活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

東大阪市でのハートフルキャラバン


昨年12月2日(日、東大阪市の四条リージョンセンターにて、チームWEST主催のハートフルキャラバンを開催しました。
ハートフルキャラバンとは子どもの心のコーチングの著者である菅原裕子による講演と、参加者4、5人とハートフルコーチが輪になってテーマを決めて語り合うハートフルセッションを合わせて体験できるイベントです。
冬の寒さも増す中、54名の方に参加していただきました。

講演のテーマは、「子どもの幸せな自立」です。
「最近の10年20年で世の中は目まぐるしく変わったけれども、親が子どもに教えられることは、ずっと変わりません。愛すること、責任、人の役に立つ喜びの3つです」。講師の菅原のこの言葉から始まると、みなさんの面持ちが変わったように思いました。顔をしっかりあげて聞き入る方や、忘れないようにメモを取る方など、真剣な様子が伝わってきました。

講演のなかで、参加者同士で子どもの気持ちになるペアワークをしました。責めたり問いただしたりされずに、ただ言った言葉をそのままやさしくふわっと返された時に、受け止めてもらえたと感じることができました。そして、自分がどうしたいのか考え始めることができました。
家でのやりとりを思い出しました。19歳の長男は忙しくてやりたいことができない時など、私に似て弱音を吐くことがよくあります。そんな時に
「バイトの日数が多いんじゃない?」など言ってしまって、気まずい雰囲気になることが何度かありました。
やさしく、ふわっと、
「今そういう気持ち(状態)なんだね!」と返すだけで良かったんだ、その先どうするのかは子どもが考え始めることで、私は聴くことに集中するだけでよかったんだ、と気づくことができました。
「今大変なんだね!頑張ってるね!」とだけ返すようにすると、息子から
「そうやねん。今週が忙しいピークやねん。何とか乗り越えるわ」と返事があったり、
「バイトの日数調整するわ」と頼もしい言葉を聞くことができるようになりました。私自身も一緒になってイライラしたりすることなく、応援する気持ちでいることができるようになりました。

後半はハートフルセッションの時間です。グループに分かれてテーマに沿って語り合いました。
悩みを抱えている人がいれば、他の人は、少しでも参考になればという思いから、ご自分の経験を話されました。またお互いにアイデアを出し合ったり、応援しあったりなど、とてもあたたかい時間を共有することができました。あらためてハートフルセッションの魅力を感じることができました。

関西地区では、3月17日に実践教室「子どものしつけのコーチング」思春期編のセミナーがあります。
思春期の子どもは、親と衝突することが増えたり、逆に自分の内面を見せないように振る舞うことがあったりで、親も悩みを抱えることが多い時期だと思います。思春期の子どもにどう接していくのかを学んで、子どもと信頼関係を築きましょう。笑顔の日々が増えるきっかけにしていただけたらとても嬉しいです。
6月には気質の違いを知って自分と子どもをより理解するエニアグラムのセミナーもある予定です。子育ての軸をつくりながら親も成長していくことができるハートフルコミュニケーションの活動を多くの人に届けられるように、これからも成長していきたいと思います。

チームWEST/桜井美紀 



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2019年03月08日(金) No.239 (会員チーム活動::チームWEST(関西))

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