活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハートフルコーチ養成講座初級/大阪(2)


8月25日、大阪にてハートフルコーチ養成講座初級2回目にアシスタントとして参加しました。

「はい、チェックインです」。講師の菅原から、始まりの掛け声のような、勇気が出るような言葉から始まりました。
チェックインでは、「今日まで何が起こったか、しゃべりたいことを話してください。そして、人の話を聴いて学ぶ、子供の自己開示に付き合うありかたを学ぶように」と説明がありました。私が3期として受講したあのとき、飾らずに、カッコつけずに全てを吐き出そうと決心した記憶が呼び起こりました。そして、受講生は、たくさん話しました。向きあって、気づいて、学んでいました。菅原は、聴いて、共感して、解説して、励まし、次の目標を導いていました。まさにコーチングでした。
失敗したことを、嘆いたり、泣いたりするのではなく目標達成のための学びとすること。子供のいいところを探してノートに書き留める。手をかけすぎず、コントロールをしない。黙って待つこと。自分の日々を楽しんで、喜びを表すような会話をする。その人を受け入れ、私はこれでいいと思えた時、心の器が大きくなる。
それらのストーリーは、全て今、子育て中の私の問題と同じで、気づき、学び、励まし、勇気をいただきました。そして、受講生も又、同じ気持ちだったのではないかと思います。

2回目の講座のテーマは、「愛すること」です。
私は「愛すること」についてずっと模索中です。養成講座を受けた時には、はっきりと解らないと言った記憶があります。私は子供たちを、愛せているのか、これは、親のエゴなのか、甘やかしなのか。どうやって愛するのか。
菅原は、最初に「自分を愛してください、そのままの自分、情けない自分、生きることが楽しい、生きて自己肯定感を持ってください」と伝えました。
「嗚呼、これだ、私が私を愛していないんだ」と心が叫んだように思いました。
菅原は、「愛することのテーマは、『あるがままを受け入れる』です」と何度も言います。ところが私は、いつでも正解を探し、できていないと落ち込み、知っているのにできないと落ちこみ、前よりはできるようになったのに、もっと、もっとと自分を追い詰めていました。
子育てが思うようにできない自分、同じ失敗ばかりする自分、学んで色々気づいている自分、頑張ってる自分、落ち込む自分、何とかしたいともがく自分、全てを、あるがままに受け入れ、条件付きではない自分を愛せるとき、心の器が大きくなり、視野が広くなっていくのではないのか。そして、大きくなった心の器と広い視野で、条件付きではなく、子どもをあるがままを受け入れ、愛することができ、伝わるのではないかと感じました。そして、私自身が子どもを愛していることを実感し、喜びへと変わるようにも思いました。

「自分と親」の関係のワークでは、親にどのように愛されたか向き合います。それぞれが、親に対して感じたことがありましたが、菅原より「問題のある親がいても、それでも生きている、結構大丈夫。でもよりすばらしい人生を送りましょう。知らなかったことには残念だが、彼らが知っているたった一つの方法で愛した」と教えていただき、皆も私も安堵し、励まされたように思います。
チェックアウトでは、気づきや課題をシェアし、さらに深まったようでした。今の私は、母性の落とし穴にはまっていることにはちゃんと気づいてはいるけれど、なかなか這い上がれないでいる、葛藤の毎日なんだと思いました。そんな自分を責めるのではなく、認め、あるがままを受け入れようと思いました。
2年前に養成講座を受けた時には解らなかった「愛すること」が少し解ったような気がしました。僅かではあっても、成長している自分がいるように思います。
受講生と共に子どもと向き合い、自分と向き合い成長していきたいと思います。

ハートフルコーチ・長崎美穂 





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