習い事から考えること
神奈川の秋岡です。
母親としての役割を背負って、配偶者への不満を閉じ込めた山本さんのかつての場面が自分のことのように蘇ってきました。でも相手を改めて見つめなおすと関係性が発展するのですね。
さて、私は子どもの習い事に関して最近見つめなおし、巡らせた思いについて書いてみたいと思います。
以前から、息子・娘の友達を見ていて、保育園の頃からたくさんの習い事をしている子がいるなと感じます。1週間の予定がびっしりと詰まっていて、いつ友達と遊んだり、ぼーっとしたりするのだろうと勝手に心配してしまうくらい。多くは親の「将来のために、この習い事を子どもにさせよう」という焦りにも似た選択から始まっているのだろうなと感じることが多々あり、親が子ども自身の意志や主体性を奪ってしまっていないのだろうかと、おせっかいにもその親子関係が気になったりしていました。
しかし、翻って最近の自分を見てみるとどうだろうか。小学4年生の娘はこれまで続けてきた体操、エレクトーン、ダンスを一つもやめずに、今年から週3日ある塾に通い始め、結局私も、子どもの毎日を習い事で埋めてしまっていることに気づきます。
塾に通い始めた前後に、何度も「ゆっくりした曜日を作るためにどれかをやめようか。」と娘に提案してはきたものの、「好きだから全部続けたい!」の一点張り。なのに、最近娘はたまに周囲の人に軽く冗談めいて「習い事が毎日あって忙しいんだよ!」と言う時があります。本当はやめたいのか、いや続けたいのか、娘の真意がわからなくなります。これは娘が意志をもって主体的に選んできた健全な状態なのだろうか、と自分自身のこれまでの子どもへの関わり方に不安を覚えるようになってきました。
2022年09月26日(月)
No.586
(日記)
伝えよう。伝え合おう
群馬の山本です。
羽木さんのお母様への思い、しみじみと共感しています。ただ、息子たちが一人暮らしをするようになり、たまに帰って来る子どもを迎える側にもなった今、母としての気持ちと、娘としての気持ちを行ったり来たりしながら読みました。今度実家に行った時、母に少し優しく出来そうです。
さて今回は、子どもがまだ小さかった頃の夫の対応について、ばらしてしまおうと思います。ひどい対応は山のようにあって、私はよく怒っていましたが、時間薬のおかげでだいぶ薄れてきています。それでも思い出すのは、体調が悪かった時のエピソードです。
夕食がすんで、お風呂に入る時間が近づいてきましたが、私は体調が悪く、どんどん頭痛がひどくなっていました。もうダメだと思い、夫に息子たちのお風呂を頼みました。夫は快く引き受けてくれたのですが、返事はこうでした。
「いいよ。入れるから受け取ってくれる?」
2022年09月19日(月)
No.585
(日記)
母のアルバム
兵庫の羽木です。
「自分で選ぶ」ことを大切にしてあげる田中さんに見守られながら田中家の子どもたちが、まっすぐ成長していくことを確信と応援をもって読ませていただきました。
今回は母とのことを書いてみたいと思います。
6年前、母は脳梗塞で倒れ半身不随となりました。その上、以前から患っていた認知症が急速に進み施設に入りました。県外に住んでいる私は月に1度実家に帰るようになりましたが、日々通うことはできません。
施設に入るのに合わせてせめてと、母にアルバムを作りました。手元にある私のアルバムを引っ張り出して、1枚ずつ剥がしてスキャンし、1冊にまとめました。結婚後からですが、母の歴史です。施設に入ったばかりの頃の母は、まだ家族のこともわかり、今よりは記憶も意識もだいぶマシで、何度も見返していました。
母のために作ったアルバムでしたが、自分にとっても思わぬ効果がありました。
母に対する自分の抱える気持ちに折り合いがついたのです。
2022年09月12日(月)
No.584
(日記)
身をもって実感したこと,
大阪の田中です。
小林さんのブログを読んで、お産した時のことを思いだしました。陣痛がきてから我を忘れるほどの痛みのなかで不思議と不安にならなかったのは、助産師さんが受け止めていてくれたかもしれないと改めて感謝の気持ちになりました。まず、受け止める。私も日常のなかで実践したいところです。
今回は、中学二年生になる娘のことについて書きたいと思います。
娘はダウン症で知的に障がいがあります。最近は少しずつ聞き取れる言葉も増えてきましたが、発音が明瞭ではなく、身振り手振りを駆使しても、付き合いの長い関係でないと伝わらないことが今でもたくさんあります。
そんな娘が小学生のころの話です。
娘は小学校低学年から、放課後や休みの日に発達に特性のある子どもが利用できる、放課後等デイサービスを利用しています。
デイサービスから配られるカレンダーに、利用希望日にマルをつけて1ヶ月の利用日が決まるのですが、あるときカレンダーにマルをつけながら、ふと、娘のスケジュールを私が勝手に決めていいものかと思いました。
2022年09月05日(月)
No.583
(日記)