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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

中2の娘にどう接していいかわかりません

生活態度が悪く、勉強する様子はありません。スマホもゲームもやり放題で声をかけても無視されます。周りからは私が過干渉だから娘がやる気にならないと言われ、手放して様子を見ているのですが、行動も態度も変化はありません。 過干渉をやめれば自発的に動き出すというのは本当なのでしょうか。 どうしたら、娘の生活態度は改善するのでしょうか。

私たちが態度を変えることです

同じことで悩む親は多いのではないでしょうか。お子さんの様子はこの年頃の子どもの特徴のようでもあります。そんな子どもを何とかしたいと声をかけるのですが、子どもはなかなか受け取ってはくれません。 そもそも、過干渉をやめて、子どもを見守るというのはどういうことなのでしょうか。そこから考えてみましょう。

ここで親と子の理想の関係を考えてみたいと思います。中二のお嬢さんとどんな関係でいたいですか?

私たち親は子どもの思春期においても、その後の長い人生においても、求められるときには良き相談相手になりたいと思います。特に思春期において、子どもたちは多くの重要な選択をします。 どう勉強やクラブ活動と向き合うか、進学をどう考えるかは今後の彼らの人生に大きな影響を与えます。彼らは多くの葛藤や悩みを乗り越えて前進していきます。 その時にもし彼らが私たち親を相談相手の一人として見ることができれば、私たちは子どもをサポートすることができます。では、子どもがどんな人を相談相手に選ぶかを考えてみましょう。 指示命令で自分を思い通りに動かそうとする人、理想を押し付け、その通りしないと小言を言う人、そんな人に相談したいと思うでしょうか。思いません。子どもが求めるのは、理解してくれる人です。 話を聞いてくれて、理解して、一緒に考えてくれて、励ましてくれる人です。理想を押し付けるのではなく、子どもの理想に耳を傾けてくれる人です。そんな親子関係を望んだとしましょう。 その関係を築くために、その第一歩として過干渉をやめて、見守るのです。

ほんの数日前まで親に「あーしなさい」「こーしなさい」と言われて、抵抗はしながらもその通りにやってきた幼少期から、子どもは突然自分ですべてを選択する時期へと変化します。 まだまだ自分ではできない選択をしようと言うのですから大変です。親の口出しを嫌い、時には無視し、時には暴言を吐いてきます。そんな子どもとどうコミュニケーションをとればいいのか。 それはタイミングが大事でです。子どもの方から近づいてくるのを待つことです。過干渉をやめて見守っていれば、日に何回かは自分の欲求を持って近づいてきます。 その時に話を聞いて、その欲求を満たすことです。親のニーズを満たすことより、子どものニーズを先に満たすことです。3週間続けてみてください。関係が変わります。 そして、この間は子どもの肯定的な変化を探してください。そして、それをさりげなく言葉にしていくことです。 「片づけたのね」「手伝ってくれるの?」「プリント置いておいてくれてありがとう」すると、子どものやる気が動き始めます。生活態度も変化し、学習意欲も見せてくれます。

私たち親がこれまでと同じ態度でこれまでと同じやり方をしている限り、子どもに変化は望めません。私たちが態度を変え、子どもを肯定的に捉え、話を聞けば、子どもも態度を変えることができます。

思春期の子どもへの具体的な対応はハートフルコーチ養成講座で学べます。