言い訳と不満の多い娘にうんざりです
中高一貫校に通う中一の娘は、入学した時は勉強もクラブも頑張ると言っていたのですが、夏休みが明けたころから、学校が遠くて通学が大変だとか、クラブは顧問が厳しくていやだとか、文句ばっかり言っています。約束したこともやらずに言い訳ばかりでうんざりすると同時に心配です。受験は結構大変でした。なんとしても合格したいという割には、そこまでの努力はしない。中学受験は半分は親の努力とか言いますが、うちの場合、私はもっと頑張りました。 子どももわかっていて「ママのおかげ」と言いますが、このままでいいのか心配です。
ここまでしっかりと手をかけて育ててこられた様子がうかがえます。小学ぐらいまでは、子どもも素直に親の言うことを聞いて、様々な場面で親のペースで進めることができますが、中学生ともなるとそうもいきません。
その様子に心配したり、不安に思ったりしておられるのですね。今後どのようにお子さんと接すればいいのか考えましょう。
小学校高学年ごろから子どもはこれまで以上に自立の道を歩み始めます。いわゆる思春期です。これまで親の意向に従って生活してきたところから、自分自身でいろいろな決断をするようになります。
どう生活するかから始まり、学校生活でどう取り組むか、将来の進路に関してなど、多岐にわたって様々な決断を自らの意思でするようになります。
そのプロセスで、子どもは自分の能力とも向き合うことになります。学力や運動能力やクラブ活動などで向き合う様々な能力。
またそれ以上に、生活能力や時間管理能力、問題処理能力など、周りと自分を比較し、自分はできると優越感を持ったり、反対にできない自分に劣等感を感じたり様々な体験をすることになります。
このころまでに自分で考え、自分で決断する準備をしてきた子どもは、この時期を悩みながらも周囲のサポートを得て前進していきます。
お子さんはちょうど思春期にあって、中学受験も親主導で何とかやってきましたが、今まさに親から離れて自分で様々なことを考えたり、決断したりし始めているのではないでしょうか。
ところが、ずっと保護されて充分に自分で生活する準備が整っていなかったのかもしれません。やってはみるがなかなかうまくいかない体験をしているのかもしれません。
受験も「ママのおかげ」というくらいに、親に頼っていたところから、自分で人生のハンドルを握ってみたものの思い通りにいかず、自分にがっかりしているのかもしれませんね。
それが不満と言い訳という形で表れているのではないでしょうか。
ここは、お母さんもご自身が主導で引っ張ってきた子育てから、お子さんに任せてお子さん主導に切り替えてはいかがでしょうか。お子さんは不満や言い訳をお母さんにこぼします。
否定することなく、「そうだったのね」「それはイヤだったね」「そんな中よく頑張ったね」とお子さんを認めながら、まるでお子さんのネガティブな気持ちを吸い取るように傾聴します。
ネガティブを吐き出せば、お子さんもきっと気分を変えて「何とかしよう」という気持ちになります。
同時に、指示やアドバイスをやめて、「どうしたい?」「どう考えてるの?」「解決するためにはどんなやり方がいいと思う?」などとお子さんの思いを聞いてみてください。
ネガティブな気持ちを手放して、どうすればいいかを考える。それを繰り返すうちに、お子さんは自分のハンドルの握り方を覚えます。
まさに今が自立の時。お母さんはそのサポート役です。
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