活動記録

プログラム当日の様子や概要などをハートフルコーチがお伝えします

セミナーin東京/子どもを幸せに導くしつけのコーチング(2)


3月4日に東京でハートフルセミナーの第2回目が開催されました。
このセミナーでは、NLP(神経言語プログラミング)を子育てに活用し、より良い親子関係を目指します。

前回に引き続き参加された方も多く、顔見知りになった方々の間で、その後の経過はどう?といった会話が休み時間やセッションの中で交わされ、参加者同士の距離感もぐっと近づかれていたのがとても印象的でした。

今回のテーマは、《幼児期の子どものしつけのコーチング「気持ちを受け止めよう」》でした。

しつけに関しては、ハートフルセッションのなかでも、勉強をしない、ゲーム時間を守れない、片付けをしないなど、どうしたら「〜しなさい」「〜やめなさい」を言わないようになれるのか、イライラを減らせるのかと盛り上がります。

どうにかしたい! だけど、どう対応したらいいのか、分からず、時に大きな声を上げてしまうこともあり、そんな自分が情けなくなる。なす術がないままズルズルと悪循環に陥っている。このような状況にはまってことが多いようです。
この悪循環を断ち切るには、どうしたらいいのでしょう?
もちろん、かくいう私もその一人でありました。
今回は、そのヒントが得られそう!と参加者の期待も高まります。

まず最初に、本来のしつけとは何か?そして、しつけが目指すものについて学びました。
しつけが目指すものとは、子どもが葛藤する(考える)なかで自分の心を律すること(コントロール)ができるようになること。
では、どうすれば上手くいくのか? その基本的な考え方について学びました。
その考えとは、実にシンプルで、子どもの「快」「不快」を理解し、「快」を求める行動を繰り返すことで、習慣化する方法でした。

そういえば、長男が2歳ごろ、おもちゃのお片付けの習慣づけが、うまくいったことを思い出しました。長男の好きな歌の曲をかけながら、「お片付けのじかーん」と言って、二人で競争しながら片付け、終わるとハグやハイタッチをして楽しみました。
そのうちに曲の時間内に片付けを終えるなど、ゲームのようになっていましたが、楽しんでお片付けができるようになりました。改めて思うと、ハグやハイタッチが長男の「快」になっていたのかもしれません。今では、いい思い出になっています。

ハートフルセミナーでは、講義を受けるだけではなく、テーマに沿って参加者同士で、話をするワークによって、学びを深めたり、お互いの話を聴くことで気づきを得たり、新たな価値観と触れ合うことができます。

今回のワークで私が特に印象深かったのが、親子の役割を振り分けたペアで行った、共感の大切さを知るワークです。

事前に頭のなかでやり取りの流れを予想していたのですが、実際にワークで役になりきってみると、相手の言葉だけでなく、それをどう言うか、どう接するかで、予想とはまったく違った結果になりました。本当に微妙な非言語にも人は影響されてるのだなと、改めて感じた次第です。

共感の力と言えば、こんなことがありました。
私には、この春社会に出る18歳の息子がいます。彼には軽い発達障がいがあり、彼がまだ小学生の頃には、まだまだ発達障がいの社会認知・情報量が乏しく、まわりの人や先生方に彼らを理解していただくのが難しい時代でした。私のまわりの同じ立場にある同世代のお母さんたちは、健常児のママ友に我が子の子育ての悩みを相談してもなかなか本当の気持ちを受け止めてくれることは難しく、悲しい想いをするだけだからと、避けている人が多いようでした。

その皆さんとハートフルセッションを行い、私自身を含め、我が子の子育ての悩みや希望を語り、皆が気持ちを受け止めてくれたことで、“自分だけじゃないんだ”と孤独感を癒すことができました。自分の素直な気持ちを分かち合える安心な場で、正直に自分と子どもの関係にも向き合い、次の一歩を進めていきました。子どもたちをより理解したいという親同士の共感が、子どもたちにも大きな変化を起こすことになりました。
私は、これからも息子や友人たちの話に、耳を傾け、安心安全な場を提供していきたいと思います。

さて、今回の参加者の方から、このようなお声をいただきました。
「前回に引き続きの参加です。わかっていても日にちがたつと忘れてしまう自分がいます。こうして連続の講座に参加することで、考え方ややり方が自分の中に浸透していくのを感じます」
「もっと早くこのセミナーに出会いたかったです。今日帰ったらすぐに実践したいと思います」
参加者の方の意欲が伝わってくるメッセージに私も刺激を受けています!

第3回目のセミナーは、4月22日(土)の開催です。
テーマは、児童期の子どものしつけのコーチング「信頼関係を構築」です。
子どもが成長し、言葉を使えるようになった子どもに対して、親は感覚や気持ちと価値観を伝えていくようになります。
言葉の意味と親の態度で、この時期はしっかりと信頼関係を築きましょう!
皆さまのご参加をお待ちしております。
http://www.heartful-com.org/html/02_17.html
                               

厚川ひろみ




2017年03月14日(火) No.126 (セミナー::in 関東)

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