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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

中一になる息子の態度がひどく困っています

息子は中学受験をして、第一希望は合格せず、第二希望の学校に入学しました。

小学校の高学年の時は受験勉強のストレスもあるだろうと大目に見てきましたが、家族に対する暴言が激しく困っています。 私には「ご飯がまずい」「くそババア」「死ね」と聞くに堪えない言葉を投げつけます。 時には私も我慢できずに、「だったら食べるな」と言ってしまいます。 妹のことも「頭が悪い」と馬鹿にしていましたが、受験に失敗してからはあまり言わなくなりました。

朝、駅まで送る車の中でも、後ろの座席から悪態をつかれると本当に嫌になります。

お父さんとお母さんが成長しましょう

まずは、お子さんには何らかのストレスがかかっていることを理解してください。

ひとつは思春期のストレス。そしてもうひとつは受験のストレスでしょうか。 受験が終わってみると、第一希望には合格せず、彼は自尊心が傷ついたのではないでしょうか。 この間、親御さんはどのように接してきたでしょうか。 ストレスを受け止め、安心して前進できるように配慮しましたか? 第一希望に合格しなかったとき、お子さんはがっかりしたでしょうね。 お子さんがそれを受け止められるようなやり方で、寄り添うことはできましたか? お子さんの暴言は、それらがうまくいかなかったことを物語っているかもしれません。 それはご両親が悪いということではなく、一段成長する必要があるということです。

今ある問題は、その問題が起こった時と同じ意識状態で解決することはできません。 今お子さんの状態は放置できる状態ではありません。放っておけば解決するとは思わないでください。 お子さんの成長とともに問題も成長します。 お子さんは誰かを貶めることでストレスを解消するというやり方を育てるだけです。心して、お子さんと向き合ってください。 まずは、これまでの接し方を振り返ってみましょう。何がよかったか、何がよくなかったか。 この時他者の視点で考えることが重要です。 自分の視点で考えると、「だってあの時は」と自分をかばいたくなります。また、「私が悪かった」と自分を責めて終わろうとします。

どの親も一生懸命です。でもうまくいかないことはあります。 大切なのは気づくことと成長してやり方を変えること。 自分をかばうことなく、責めることなく、言い訳せず正直に振り返ってみましょう。 そして、子どもには同じ土俵で反応しないことです。 「ご飯がまずい!」「だったら食べるな!」をやり続ける限り、そのやり方が成長していきます。 冷静に、「まずい?残念だわ。お母さん一生懸命作ったのよ」。そして、息子さんが何を言っても受け止めてください。

そして、お父さんの登場です。まずい、まずくない、の会話ではなく、二人になって「お父 さん聴くよ、話してごらん。君は何か我慢していることがあると思う。お父さんに聞かせてくれ。」と聴いてみてください。 落ち着くまで、とにかくお父さんお母さんが協力してお子さんの話を聞きます。彼はそれを求めているように思います。 時間はかかりますが。

お子さんは人生の分かれ道にいるように思います。 幸せの道を選べるように、親の成長が求められます。放っておいてよくなるとは思わないでください。