活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

町田市教育委員会主催 小学校高学年の保護者向け2回連続講座


昨年に引き続き、町田市教育委員会主催による当法人菅原裕子の講演が11月10日および24日の2回にわたり実施されました。小学校高学年の子どもを持つ親たちを対象とした2回連続講座です。
10代に入り子どもの変化への戸惑いや対応の難しさを感じ始めている今、少し立ち止まり自身の子育て、親子関係を考える好機となりました。

「世の中の変化がますます激しくなっている。子どもたちが世の中に出ていくころ、彼らを取り巻く環境は劇的に変わるだろう。じゃあ、私たちはいったい何を彼らに伝えていけばいいのか?それを真剣に考える必要がある」という菅原の冒頭のコメントに、会場いっぱいに集まった30名ほどの保護者がぐっと身を乗り出す様子が見えました。

第1回の講座「10歳からの親子関係」ではハートフルコミュニケーションの基本的な考え方についてのレクチャーに加え、参加者同士の対話、そして、質疑応答が繰り広げられました。
当初は緊張気味だった皆さんでしたが、「では、お話しください」の菅原の声掛けを待ちきれないように話し出す様子が印象的でした。

続く第2回は「親子の気質とエニアグラム」と題してエニアグラムの基本について学びました。
このテーマは、昨年度の参加者から「ぜひ開催してほしい」という要望が高く、今年実現したものです。熱心にメモを取りながら聞き入り、多くの質問も飛び出ました。菅原がひとつひとつの質問を丁寧に聞き取りコメントをすることで、会場にはうなずきが起こり、「お〜、なるほど」の声が上がります。
それぞれの「違い」を受け止め、「じゃあ、どうすればいい?」と考えることの大切さを確かめ合う時間でした。

子どもの年齢が上がるにつれ、親同士の対話の場は少なくなっていくようです。一方で、子育ての悩みは多岐にわたり、深くなるのもこの時期かもしれません。そんな時にこうして子育てについて学び、考え、対話する場があることの意味を改めて痛感しました。
連続講座を主催してくださった町田市教育委員会のご担当者の方々に感謝するとともに、これからもおひとりでも多くの方にこの場をお届けしていきたいと想いを新たにしています。

ハートフルコーチ・平松容見子



2024年01月12日(金) No.305 (ワークショップ)

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