活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

第35回ハートフルクラブ


第35回ハートフルクラブは、当法人設立十周年を記念したイベント「ハートフルフェス」として、11月23日(木・祝)に世田谷区 砧区民会館(成城ホール)で開催しました。
ハートフルコミュニケーションの主要プログラムを無料で体験できるという初めての試みに、60名近い方が足を運んでくださいました。

半日でできるだけ多くのプログラムを体験していただけるよう、会場を3つのゾーンに分け、複数のプログラムを並行して実施しました。

ひとつめの「講演ゾーン」では、当法人代表・菅原裕子の講演後に、マルチエージェントとして活躍する森本千賀子さんとの対談を組み、それらから得た気づきを参加者それぞれの日常に生かすためのグループセッションを行いました。
森本さんは妻・母・ビジネスパーソンのどれをも充実される生き方がNHKの番組でも紹介されたバイタリティあふれる方です。仕事にも子育てにも全力投球な様子と溌剌としたお話しぶりに、会場は笑いに包まれながら一体化していきました。ご自身の小中学生のお子さんの力を「信じて任せる」ことの徹底ぶりに感心する声もしきりで、その後のグループセッションもたいへんな熱気でした。

AIの台頭などによって、社会の構造が大きく変化する未来社会でこれまで以上に求められるのは「変化に対応する力」であるというのが、森本さんの考えです。その力を子どものうちに付けておくと、大人になってからも必要とされる人材となると断言されていました。私たちハートフルコミュニケーションがお伝えしていることが、これからの時代を生きる子どもたちに極めて大切なことであることを再確認させていただく時間となりました。

2つめの「体験ゾーン」では、エニアグラムやセミナーなどの人気プログラムごとにブースを設けて、プログラムの特長が一目で掴めるパネルの展示や、毎朝8時に配信されるハートフルメッセージを使ったカード作りなどを行いました。
うれしいことに、展示物を読むよりむしろ、ブースを担当するハートフルコーチと対話される参加者が圧倒的で、なかには奥様が講演会に参加している間に立ち寄られた男性や、後述の「お楽しみゾーン」終了後に親子で楽しまれた方も多数いらっしゃいました。

3つめの「お楽しみゾーン」の対象は、ハートフルフェス参加者の小学生のお子さんです。1,2年生はパステルアート、3年生以上は自作動画に英語で字幕を付けることにチャレンジしました。
パステルアートのクラスでは、色の混ぜ方や消し方次第で絵がどんどん変化することが分かると、子どもたちの想像力と創造力に火が付いて、アイデアが溢れて止まらない様子でした。自由にのびのびと取り組んだ子どもたちの顔もパステルピンクに染まっていました。

英語字幕の動画制作のクラスでは、バイリンガルの米国人講師によるレクチャーとグループディスカッションで、動画のパワーと世界言語としての英語の魅力に目覚めた子どもたちが、自分の作品を世界中の人に見てもらおうと、編集と字幕作りに夢中になりました。
それぞれ2時間半、3時間という長丁場でしたが、どちらのクラスも「楽しかった〜」「またやりたい!」という声と共に親御さんとの合流を迎えました。

イベント終了後も会場のあちらこちらで、参加者同士で話に花を咲かせていたり、ハートフルコーチと話し込まれたりする姿が見られました。この場で得られた学びが参加者ひとりひとりの日々に溶けこみ、子どもたちの笑顔となって表れていることを心から願っています。

ハートフルコーチ・米澤佐知子





2017年12月10日(日) No.154 (ハートフルクラブ)

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