体験から、いつか結婚して一緒に暮らすならこういう人が良いなと、人を見る目も育っていきます。 ただ、親が心配するように、傷ついたり、一生に悔いを残すようなことになるのは避けなければなりません。 その点においては親の見守り方が重要になります。どうするといいかを考えてみましょう。

-父と母の見守り方を話し合いましょう-
お父さんはあっけにとられているということですが、是非お二人で見守り方について話し合ってみてください。父と母の考え方をお互い理解し、方針をまとめておきましょう。

-これまで同様、愛情を充分に注ぎましょう-
思春期の子どもは親を疎ましく感じて、反抗的態度をとったり親を避けたりしますが、これまで同様大切な娘として愛情表現をしてください。 高校生と言えば、身体はすっかり大人で、考え方も成長してきていますが、まだまだ親の保護下にあります。 家の居心地がよく、両親から愛され、家族の重要な一員であることを感じることができれば、自分の人生のこの部分を大切にしたいという思いを強く感じることができます。 寂しい子は、付き合う相手にのめりこみがちになりますが、家に自分にとっての居場所があることを知っていれば、自分のことを大切に出来ます。

-相手との付き合いをオープンにできるような雰囲気を-
お嬢さんは相手のことを話しますか?どこへ行ったとか、何をしたとか、何を言ったとか。それらの話をオープンに聴くことです。批判的な態度は、子どもの口を閉ざします。 話さなくなると、何が起こっているのかの情報が得られません。「え!そうなの。それでどうしたの」「へー、よかったじゃないの」「楽しかったのね」などと肯定しながら聞きましょう。 説教がましいことは慎んでください。とにかくオープンにしておくことです。機会を選んで相手を家に招待するのもいいでしょう。大げさに考えず、「一緒にご飯食べようよ」と誘うのです。 一緒に時を過ごせば相手のことも分かります。相手に、我が家の様子を見せておくのもいいでしょう。

-高校生としての暮らしを大切に-
高校生としての暮らしがあります。学校へ行き、クラブ活動に参加し、自身の希望に沿って、大学受験に向けて努力する。このリズムが崩れていないかを見守りましょう。 そこさえきちんとしていれば、親は過剰な干渉をしてこないという印象は、子どもが自分の行動に責任を持つ重要なカギとなります。

この時期の子どもが親に全てを話すということはありません。それでも「困った時には親は頼れる」という確信を持てるように、信頼を育てるといいですね。