活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

第5回 「泣き笑い日記 オンライン ホッとカフェ」


1月31日(日)に「泣き笑い日記 オンラインホッとカフェ」をZOOMで開催しました。

5回目となる「冬カフェ」も、「ブログを読んだ後の「もうちょっと聴きたい」「もっと知りたい」を叶えにいらっしゃいませんか?」との呼びかけに集まってくださった参加者と、じっくり語り合う2時間になりました。

これまでは題材としてカフェ直前のブログを取り上げていましたが、今回は代表の菅原より「コロナ禍でハートフルコミュニケーションでも相談の増えている『不登校』を取り上げてみてはどうだろう。」と提案がありました。不登校という悩みの深いテーマについて、不登校の経験のない執筆担当コーチもいる中、参加者に本当に心を開いていただけるか、私たちが寄り添うことができるだろうかと悩みました。そんな中で、やっぱりいつものカフェと同じように、参加者を笑顔で迎え、話を傾聴し承認することで参加者に寄り添っていこう、それが私たちにできること、と前進を決めました。

そして今渦中にある親の葛藤は、そのままかつての私の子育への迷い、悩み、苦しみ、その末に訪れた不登校の経験とリンクするのではないか、そんな方に少しでも寄り添いたいと思い、「親の役割」を執筆しました。

当日、ブログ読者10名(内リピーターの方5名)と代表の菅原裕子、執筆ハートフルコーチ8名、合計19名の参加で冬カフェが始まりました。まずは自己紹介をした後、読者と執筆コーチ3−4人がブレイクアウトルームに分かれて、今回参加した動機と執筆者に聞きたいこと、この場で話したいことを共有しました。ルームから全体の場に戻ってきた時、多くの参加者が今回のブログに書かれていることの今まさに渦中にあり、共感して参加ボタンを押してくださったことがわかりました。そして、「心配のあまり子どもに余計な手出し口出しをしてしまうのを止められない。どうしたらそれを控えて、子どもを見守れるようになれるのか」という切実な思いが伝わってきました。

親と子どもの価値観の違いや、親の安心のために自分や世の中の価値観を押し付けてしまうなど、現状をシェアしていくうち、「子どもにどうなってもらいたいか」から「自分に何ができるか」「自分が何を大切にしたいか」に視点が移り、気付いたこと、今取り組んでいることをシェアしていきました。

これを受けて、代表の菅原から「世間軸(学校に行くのは当たり前、勉強して当たり前、いい成績をとるのは当たり前というようなかつての価値観)を振りかざしても子どもや親にとっていいことにはならない。代わりに、学びましょう。そして、フレッシュな今の空気を吸っている子どもたちと話し合ってみると色々なことや子どもたちの新しい価値観がわかってくる」という話があると、みんなうんうんと頷きながら聞いているのがわかりました。

そこで「今日学んだこと、これから学びたいこと」をまたそれぞれの部屋に分かれて話し、最後に、「この場にいるみんなに伝えたいこと」を一人ずつ話しました。
「この場で気づいたことを子どもとの関わりの中に生かしたい」、「これからも学んでいきたい」、「カフェに来てよかった、次のカフェにも参加したい」など、それぞれがすっきりとした笑顔でとても前向きに語り、それぞれの日常に帰って行かれました。

その姿を見送りながら、かつて子育てに悩んでいた時、問題なく子育てをされているように見えるママ友や周りの人に悩みを打ち明けたり相談することができなくて、つらい気持ちを抱えたまま、どう解決したらいいかもわからず、堂々巡りしていたことを思い出しました。でも、つらい自分、どうしたらいいのかわからない自分を受けれてもらえる場所があれば、私たちは安心して話せ、自分を受け入れることができ、その時初めて、何かを変える勇気が出てくるのだと思いました。そしてカフェがそんな場所になれたのではないかと、とても充実した気持ちになりました。

「泣き笑い日記 オンライン ホッとカフェ」では、これからも試行錯誤しながら、参加者みんながホッとくつろぎ、心の内を言葉にし、終わるころには「心の充電ができた!」と思える場を作っていきたいと思います。
次回の「春カフェ」は、5月8日(土)10:00−12:00の予定です。
詳細が決まり次第、ホームページ、Facebook、メーリングリスト等でご案内いたしますので、是非ご参加ください!!

ハートフルコーチ・來山美和子 



※絵本『 ひび割れ壺』を菅原裕子が朗読しました。こちらでご覧いただけます。

2021年02月16日(火) No.260 (会員チーム活動::チームRB)

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