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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

中一男子の屁理屈や口答えの多さにうんざりしています。

「なんで先に宿題を済まさなきゃいけないんだ?」「生活リズムを整えるってどういうこと?」とけんか腰に、屁理屈を並べます。 私はそんなにうるさいほうではありませんが、基本的な生活のリズムを整えるために声かけするようにしてきました。 小学4年ぐらいまでは声かけもうまくいっていましたが、徐々に反抗したり無視したりするようにもなりました。 そんなもんだと思ってきました。最近は、屁理屈などしてやたら絡んできます。それなら、声かけもせずに放っておこうかと思いますが。

うるさいとか、面倒と捉えず、話してみてください

そういう年頃ですから、親への反抗的な態度は順調に育っている証ということで理解しましょう。 そしてやたらと絡んでくるのであれば、声かけ自体を過剰な干渉と感じている可能性もあるので、方法のひとつとして、言わずに見守るというのもあります。 同時に、別のやり方も考えてみましょう。絡んでくるのは、親と絡みたいのかもしれません。親が充分に子どもとの時間をとっていないというのではなく、親と話したいのかもしれません。 親との知的な会話を求めているのかもしれません。是非一度試してみてください。
今度、例えば「なんで宿題を先に済ませなきゃいけないの?明日に間に合えばいいじゃない」などと言ってきたら、 「いいことを聞いてくれた、ちょっと話そう」と、まるで会社の後輩や部下に話すように、丁寧に説明してください。 「一日の時間は限られていて、その時間をどううまく使うかということを人は学んでいきます。うまく使えるようになった人は、やるべきことも、楽しむことも、のんびりする時間も、いろんなことをできるようになる。 充実した日々を過ごすようになれる。もちろん君はまだ若いから今はそれを学ぶ時期だよね。あせらなくてもいいからゆっくり学んでね」
「勉強嫌い、なんで勉強しなきゃいけないの?勉強したってさ・・・」というような内容であれば、「そうだね、勉強はつらいことの方が多いよね。 勉強した人は将来それなりの地位について、それなりの高い給料をもらったり、自分で事業を始めることもできる。勉強しない人はやはりそれなりにしかなれない。 お父さんとお母さんはそれなりに頑張ったから、今このように豊かに暮らせている。選択は君だよ。 勉強すれば、将来の可能性は広がるし、しなければ選べるものは少なくなる。君の人生生きるのは君だから、よく考えてごらん」
これは放っておいたり、突き放したりするより、はるかに賢いやり方ではないかと思います。子どもの考えるきっかけを与えているからです。
ただし、親が話す内容は親の日々の暮らしとある程度一致している必要がありますね。
親の話が日常生活と一致していれば、繰り返し聞くこのような話は、子どもの考え方の基盤となって成長していく可能性が高いと思われます。 子どもの屁理屈をうるさいとか、対応が面倒と捉えず、話してみてください。そして、宿題も、生活リズムを整えることも、もっと子どもに任せてもいいのかもしれません。