活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルコーチ養成講座初級/大阪(3)


9月10日大阪にて、ハートフル養成講座初級第3回目が開催されました。
今回の講座は、前回との間隔が短く、3週間ぶりに受講生のみなさんとお会いしました。その間に夏休みも終わり、それぞれがいろんな学びのエピソードを持っての参加です。

養成講座の初級は、ハートフルコミュニケーションの基本を理解する学びの場で、毎回テーマに沿って、レクチャーや体験ワーク、コーチング実習を行います。そして受講生は、講座で学んだことから、自分自身の課題を見つけ、日常生活で実践していきます。
したがって、次回の講座には受講生一人ひとりが日常生活での気づきを持って参加し、講座の中で振り返り、学びとして、自分の中に落とし込んできます。それが、毎回講座の始まりに行われるチェックインです。そして、そのチェックインから、受講生と講師菅原との対話やレクチャーが始まります。それが、受講生一人ひとりが抱える悩みや課題を解決するための生きた学びを得ることができる大切な時間になっています。

今回もそのチェックインの時間に、受講生のみなさんの大きな変化と学びを感じ取ることができました。
みなさんから出てきた話の中に、夫婦や家族関係の話題が多くありました。
子育てをより良くしたいと思い参加したみなさんは、「自分と子ども」という一対一の関係から「夫婦、家族関係、そして自身の親子関係」という大きな視野で物事を考えるようになっていました。
また、問題を自分自身で解決しようと思い、一人で頑張っていた人が、講座で学んだことを夫婦で話すことで理解を得ることができ、夫婦関係や親子関係が少しずつ変わってきたと言います。

ある方は夫と子どもの関係が気になっていて、今までは、仲介役に回っていたそうです。しかし講座での気づきから、自分が学んできたことを夫にも伝えることにしたと言います。すると、夫も理解を示し、今まで変わることのなかった子どもへの関わり方も工夫をし始めたというのです。
そのエピソードを通して、受講生のみなさんは、講座で学んだことを夫婦や家族で、そして共に子育てする仲間とシェアし合える関係をつくることが、子どもにとって良い環境をつくることにつながっていくのだと学ぶことができました。そうして、それぞれのチェックインでの学びを自分のことと結びつけて考え、新たな気づきへとつながっていきます。

自分の気持ちを正直に話すことは、簡単なことではありません。私自身、大人になってからは自分の弱さやできていないことを、人にさらけ出すことに抵抗を感じるようになりました。特に子育てに関しては「母親なんだから、子育てを頑張るのは当たり前」と考え、一人で背負いこんでしまうことがありました。
しかし、養成講座で学んでからは、「つらいときにはつらいって言おう。助けが欲しいときには、お願いしよう」と思えるようになりました。そう思えたのも毎回のチェックインで自分の気持ちを話すことができ、それを受け止めてもらうことができたからだと思います。
そして、その時一緒に学んだ仲間は、互いを認め、支え合える最高の仲間となりました。今でも、離れていても何かあればいつでも相談し合える関係が続いています。

養成講座では自分の気持ちを正直に話すことで、今、自分に必要な学びを得ることができます。そして、それこそがここに集った、共に学び合う受講生にしか得ることのできないものです。
ここに来なければ、学べないことがある。だからこそ、私自身も講座を修了し、ハートフルコーチになった今もアシスタントとして参加し、ここにいるのだと思います。

さて、初級講座も残り半分。自身の課題とどう向き合い、どんな気づきがあったのか、次回の報告が楽しみです。

ハートフルコーチ・豊田園子




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