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中1女子、先生との相性が悪いのか登校を渋ります

中1の女子です。中学入学と同時にコロナ禍で休校。 ようやく始まった学校ですが、夏休み明けに先生とのやり取りで厳しく言われ先生のことが怖くなったようです。 学校に行きたくないと言うこともあり、何とかなだめて送り出しています。 近所の同じクラスの子のママ友と話していたら、「先生さっぱりした性格みたいね」と言うので、なんとなく愚痴も言いづらく様子を見ています。 このまま不登校にならないかと不安。

じっくりと話し合うことをお進めします

今年進学、就職した子どもたちの中には、コロナの影響を受け、うまく新しい生活になじめないまま苦労しているケースがあると聞き、心を痛めています。 学校であれ職場であれ、本来なら時間を取って、ゆっくりと新たな環境になじんでいくのですが、その猶予を与えられないまま、遅れた学習を取り戻そうとどんどん課題が与えられているとも聞きます。 繊細なお子さんであれば、そんな中で起こった先生とのやり取りに傷つくことがあるかもしれません。
さて、お嬢さんの状態がどうであるかはわかりませんが、もし深刻な状態であると思われるのであれば、休みたいという時には休ませるのもひとつの方法です。 リフレッシュして翌日からまた元気に登校することも考えられます。 深刻な状態というのは、家での日常生活でも普段の笑顔がない、食が細くなった、よく眠れていないなどの様子が見られる状態です。つまり深く悩んでいる、精神的に落ち込んでいるような状態です。
そこまでではないというのであれば、今回のことをお嬢さんがちょっと大人になるための機会ととらえて、ご両親のサポートで乗り越えるようにしてみてはいかがでしょうか。
「何とかなだめて送り出している」ということですが、じっくりと話し合うことをお進めします。実際に何が起こって先生のことを怖いと思うようになったかはすでに聞いているかもしれません。 その先、今後どうするかを話し合われましたか?一度怖い、イヤだと思ってしまうと、その気持ちにとらわれて、そこから先へ進めなくなってしまうことがあります。 ところが世の中には、イヤな人、怖い人はいっぱいいて、人間はどこかでそういう人との付き合い方や自分の気持ちの持ちようを学ぶ必要があります。お嬢さんにとっては今がその時かもしれません。
お嬢さんの話を否定することなくすべて聞いたら、彼女が本当に望むのは何かを聞いてみましょう。「学校を休むこと」というかもしれません。「そうだね、今日は休みたいね」と受け止め、「この先はどうする?」 この先もずっと学校に行きたくないというのが本心なら、最初に戻ってやはり休ませた方がいいかもしれません。 でも、「もっと楽しみたい」「先生がどうであれ気にせず、、、」「先生とも仲良くなれたら、、、」と希望を持っているのであれば、 「あなたはできると思うよ。今はちょっと苦しんでいるけど、あなたは中学生活を楽しむし、あなたが望むようになれるよう、どんなことでもする」ということを伝えましょう。 つまり彼女は守られていることを伝えるのです。自分の本心を声に出して話すことで、かなりマイナスの気持ちから解放されます。そして、できれば毎日「今日のめあて」を聞くといいでしょう。 「音楽があるから楽しむ」「好きな国語で頑張る」とか小さな目当てです。
中学一年、成長の時です。親もハラハラ心配するだけではなく、親として一歩成長したいですね。