大阪市で入学サポートプログラムを実施しました
去る1月31日、大阪で初開催となった『小学校入学サポートプログラム』を大阪市立十三小学校へお届けして来ました。
同校の校長先生がネットを通して私たちの取り組みに興味を持ってくださったことが、プログラム実現のがきっかけでした。
何度か打合せを重ね、昨年10月の学校説明会の時に30分、そして1月の入学説明会の時に70分という二部構成で進める事が決まりました。
この学校は、大阪最大のターミナルである梅田から淀川を渡ってひと駅、夜は賑やか な飲屋街となり多くの単身者が利便性を求めて居を構える地区にあります。子育て世帯はあまり多くない地域で、各学年単クラスのこじんまりとした都会の小学校です。
大阪市淀川区では、ご家庭の意思で行きたい学校を選択できる学校選択制度があるため、今回のような『入学前プログラム』の開催が他校との差別化のひとつとして位置付けされます。
第二部のプログラムを実施する1月の講座当日は、冷たい雨の降る日でしたが、今春入学予定者の内20名を超 える保護者の方が参加してくださいました。
昨年10月の第一部に参加されていた保護者の方も数名が含まれていたせいか、ワークのためのグループ作りも比較的スムー ズに進みました。
それでも、「なるべく”初めまして“の方とグループをつくってくだ さい」という講師・桑原のことばに、多くの参加者が「え? 知らない人と? グ ループ? しゃべるの?」と戸惑い気味。そこは、私たちサポートコーチの出番です 。3分咲きの笑顔で「こちらの方とは、初めましてですか?」などと声をかけながら 、椅子の位置を整えてグループ作りをサポートします。
「入学に向けてお子さんにど んなことを任せてみますか?」とのテーマで話が始まると、他の人が子どもに自分でさせていることの話を聞いて、「えーっ! そんなこともできるんだ。うちもさせよう…」などと、同じ年齢の子をもつ者同士あっという間に場は盛り上がっていきます 。
ワークを重ねる度に知らない同士が打ち解けていく感じが、私たちコーチや今回プ ログラムを見学してくださった教育委員や区のご担当者の方々にも伝わり、後方で校長先生が嬉しそうにうんうんと頷いておられるリラックスムードへと変化してい きました。
今回の実施にあたっては、学校側のご配慮で子どもたちには別プログラムが用意されました。親子分離にて進行できたことにより、参加されたお母さん方は話に集中することができたと思います。
たまにお母さんの様子を窺いに戻ってくる子や下のお子さんを抱っこしたまま参加されるお母さんのサポートをすることも、サポートコ ーチの大切な役割になりました。
参加されたお母さん方も、入学式の時には知っている人がいて安心感を持たれることと思います。
校長先生からは、早速来年もというお話をいただき、改めてこの『入学前プログラム』を関西地区でもたくさんお届けできるよう目指していきたいと思いました。
ハートフルコーチ・南村友子
▶▶▶小学校入学サポートプログラムの詳細とお申し込みは下記ページをご覧ください。
https://www.heartful-com.org/html/02_18.html
2019年02月14日(木)
No.238
(ワークショップ::入学サポートプログラム)