ハートフルコーチ養成講座初級/大阪(5)
11月10日(日)に、大阪でハートフルコーチ養成講座初級5回目が開催されました。
まずはチェックインから始まります。受講生それぞれが真摯に自分と向き合い、自己開示し、それを講師菅原はじめ受講生の仲間が聴き、見守ります。
私が養成講座を受講した4年前、初回に講師菅原からこう言われた言葉を思い出します。「ここに来てただ座っているだけでは何も起こりません。安心できるこの場で、自己開示し、自分と向き合いましょう!」
今回で5回目となったチェックイン、私たちが受講した時もそうでしたが、同じ目的を持った仲間が心から応援しあっている何ともあたたかい雰囲気のなかで自分をさらけ出し、まるごと受け入れてもらえるので、受講生の顔が回を重ねるごとに明るくなってきている感じがします。
午後は、問題の区別化について学びました。
私が養成講座でこのことについて学ぶ前、小4と年長の息子のテレビを見る時間について、決めた時間を過ぎていることを私が叱り、息子たちもぶーたれて雰囲気が悪くなるということがしょっちゅうありました。養成講座で、「ルールを親子で一緒に考えて決める。ルールを破った場合は、ルールに叱ってもらう」と習い、実践してみました。
ルールは、おやつを食べながら楽しい雰囲気のなかで決まりました。子どもたちから、「テレビは一日一時間にする。ルールを破った場合は、一週間見ないことにする。」と提案があり、それをルールとすることにしました。
ある日、ルールで決めた時間を過ぎる前に「そろそろ時間だよ」と伝えたけれど、時間を過ぎてもテレビを消さないことがありました。私は、内心、「きたきたー! 今こそ、あれだ!」と思い、冷静に実行に移しました。
「時間過ぎちゃってるね」と伝えると、息子はとても悔しそう。習ったとおり、息子の悔しい気持ちを私はしっかり受けとめます。「悔しいよね..うん、お母さんもそう思うよ〜..でも、ルールだからね..」。
すると、以前は私にぶーたれていた息子の負の感情の矛先が私に向かってきませんでした。自分で決めたルールのとおり、一週間テレビを見ないということを静かに受け入れました。そのため、雰囲気が悪くなることもありませんでした。
その後、息子たちは何度かルールに叱ってもらうことを繰り返すうちに、親があえて言わなくても自分たちで決めた時間におさまるように見る時間をコントロールするようになりました。そして、年齢や成長に合わせてルールの内容も見直しつつこれを続けた結果、テレビのことで叱ったり、それが元で険悪になることはなくなりました。
子どもの問題なのに、親が首を突っ込み叱ると、親と子の間の葛藤になってしまう。だから、ルールに叱ってもらうと、子どもは親との葛藤にならず、自分の問題として考えるようになる。習ったことが実践で腑におちました。
子育てを学ぶつもりが、自分自身を整えることに繋がり、それにより自分自身の人生も、子育ても、さらに楽しめるようになる。養成講座はそんなプラスの循環の場だと思います。
次回は初級養成講座最終回、受講生のみなさんのどんなお話が聴けるのか、今から楽しみです!
ハートフルコーチ・五十君朋子
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2019年11月28日(木)
No.247
(ハートフルコーチ養成講座::初級::初級/大阪)