活動報告　～NPO法人　ハートフルコミュニケーション～

ハッピーマタニティフェスタinいちかわ

ハートフルコミュニケーションチーム千葉は、２０２２年９月４日（日）、市川市の全日警ホールにて開催の「ハッピーマタニティフェスタinいちかわ」に参加しました。

このイベントは、市川市の行政と、子育てを応援する民間団体や市民が協力して開催しています。出産前から、産後の生活をイメージし、地域には様々な支援の形があることを知ってもらうことが狙いです。今年で11年目になるこのイベントに、私たちチーム千葉は、立ち上げ当初から欠かさず参加しています。

この日も、コロナ禍で不安を抱えた妊婦さんたちに、安心して子育てしてもらうために、地域にある子育て支援情報の提供と、さまざまな体験企画が行われました。
感染症対策を講じながらのイベントは、赤ちゃんとお母さんによるリズミカルなベビーダンスに始まり、地域産婦人科医、助産師さんとの座談会や沐浴体験、パパのための調乳指導や抱っこ紐装着講座、妊婦体験とプレママの不安を解消するためのサポートやプレパパの妊婦さんへの理解と子育てを応援する企画が盛りだくさんでした。
そのほか、情報提供の各ブースでは、地域の各種子育て支援センターや関連企業による出産前の不安解消や産前産後のケアやサポート、子育て応援グッズの紹介などがありました。

そして、私たちチーム千葉は、ブースでメッセージカードの配布、オンラインイベントや子育てIdea box、並びに書籍の紹介、参加者の方々とのおしゃべりを通じて、ハートフルコミュニケーションの活動紹介をしました。
「出産」という「未知」の出来事への不安や期待で、それに続く子育ての具体的イメージを持ちにくい状況にありながらも、たくさんのプレママ、プレパパがメッセージカードに引き寄せられてブースに立ち寄ってくださいました。
そのなかには、まだ見ぬ赤ちゃんの成長や、体調の変化に戸惑っていらっしゃる方も多くいらっしゃり、毎朝8時配信のハートフルメッセージに興味をもち、「LINE登録します！」とか、赤ちゃんと二人きりの時間が多くなる産後、「オンラインおしゃべり会参加します！」と、嬉しい反応も頂きました。

Covid-19によるパンデミックを経て、久しぶりに対面で行われた今回のイベントでは、「パパの積極的な参加が印象的だった」という他の参加団体の方々からの感想も多く、家族というフィールドにおける自分自身の在り方についての意識の変化が反映されているように感じました。
ハートフルコミュニケーションの「オンラインおしゃべり会」にも、「パパも一緒に参加してもよいですか？」と新たなライフステージに入り、積極的に子育てと家族との時間を楽しもうとされている方々もいらっしゃいました。

また、今回のイベントに参加して、改めて、子どもが生まれ、子育てをするということは、地域コミュニティーの中に入り、地域とのつながりの中で互いに持てるものを提供し合い、助け合いながら生きていくことと切り離せないと思いました。
子どもが学校というコミュニティーに参加するまでの期間は、親が自ら積極的につながりを求めていかないと、地域の人たちとの関係を築きにくい環境にあります。とは言え、探してみると実は様々な団体が地域コミュニティーの中でサポートを提供しており、また、かゆいところに手の届く企業によるサービスもある！ということがこのハッピーマタニティフェスタに参加して頂けた皆さんには届いたのではないかと思います。

今回も多くのプレママやパパの参加がありましたが、このようなイベントの存在を知らない、知っていても諸事情により参加することができない、そんな一人で頑張っているママやパパにこそ、こういったサポートを届けたい！そんな気持ちを強くしました。これからもより多くの人に「子どもの幸せな自立」に向けたハートフルメッセージを届けられるよう、地域とのつながりを大切に活動を続けていきたいと思います。

チーム千葉／鈴木真理恵　　

2022年09月20日（火） No.285 (会員チーム活動::チーム千葉)

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

ハッピーマタニティフェスタinいちかわ