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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

寝てばかりの息子が心配

中二の息子が寝てばっかり。クラブ活動で疲れているのは分かりますが、帰るとシャワーを浴び夕飯もそこそこにソファで爆睡。 いったん起こして、宿題などやっているうちにまた寝てしまい、朝もぎりぎりに起きて出かけます。 どうやら授業中もよく寝ているらしく、何時間寝ても足りないようです。成績も下がり気味です。

この時期の男の子はこんなものでしょうか。最初は怠けているかと思ったのですが、病気ではないかと心配です。

生活のリズム、睡眠のリズムを整えることから始めてみましょう

成長期の子どもはよく寝ます。成長ホルモンは睡眠時に分泌されるので子どもの睡眠は重要。 寝る子は育つと言いますがそれは本当のようです。 中学生や高校生ともなると、もう大人と一緒でそれほどの睡眠時間は必要ないと思うかもしれませんが、 実は彼らこそ充分な質の良い睡眠を必要としているようです。 怠けているわけではありません。思春期には眠気が強まり、学校でもよく居眠りをしているという話はよく聞きます。

そこで、この時期の子どもの睡眠への配慮を考えてみましょう。

まず、生活のリズム、睡眠のリズムを整えることが重要です。 ご相談にもあるように、お子さんはクラブ、勉強と頑張っておられるようです。 一日に必要な睡眠時間を観察して、たとえば朝方の生活に変えるなどの工夫もいいのではないでしょうか。 一度お子さんと話し合ってみてください。クラブ活動で疲れて帰り、夕食を終えたら早めに寝ます。 そして朝を勉強の時間に充てることも可能です。

ただし、この時期の子どもは親がそう言っても、「うるさい」と受け付けないかもしれません。 会話は、「寝てばっかりで困ったもんだ」というマイナスアプローチではなく、さりげなくアプローチしてみましょう。 夕飯終えて眠そうにしていたら、「寝たら?」と声をかけます。 「やらなきゃいけないことは明日の朝でもいいじゃない?」 さりげないほど子どもはやってみようと思えます。 押しつけ口調になるとせっかくのアイディアにも反抗します。

親が神経質になるほど、子どもは自発的に考えて対策をとることから離れます。 思春期の子どもは、たとえそれが愛情からのものであれ、親からの干渉を嫌がります。 親が「そんな時期もある」とリラックスすることが大切でしょう。

また、あまりに気にかかるようなら専門医に相談するのもいいかもしれません。 貧血などの症状があれば、その改善に取り組めます。 特に問題がなければ、安心して親子ともに生活リズムの安定に取り組めます。