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娘は理想が高く、なかなか自信が持てません

高校一年の娘は何かにつけて理想が高く、なかなか自分に自信が持てないようです。

自分と周りの友人を比較して、自分を卑下することがよくあります。 そんな時、私は何とか励ましたいと思うのですが、何を言っても 「お母さんには分からない」と言われてしまい言葉を失います。 成績は中の上くらいで、親としてはなかなか頑張っていると思えるのですが、娘は満足していません。

娘をどう励ませばいいのでしょうか。

一つひとつを受け止めてみて

お嬢さんは辛い状態ですね。それを見ているお母さんも日々きっとやるせない思いでいっぱいだと思います。 ですが、見方によってはとてもいい状態です。 お嬢さんは自分の辛さをお母さんに打ち明けています。 無意識ではありますが、助けを求めているのです。 是非ここは、お嬢さんが大きな壁を乗り越えるのをサポートしてください。 きっとお嬢さんは自分の良いところが見つけられず、頑張っても劣等感がぬぐえない状態でしょう。 自分よりも周りの方が優れているように思えて、比較しては落ち込んでしまい、なかなか行動を起こせないでいるのでは ないでしょうか。

お嬢さんはもともと頑張り屋さんではないでしょうか。 ではありながら、ここまでやれば大丈夫と安心しきれない傾向が強いのではないかと思います。 これはもともとの気質によるものがありますが、思春期という時期的なものも影響していると思います。 お嬢さんが幼かったころのことを思い出してみてください。 彼女のあるがままを認めることをしてきましたか? 「そのままのあなたが好きよ」という言葉がけをしてきましたか?

大切なことは自分の理想と比べてどうか、他と比べてどうかということではなく、そのままの自分が認められることです。 きょうだいやほかの子どもと比べられることなく、もっと頑張ればもっとできるよと理想的な子どもでいることを 求められることでもありません。 親は意識的にそんな育て方をした覚えはないと思うかもしれません。 ですが、子どもは意外な場面でそのメッセージを受け取ります。

ある女性が言ったことが印象的です。 彼女には4歳違いの妹がいました。 妹がまだ一歳に満たないころ、お母さんが泣いている妹を抱いて「あー、もう仕方がないわね。お腹がすいたのね」と オッパイを飲ませました。 彼女は幼い心の中で、愚痴っぽくつぶやくお母さんの言葉に大きな喜びを感じたそうです。 赤ちゃんにオッパイを飲ませるのがうれしく、お母さんは自分より赤ちゃんが可愛いんだと思ったそうです。 自分はもう大きくてかわいくないと。

さて、お嬢さんにはまるで幼い彼女に接するような気持ちで接してみてください。 もちろん彼女は高校生ですから子ども扱いはできません。 でも、会話の時には熱心に耳を傾けて、「頑張ったね」「よかったね」「お母さんは素晴らしいと思うよ」と 一つひとつ認めていくことです。

「お母さんには分からない」というのは、彼女がそのままを受け止められたと感じてない証拠です。 励まそうなどと思わず、一つひとつを受け止めてみてください。 気長に丁寧に聴き続けてください。きっと変化が現れます。