活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

第41回 ハートフルクラブ


11月23日(土)世田谷区 砧区民会館(成城ホール)にて、第41回ハートフルクラブを開催しました。
今回は、パネリストに産業能率大学情報マネジメント学部教授 荒木淳子先生と、専修大学法学部教授 岡田憲治先生をお招きし、『親の「働く」と、「子どもの健全な自立」をサポートするコミュニケーション』をテーマに、当法人代表・菅原裕子とのパネルディスカッションの形で進められました。

「働く」ということと「家庭」の間を何で繋げていくか、そして子どもとのコミュニケーションについて考えるディスカッション。子育てと働くことを両立する家庭が増えている一方で、「どちらも中途半端で、自分が何をしたら良いのかわからない…」そう悩む母親のひとりである私も、子どもが幼い頃は「両方ちゃんとやらなきゃ!でもできない!」と焦っていたことを思い出しました。
では、「仕事と家庭の両方を充実させる事はできるのか」?
そこで、荒木先生が研究されている「仕事と家庭の相互充実」から、今までの考え方を一変する、とても興味深いお話がありました。仕事でも家庭でも輝くのではなく、どちらかを一生懸命頑張って充実させると、もう片方にも良い影響を与える、ということ。
そして、小学校のPTA会長をされている岡田先生は、「家庭」と「仕事」と「PTA」を全てできる体制に変える取り組みについて、参加者にも身近で深刻な問題を、とても楽しくお話してくださいました。

合間に参加者も「仕事」と「家庭」が、それぞれどの様な影響を与えているのかを話し合い、そしてその影響がより良く与えられるようになるために、何が必要かを考えました。
そのなかで、荒木先生が取り組まれている「デジタルストーリーテリングワークショップ」に、ハートフルコミュニケーションのセッションがコラボしたお話や、岡田先生の著書「言葉が足りないとサルになる」を集約した、笑顔溢れるお話により、いかに「言葉」によるコミュニケーションが大切かを学ぶことができました。
日常の子どもとの会話も、子どもに合わせた言葉ではなく、大人が社会で使っている言葉で話すことも、子どもには通じているというお話に「そうか!」と安心したのは、私だけではないと思います。

おふたりの先生と菅原の楽しいお話に、終始笑いが絶えない会場で、「自分は何のために働いているのか」を意味付けし、それを家庭でも「言葉」で伝えることにより、「生き生きとした自分」を見せることで、家庭にも良い影響を与えられる自分でいたい、と思えた時間となりました。

ハートフルコーチ・森屋弘美 



▶▶▶ 第42回ハートフルクラブは2020年3月1日(日)に開催します。
テーマは「シニアに寄り添うコーチング」。親に対するコーチングと介護者のセルフコーチングによって「シニアのその人らしさ」と「私の私らしさ」の両立が可能となることを、当法人理事・飯田ヨシ子が自身の経験をベースにお話しします。
こちらのページからお申し込みいただけます。



2019年12月01日(日) No.248 (ハートフルクラブ)

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