活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルコーチ養成講座初級/大阪(4)


この日の大阪での養成講座初級は、早朝の地震の影響で交通が大混乱する中、参加者のみなさんはそれぞれの手段で駆けつけて、なんとか予定通り始めることができました。

この日のテーマは「責任」です。
「責任」の力はできると知って任せることでしか育たない。
「親はいかに手を出さないかよ!」
講師・菅原の力強い言葉を聞きながら、ちょうど1年前ここに参加者としていた自分を思い出していました。

「この人の言っていることをすべて吸収したい」

答えが欲しい!とすがる思いで講座を聞いていた自分。
参加者の皆さんの、真摯に自分の課題に向き合って話されるチェックインや、「責任」や「被害者」について一生懸命聞き入る姿を、懐かしくも愛おしい気持ちで見ていました。

あれから1年間。
もう高校生の子供たちには親の懐にいる時間はあとわずかかもしれない。
「近い将来、この子が1人で生きていけるように」を常に念頭に置き、
「自分のことは自分でやり、考え、決める」を実践してきました。
そうしたら、特に息子の成長には目を見張るものがありました。
あんなに勉強しなかった息子が、自分で進路を決め受験に向かって前に歩き始めました。なにより笑顔と会話が増えました。
「責任」を教える過程で、親が子どもを別人格として尊重し任せることの大切さを体感した1年でした。

この日の講座の中で菅原は、
「子どもにはたくさんの選択肢を与えよう。そのためには親自身がたくさんの選択肢を持つことが必要だ」
と言いました。

なるほどそうだ。親がたくさんの選択肢を持っていれば、
例えば、子どもが「被害者の意識」を選択しようとしたときに、「他の選択肢もあるよ」と提示することとができる。
「自分で決めなさーい」ではなく(わたしはまだこのレベルでした)。
コーチとして根気よく一緒に探していくスタンスで。
子どものコーチとして選択肢をたくさん持つ優秀なコーチであるために、親も学び、成長していかなくてはと感じました。

初めてのアシスタント、すごく緊張して行ったのですが、なんだかとても幸せな気持ちでその場にいました。
たぶん、自分が本当に学んでよかったと感じている「責任」を伝える場にいることができたからなのかなと思います。

ありがとうございました。

羽木絵里 


        
                      

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