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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

小1男子・授業中によく離席するようです

小1男子の母です。先日、担任から連絡帳で最近、授業中によく離席すると伝えられました。小さい頃から体を動かすことが大好きで、戦隊ヒーロー好きのとても活発な子です。落ち着きがないとも言えます。 ネット情報を見ると少し気になる部分もあります。発達障害の診断を受けたほうが良いでしょうか?


戦隊ヒーローの決めポーズをしている溌剌とした息子さんの姿が目に浮かんでいます。その息子さんの離席を伝えられ、もしかして…とご心配されているのですね。そして「どうにかせねば!」と思う気持ちと診断までは…と悩まれ、揺れるお気持ちよくわかります。
診断を迷われているのなら先ず予約をしましょう。初診待ち3ヶ月~1年という病院が多いです。この待ち時間は子ども観察のために貴重です。初診時にお子さんの様子を訊かれます。聞かれたことに親が応えられれば医師の判断を大いに助けます。そこで、下記の事についてご両親の思うことをメモに書き出してみることをお勧めします。お子さんを思い浮かべ取り組んでみてください。
お子さんの得意なこと、苦手なこと。日常生活の中で、お子さんの行動等で困ること。困り事について、どのように対応したか。うまくいった対応。園時代、お子さんについて先生から何か伝えられたこと。お子さんの離席の理由の当たりは。家での学習時の様子。親が一番困っている事。お子さんが困っていること。

◆我が家の場合
実は次男も(ASD+軽度知的障害・通常級+通級25歳 多動傾向なし)小3時に離席がありました。授業中に頭が痛いと保健室や図書室に行きたがる。担任は勉強が嫌でサボり癖がついていると言います。しかし、彼は早寝早起きの習慣があり、寝不足で保健室にお世話になることはないはず。科目の得手、不得手はあるもののサボリで嘘をつく子ではありません。「必ず何か理由があるはず」と先ずは情報収集。本人は「頭が痛い」とのこと。次に担任、そして保健室では貴重な情報が得られました。彼の訪問は、いつも午後。椅子に座り、20分程で自分から教室に戻ると。次に、発達支援センターに相談。すると学校側に直ぐ連絡を取り、来校し調査。離席理由を解明して下さいました。原因は、学校の構造にありました。安全と明るい教室にと、廊下側を全て硝子引き戸にしており、音楽室などの生活音が硝子に反射。その残響が全て次男の教室に集中している状態。これは聴覚過敏の子には地獄。おまけに、当時の彼の席が他の子どもたちの声がよく聞こえる前の席。彼にとっては二重苦でした。午後になると、イライラや疲れが出て我慢できず教室で爆発していたはず。よく自分で判断できたねと、センターの方が息子に声を掛けてくれました。お陰様で席替えや4年になり教室が変わると離席は発生しなくなりました。

離席理由には、障害特性に関わらず、気質、その他の可能性があります。先ずは、情報収集です。担任の先生を訪ねてみませんか。応援しています。

ハートフルコーチ養成講座は年2回開講。お子さんのコーチになって、幸せな自立をサポートしましょう。