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PTA役員が憂鬱です

小6の子どもの母親です。今期、PTA役員になりました。 会議がある時は仕事を休み、色々な決め事の為にスマホを見る時間も増えました。「子ども達のために頑張らなくては」と思いますが、自分と子どもとの時間が奪われている気がします。これが3月まで続くと思うと、憂鬱です。

自分なりの喜び、目的を見つけて取り組んでみる

PTAの仕事って、本来は子どもたちのために行っているはず…なのに実際は、その意味もわからないまま、引き継がれていることが多いですよね? 私も仕方なく、意味も分からず取り組んでいました。ただ私はある時から、どうせやらなきゃいけないなら、何か自分にとっての喜び、楽しみ、目的を見つけて取り組もうと考えるようになりました。実際私は、話したことのないお母さんたちと話が出来る、先生方と親しくなれるということをプラスと捉え、今でもお付き合いが続くくらいのお友だちが出来ました。物事は捉え方によって、プラスにもマイナスにもなります。嫌だけど、やらなければならないことに、どう取り組んでいくか?という姿勢は、お子さんへのお手本にもなるのではないでしょうか?また、最近はPTAの改革をしているところもあります。親自身が参加したいと思えるようなPTA作りができたらいいですね。

家族をまきこんでみては?

PTA役員、大変ですよね。やるからには「パッと!楽しく!明るくやろう!」と、私なりのPTAスローガンを打ち立てましたが、仕事との両立、度重なる会議に苦労しました。ある会合で、司会進行をしなければいけないのに、どうしても外せない仕事が入ってしまいました。他の方に頼む前に、ダメ元で主人に頼んでみたら、渋々引き受けてくれました!しかし、案外難なくこなしてくれたようなので、それからも、その成功体験を讃え、感謝を伝え、何度か分担をお願いしちゃいました。 相談者さん一人のご負担にならないよう、家族一丸となってやってみてはいかがでしょう?お子さんも、家事やちょっとした役割分担をしてくれるのではないでしょうか。例えば配布物を並べる、6年生なら文書作成もお手伝いできるかな?一人で抱え込まず、周りにお願いして、3月には、パアッと!達成感に!あふれた!PTAだったよね!と、家族で笑いあえるといいなぁ、と思います。

1年後を楽しみに、プラスに考えられることに目を向けませんか?

私は正直な話、PTA活動でよかったことはひとつもありません。イヤだったこと、傷ついたことはたくさんありました。でもとにかく一回だけはやらなきゃと、歯を食いしばってやった記憶があります。二度とやりたくありません。ただ、時間を戻してもう一度やるとしたら、別のアプローチができたらいいなとも思います。私の友人で、子どもが幼かったころのPTAの活動で一緒だった人たちと、いまだに親しい交流がある人たちがいます。定期的なお食事会(飲み会?)、旅行も一緒にしているようです。当時の私はとにかくやるべきことのみに集中して、誰がいるかなんて全く見ていませんでした。後悔と言えば、何の楽しみを見つけられなかったことでしょうか。役員をする事でプラスになることやこんな風に関われたら楽しいなど、何か楽しみの種を一つ見つけてみませんか。できそうなこと、挑戦してみたいことがあれば、どうやったらできるか、協力してくれそうな人がいないか等を考えてみてはどうでしょう。可能であれば、先輩役員の経験談や家族やお子さんの意見を聞くことで、参考になる話や助けになるアイディアがあるかもしれません。 お子さんの小学校最終学年をお子さんや保護者の方々と楽しまれますように!

できる人が、できる時に、できることを

過去に私も、クジで引き当てたPTA役員の活動に忙殺された経験があるので、相談者さんのお気持ちがとてもよくわかります。今、私が勤務している小学校では、PTA活動がずいぶん洗練されているように感じます。最小限の負担で子どもたちをサポートする活動を行う一方で、楽しさややりがいを感じる人たちが主体的に活動を企画して実行しています。前者は、全員が年に一度だけ『清掃』『通学路での見守り』『縫製作業』から選択して活動しています。後者は、やってみようと思う人ができる時に『学用品のリユース譲渡会』や『親子に役立つ動画配信』などを楽しみながら行っています。人それぞれ、暮らしの中で大切にしたいことも楽しみ方も違うと思います。それを尊重し合えるPTA活動でありたいものです。 活動を必要不可欠なものだけに絞って、あとは、やってみようと思う人たちのアイディアに任せてみるのもいいかもしれませんね。

PTAの在り方について話し合ってみませんか

PTAは、本来、やりたい人がやる、任意のボランティア団体です。でも、実際は、毎年同じことを役目として行い、家族に負担をかけながら、義務のように活動していることもあるのではないでしょうか。数年前から、新しい形のPTAが求められ、全国で、PTAの変革や見直しなどが行われています。新しい形のPTAは、役員それぞれの生活を大切にしながら、無駄は省き、できることをできる範囲で活動しようとしています。また、今の子ども達の為になることを考え、自発的に活動しています。その結果、同じ目標に向かい一緒に活動する楽しさや繋がり、やりがいを感じることでしょう。これから、このようなPTAが増えていくと思われます。相談者さんが、今の活動に疑問を感じているなら、他の方も同じように思っているかもしれません。 コーチの提案も参考にしながら、今後のPTAの在り方などについて、役員同士で話し合いができたらいいですね。