活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

第52回ハートフルクラブ『クロスロードゲーム〜ハートフルコミュニケーション編〜』


11月3日(金)の第52回ハートフルクラブは、「クロスロードゲーム〜ハートフルコミュニケーション編〜子育てのこんな場面 あなたなら、YESですか?NOですか?」 というテーマで、40名の参加者と共にオンラインで実施しました。

「クロスロードゲーム」は、阪神淡路大震災を契機に、災害対応のために開発されたカードゲームです。「クロースロード」には「岐路・ 分かれ道」、そしてもうひとつ、「人と人が出会う場所」という意味があります。災害時に想定外の問題に直面して岐路に立たされたとき、自分がどんな決断をし、どんな行動をとるかをYES/NO形式で答え、その後、自分がなぜその選択をしたかをグループでシェアします。
その優れたところは、ジレンマを伴うような問題を自分事として主体的に考えられるだけでなく、自分とは異なる意見・価値観に触れて気づきも得られるところです。

ハートフルコミュニケーションではこのゲームを子育てに応用できないかと考え、群馬県で活動するチームGを中心に開発を進めてきました。それが、今回実施した「クロスロードゲーム〜ハートフルコミュニケーション編」です。

当日は、「日々起こる子育ての出来事を題材に、みなさんで意見を交わしながら子育てのヒントを得る時間にしていきましょう」という、当法人代表・菅原裕子の挨拶でスタートしました。
とりあげた問題は、乳幼児期〜思春期の子育てで直面しがちな出来事です。たとえば、「小学校3年生の子どもが約束した時間を守らずにいつまでもゲームをしている。 これからもゲームをさせますか?」といった問題について、その親の立場になってYES/NOの答えを出し合いました。

元々は対面で行うゲームでしたが、コロナ禍を経たこの日は、オンラインでの実施。本来であればYESかNOを記したカードを示すところを、Zoomのリアクションボタンで転用するなど、オンラインならではの工夫も加えながらゲームを進めていきました。

時に笑い合いながら参加された皆さんの意見と思いをお聞きするうちに、もう社会人になった我が子の小学生時期を思い出して懐かしく感じたり、もっと寄り添ってあげたらよかったなあとも思ったりしました。
また、人それぞれに感じ方や受け止め方があり、どの意見や経験談は貴重であると実感し、共感と気づきが多い時間を過ごされて頂きました。
自分の見方を少し変えることで、感じ方や受け止め方も違ってくるのかもしれません。自分自身を振り返りるきっかけとなり、これからの過ごし方・生き方のアイデアを手に入れることもできました。

私はハートフルコミュニケーションと出会ったことで、日常での心を整えることができました。
家族やまわりの方との関係に良い変化を与えてくれています。
今回のハートフルクラブに参加したことで、一緒に考え語り合える場・共感と繋がりを感じ取れる場であるハートフルコミュニケーションを、ハートフルコーチとしてお手伝いをしていきたいと改めて思いました。

ハートフルコーチ・岡本雅津子  




2023年12月06日(水) No.303 (ハートフルクラブ)

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