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中学受験を考えていますが、夫と意見が合いません

小学5年生の長女には、4年生になった時から中学受験のための塾に通わせています。 本人と話し合い始めたのですが、夫は乗り気ではありません。彼は子どもに自然な流れの中で勉強させたいと言います。 彼が育った環境には、中学受験がありませんでした。 なので、公立があるのに何故苦労させて私立に入れる必要があるのかといいます。 娘は素直な子で、私が望んでいると感じれば親の期待に沿うために頑張るだろうと。だからそれがかわいそうだと。 いったん始めたこと、受験しなくてもいいとは言えず、どうすればいいのか悩ましいところです。

大切なのは分かりあうこと

幼稚園、小学校受験は親の受験と言われます。 子どもがどうであろうと、親が準備を整えて、親が子どもを連れて塾に通い、運が良ければ狭き門をくぐれます。 中学受験は、親と子どもの努力が半々といえるでしょう。 子どもの受験に向かう意志がはっきりしていて、親がそれをサポートする。 重要なのは、子どもが本当に受験を望んでいるかということです。 子どものはっきりした望みがあって、親の意志とひとつひとつの段階で確認しあいながら、お互いの意見をすり合わせて 受験に向かいます。 私立受験のメリット、どの学校を、どのような条件で選ぶか、いつからどう取り組むのかなどを丁寧に話し合って いくことが望まれます。 ご主人がこだわっておられるのは、その基本的な話し合いが充分ではなかったことではないでしょうか。 もし充分に話し合っていれば、そしてお子さんが受験したいと言えば、むげに反対することはないように思います。

ここからでもいいので、再度ご主人と話し合ってみてはいかがでしょうか。 その際、見切り発車してしまったことを詫びた方がいいかもしれません。 最終的に、夫婦が同じ考えである必要はありません。 ただし、お互いの考えによく耳を傾け、どこまでは同じ考えなのか、どの部分は違う考えなのかを、お互いが 理解しておく必要があります。 受験ありきではなく、何故受験させたいのか、何故させたくないのか、中学受験のメリットとデメリット (負担になること)を一覧表にして話し合ってみてはいかがでしょうか。 まずは結論を出すための話し合いではなく、互いの考えを知るための話し合いであることをご夫婦で確認してください。 ですから、互いの考えを否定せず話し合うことが重要です。

そして、お互いの意見を十分に確認したら、意見の一致している部分を探します。 恐らく、より質の高い教育を受けさせたい、幸せな毎日を送ってほしい、という点では意見が一致することでしょう。 意見の一致点を軸に、結論を出します。 両親揃って受験をサポートしますという結論でなくても、両親はこう考えていますという内容を準備して、お子さんも 同席して話をしてください。 目的は全員が分かりあうことです。 誰が何を考えているのかをフェアに話し、再度お子さんの意見を聞いてみてはいかがでしょうか。 それは、「受験、イエスかノーか」という質問ではなく、彼女が受験の先に見ている夢は何かを聴く場です。 お互いがお互いを理解しているということが分かれば、雰囲気も落ち着き、子どもものびのびと、自分がほんとうに やりたいことに取り組むことができるようになるでしょう。 大切なのは分かりあうこと。分かりあいたいと思う気持ちが、平和な着地点へと導いてくれます。