活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

オンライン講演会を開催しました


ハートフルコミュニケーションでは、現在様々なプログラムをオンラインでも提供しています。代表の菅原裕子による講演会も、いよいよオンライン化してお届けできるようになりました。
その初めての実施となったのが、今回、ご紹介する、日本ファシリテーション協会中部支部主催のもと、「子どものコーチになろう」というテーマで8月22日(土)に開催された講演会です。

実は春先にご依頼をいただいた時は、対面での講演会をご希望でした。その後、感染防止の観点からオンラインでの実施となり、当方でもそのための準備を進めました。なぜなら、ハートフルコミュニケーションの講演会は「聞いて話す」体験型であることが特長だからです。レクチャーを聞いて考えたことや感じたことを参加者同士で話し合いながら、学びを深めていきます。後半ではロールプレイも行い、相手の潜在的能力を引き出す具体的なコミュニケーション術をその場で会得できる構造になっています。これをオンラインでも実現することを目指しました。
主催者側とも検討を重ねた結果、今回の講演会では、オンライン会議システムのグループセッション機能を積極的に活用しました。菅原が問いを投げかけた後に4〜5人のグループで話す時間を複数回組み込み、他の参加者との対話を通して、ひとりひとりがより広い視野で気づきを得られる構成にしました。

当日の参加者は30名近く。Zoomの画面には、菅原の話にしきりにうなずく参加者の姿が映っていました。そしてグループセッションを重ねるほどに、みなさんの表情が豊かに。参加者同士の対話が活発だったことが窺えました。
オフラインの講演会では、参加者の視線は専ら講演をする菅原に向けられますが、オンラインの場合では、他の参加者や全体の様子も観ることができます。時には画面にお子さんが映ることもあります。こうしたことが、場にポジティブな相乗効果を与えていることも感じました。

終盤の質疑応答の時間でいつも以上に手が挙がったことも、場の充実を物語っていました。
菅原の回答には常に、すぐに実践できる具体的方法が含まれています。今回も、「家庭のルール作り」や「夫婦での子育て観のちがい」、「孫への甘やかし」といった相談ごとに、具体的な解決方法を提示していました。当事者の方はもちろん、他のみなさまにも、子育てをする上でのヒントを持ち帰っていただけたかと思います。

講演終了後、参加された方々が、「子どもへの向き合い方を改めて考えられた。他の人の経験談を聞けた」、「幅広い年齢の方から話を伺えた」といった感想をお寄せくださいました。主催団体からも、「オフラインでの講演会よりも参加しやすく、初めての方やご夫婦や子連れの方など、参加者の多様性が高く、有意義だった」というコメントをいただいております。参加者にも主催の方にも好評だったことで、菅原もオンラインでハートフルコミュニケーションを伝えることに手応えを感じたようです。

当法人では、「聞いて話す」双方向コミュニケーションによる学びの場を、今後はオンラインでも増やしていく予定です。どうぞお気軽にご相談ください。

ハートフルコーチ・副島眞由美






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