活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

セミナーin東京/子どもを幸せに導くしつけのコーチング(3)


4月21日(土)に東京でハートフルセミナー「子どもを幸せに導くしつけのコーチング」の第3回目が開催されました。
参加者は第1回目から継続受講の方や、今回初参加の方もいらっしゃいました。

毎回恒例のチェックインでは、自己紹介を兼ねて前回の学びから日常で試してみての気づきや、今の困りごとのお話しなど、セミナーで学んで今を変えたい、親子で成長したいという声が聞かれました。
そんな皆さんの熱い思いを感じた私も朝から刺激を頂きました。

今回のテーマは、児童期の子どものしつけのコーチング「信頼関係を構築」です。
比較的穏やかな児童期。言葉を使えるようになった子どもに対して、親は感覚や気持ちと価値観を言葉で伝えていくようになります。子どもとの信頼関係を構築するために必要なエッセンスがたくさん詰まった時間でした。

私が印象に残ったのは、否定的に見える子どもの言動には、子どもにとって何か肯定的な意図があるということです。
自分の子育てを振り返ってみると、子どもの問題行動に怒りの感情スイッチが入ってしまうことがたくさんあったことに気づきました。そして、感情的になっている時は子どもの肯定的な意図は探せないことを学びました。

そんな私にもできていることがあったことも思い出しました。
この春から社会人になった息子が小学生だった頃のことです。

その辺に落ちている石を蹴ることをやめない息子を、私は毎回叱っていました。
何度言っても聞かない息子がガソリンスタンドに止まっている車を傷つけてしまい、親子で謝りに行ったこともありました。
そんなある日。
「学校の校舎のガラスを割ってしまったので支払いをお願いします」と担任の先生からお電話をいただいたことをきっかけに、息子と向き合って話をする時間を持ったのです。
叱らずに息子の話をよく聞いてみると、子どもの言動の裏側に寂しさがあったことに気づきました。そこで仕事の時間を減らし、息子と話をする時間を意識して持つようにしました。そうすることで悪循環を断ち切ることができて、私もとても楽になりました。息子とは今でも良い関係が続いています。

参加された方々にも同じような気づきがあったようで、その表情の変化も印象的でした。
「怒ってばかりいると思っていたけど、気づいたら怒らなくなっていたことがあった」という言葉に、他の参加者の方も「え〜私も同じ!」と。
できていることに気づいた方の表情がぱっと明るくなり、その場にいた私まで穏やかな気持ちになりました。

次回4回目のセミナーは6月18日(日)に開催されます。
 
http://www.heartful-com.org/html/02_17.html
テーマは「思春期の見守り方」。思春期の子どもの問題解決能力をどう育てるかについて、一緒に考えていきたいと思っています。
みなさまのご参加をお待ちしています。

西澤久美






                           
2017年04月30日(日) No.129 (セミナー::in 関東)

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