活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

セミナーin 大阪/子どもを幸せに導くしつけのコーチング(2)


11月13日に大阪でのハートフルセミナ-第2回目が開催されました。乳幼児期の子どものしつけのコーチングを取り上げこの2回目は、前回に引き続き参加された方が多く、子育てについてもっと学びたいという雰囲気の中スタートしました。

2回目のテーマは、乳幼児期の子どものしつけのコーチング「気持ちを受け止めよう」です。
まず最初に、しつけが目指すものは何かについての説明がありました。
それは、子どもが自分の心をコントロールできるようになること。思春期の終わる頃までが目安だそうです。
           
それにしても、しつけの話なのに、なぜテーマが、「気持ちを受け止めよう」なのか・・・最初は分かりませんでしたが、その後の話を聞いて謎が解けました。
子どもは、葛藤することで自分をコントロールすることを学びます。そして、葛藤する力を育てるには、安心できる場所であることが前提となります。そのためには、子どもの気持ちを受け止めることが大切になるのだそうです。

そう聞いて、思い起こしたことがありました。今16歳の息子が2歳の頃のことです。私は息子の食事のしつけに手こずっていました。スプーンを自分で持とうとしないのです。「いただきます」と言った後、スプーンを落とします。その時の顔はというと、ニッと笑っているのです! 私は「またか…」と怒りをこらえ、スプ―ンを洗い、もう一度持たせますが、持ったと思ったのも束の間、数秒後、持たされた方の手をパーにします。ポトッという音と同時に、私の怒りが息子に向かっても、息子は笑っているのです・・・

「気持ちを受け止める」ことの大切さを知り、最初にスプーンを落としたのはなぜなのか、息子の気持ちを振り返ってみると、すぐに思い当たりました。息子が一人で食べ始める時期に、私は食べこぼした後の掃除が面倒で、つい食べさせてあげていました。だから息子には、一人では上手に食べられないという思いがあったのではないかと。あの頃に戻れるなら、謝り、気持ちを受け止めてあげてから、自分でスプーンを使って食べるか、食べさせてもらうのか、選択させてあげたいです。息子は、スプーンを落とすというやり方で自分の気持ちを表現しました。その気持ちを受け止めてもらっていたら、自分で考え、どちらが自分にとって良いのか、考えようとしたのではないかと思います。

今は、箸でご飯を食べる息子。乳幼児期はだいぶ前に終わっていますが、立ち止まって考えてほしいことがありました。それは、部活動に時間かける時間と勉強にかける時間の割合です。
このセミナーを受けた私は、まずは気持ちを受け止めること、と思い、部活をすることが楽しいと思っている気持ちを受け止めました。その後、息子に、部活から帰って疲れていることが多いこと、今の勉強時間を受けての結果に関して考えてもらうと、自分でもこのままで良いと思ってないと、という答えが返ってきました。そして、どうしたらいいか、自分から考えていました。
今回のセミナーは、乳幼児期のしつけでしたが、思春期の今でも活かせていけそうです。

第3回は、来年、2月5日(日)の開催となります。児童期の子どものコーチング「信頼関係を構築」です。子どもが成長するにつれ、悩みも変化していきますね。また、現在の子どもの時期とは違っても、生かしていける気づきがあったり、分かると気持ちが楽になることもあったりすると思います。今から楽しみです。
皆様のご参加をお待ちしています。

長野 環

                                         


          

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