世田谷キャラバン〜大盛況のご報告!
「ハートフルキャラバン」と称して開催しているこのイベントは、チーム世田谷では今年で4回目。
明け方まで降っていた雨も昼前にはすっかりあがり、当日は100名を超える方にご参加いただきました。
「子どものやる気のコーチング」がテーマの菅原裕子の講演では、「人はどんな時にやる気になるのか?」という問いかけからスタートしました。
私自身がやる気になるのは、他の人から指示されて仕方なく物事に取り組んでいる時ではありません。自らが興味関心を持っていることに取り組んでいる時に、断然やる気は高まります。やる気と言うのはあくまでも自発的なもの。他の人から「出せ」と言われてもそう簡単に出せるものではありません。それなのに、我が子たちには「ここでやる気をだしなさい」「このことに頑張って取り組みなさい」と平気で言っていたような気がします。
そのため、講師の「子どもをやる気にさせることはできない。親にできるのは子どもが自らやる気になる環境づくりである」という言葉は、ぐっと腑に落ちる感じがありました。周りの多くの方も「うんうん」と頷いている様子が印象的でした。
実のところ、私がチーム世田谷のメンバーになったのはキャラバン開催の一か月前。「ハートフルコミュニケーションを伝えるお手伝いがしたい」そんな思いでチーム活動に参加しました。参加して驚いたのは、今回のイベントにはイベントを先導する“リーダー”がいないということでした。いえ、正確には「いない」のではなく、チームメンバー全員が“リーダー”という体制で進行していたのです。できる人ができることを担当するという自主的なマインドで臨んでいました。どっぷりかかわった人からイベント当日のみのサポートの人までさまざまでしたが、誰もがその人のもてる力を発揮する“全員野球”ならぬ“全員イベント”だったと思います。こういうカタチもありなんだなあと新鮮な想いでいっぱいになりました。
今回のキャラバンでは私自身も多くの気づきを得ることができました。現在、我が家の次男は就職活動の真最中。今日もまた黒いスーツに身を包み就活に出かけます。マイペースで焦る様子のない息子に内心ハラハラの私は「頑張って!」の一言が思わず喉元までこみ上げる日々です。けれどもきっと、彼は彼なりに頑張っているはず、息子のやる気を信じよう。そして笑顔で見送る母でいよう。その思いを新たにする一日となりました。
チーム世田谷/郡 清美
2015年06月30日(火)
No.174
(会員チーム活動::チームTOKYO)