活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

第12回「泣き笑い日記 オンライン・ホッとカフェ」


11月13日に、チームRB主催「第12回泣き笑い日記 秋のオンライン・ホッとカフェ」をZOOMで開催いたしました。
ホッとカフェは「ハートフルコーチの泣き笑い日記」の読者が「もうちょっと聞きたい」「誰かと話したい」を叶え、ブログ読者と執筆者のハートフルコーチ、代表の菅原裕子と直接語り合える場でもあります。
今回は18名の参加(ハートフルコーチを含む)での開催となりました。

第12回の題材は、10月17日に掲載されたハートフルコーチ・渡海の「生きがいへの分岐点」です。
このブログでは、自分の中に空洞があり、どこか欠けていて、何か足りないと感じていた渡海が、音楽教室への就職を機に生きがいを見つけた話が綴られています。指導講師に「あなたならできる、任せます」と言われ、どんな変化が起きて頑張ってみようと思えたのか、またハートフルコミュニケーションならではの、子育てをするなかでどんな言葉がけをすることで子どもが能力を発揮できるようになるのかについて、皆さんで語り合いました。

参加者の自己紹介の後、渡海に日記を振り返ってもらい、グループに分かれてそれぞれに質問したいことや皆さんに聞いてみたいことなどを話し合いました。
そこでは、指導講師との関係性について話題になりました。「任せます」と言われてプレッシャーにはならなかったのか、指導講師はどんな人物だったのかなど皆さん自分の子育てやこれまでの人生に置き換え、指導講師と渡海の両方の立場から考えてみる機会となりました。

私は、他人に「任せる」ということがなかなかできず、自分でやってしまったほうが早いなと思ってしまうし、子どもには余計な口出しをして「お母さんは黙っていて」と言われてしまうこともあるので、「任せる」勇気が持てていないかもと振り返りました。そこにはいつも不安が付きまとい、それを払拭するために口うるさくなっているのではと自分を分析しました。
逆に、人に「任される」と、その期待に応えようと頑張る自分がいて、そこにはなにが起こっているのだろうと考えました。

カフェも終盤にさしかかったとき、菅原からのメッセージに私はハッとしたのです。
「『あなたに任せる』と信じてくれた指導講師は、渡海さんを信じる『自分』を信じていたのでは」と。そうだったのか、この人なら大丈夫と信じるということは、相手を信じるのではなく、相手を信じようとする「自分」を信じることなんだと、目から鱗が落ちました。

例えば、最近では娘の大学受験の志望理由書はきちんと書けたのかを何度も聞いたり、運転免許を取ったばかりの息子には、出かける前に必ず運転技術についてあれこれ注意したり・・などなど。でもそれは、私が不安なだけで子どもたちはそれぞれ自分なりに考え、行動しているのです。だから、相手を心配しているようで、実は心配をしている自分のことがコントロールできないだけなのだと。
信じるとは、相手を信じるのではなく、相手を信じる自分を信じること。今回の日記に綴られているように、自分の考え方や物の味方、行動を変えることで自分自身を幸せで満たすことができるのだと、目の前がぱっと明るくなる感覚を覚えました。

それからというもの、相手に口を出すことで不安を解消しようとする私はどこかに消え、自分を信じる、私は大丈夫!と、自分の中に答えをみつけようと日々静かに過ごすことができています。そんな勇気と力をもらえた、あっという間の2時間でした。

次回の冬のオンライン・ホッとカフェは2月26日(日)を予定しています。たくさんの方とお話しできることを楽しみにしております。
チームRB一同、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

ハートフルコーチ・小林由美子 






2022年11月17日(木) No.287 (会員チーム活動::チームRB)

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