活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルコーチ養成講座初級/大阪(1)


令和元年7月14日(日)、関西では4回目となるハートフルコーチ養成講座(初級)が始まりました。
受講生は13名。私は2年前の養成講座を修了し、今回はアシスタントとして参加させていただきました。

まずは講師の菅原から、ハートフルコーチ養成講座が目指すことについての話があり、その後、チェックインとして受講生の参加動機をお聴きしました。
子育てに活かしたい方、職場や仕事で活かしたい方など、参加動機はそれぞれですが、みなさんがハートフルコーチ養成講座に期待されているということを強く感じました。

第1回目の養成講座ではリフレーミングを学びました。
私たちは無意識に使っているフレーム(枠組み)を通して世の中を見ていて、その勝手なフレームによって物事をマイナスに捉えてしまうことがあります。
子育てにおいては、無意識ではあるものの子どもに対して自分の勝手な見方で話してしまい、その言葉によって子どものやる気を失くしてしまうことがあります。
自分のフレームを肯定的なものに変えて、どんな言葉を使えば子どもがやる気になるのかを、私たち親も勉強する必要があると思いました。
既にリフレーミングを学んだ私も、この2年の間にたくさん実行してきました。子どもや、職場の人たち、そして自分自身にもリフレーミングをすることで、ずいぶん物事を楽に考えられるようになりました。
ただ、簡単なようで難しいリフレーミング。
受講生同士でリフレーミングの練習をしていると、なかなか思うような言葉が出ず、お互いに顔を見合わせて「難しいよね〜」と笑いが出る場面も何度かありました。
1人でリフレーミングの練習をしていると難しいと感じてしまうことも、仲間がいることで「難しいけれど楽しい!」と受講生同士で感じ合えるこの場が、養成講座の魅力なのだと実感しました。

コーチングでは「傾聴」するということを学びました。私たちは人の話を聴いているつもりでも、聴いていないことがあります。最後まで聴かずに割り込んでしまったり、ながら聴きをして視線を合わせていなかったり。私も改めて、子どもの話を聴いていなかった自分に気付かされました。
私が養成講座に通いだした頃にも、思春期に入った娘が「お母さん、スマホを置いて!」と言ったことがありました。私は一瞬「え?」と時間が止まったような気がしましたが、娘の話を聴いているつもりでも視線はスマホに向けていたのです。
「傾聴」の大切さは、話を聴いてもらえたことで、どんな自分でも受け入れられたと感じ、自分のことを肯定的にとらえることができるようになることです。いくら「私は子どもの話を聴いている」と思っていたとしても、話をしている子どもの方が「聴いてもらった」と思えなければ意味がないと改めて思いました。

9時30分〜始まった養成講座。最初はみなさん緊張されている様子で、表情もかたかったのですが、講座が終わるころには、みなさん仲間意識も出てこられ、和やかな雰囲気で終えることができました。
初級は全6回です。長いようで短い養成講座。受講生のみなさんそれぞれが学び多い時間となりますように、アシスタントとして協力させていただきたいと思います。

ハートフルコーチ・深谷靖子






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