ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

ひとつではない


こんにちは、倉敷の三谷良子です。

香港の久美さんからの興味深いメッセージ「行動の肯定的意図を探せ!」は、日常の中での「なんで?」と思ったときに、とても役立ちそうですね。関わる人ばかりでなく、自分自身の行動を客観視するのにも役立ちそうで、ほんと、楽しくなってきますね。

さて、今回は、最近の新聞で紹介されていた「内角の和みるみる360度」(朝日新聞10/14)を読んでいて、ふと感じたことをお伝えします。

記事のテーマは「四角形の内角の和」。5年生の算数の授業での先生と子どもたちのやりとりが紹介されていました。先生の問いかけや声掛けに応じて、子供たちが四角形の内角の和が360度であることを、クラスメートの考えにも触発されながら、いくつもの視点から発見していく様子は、とても生き生きしていて、学べることも多く、きっと楽しくて発見も多いのだろうなあと、こんな授業をされる先生の存在を嬉しく思いました。

確かに、正方形や長方形であれば、四隅の(内側の)角はそれぞれ90度なので、内角の和は内側の四つの角をたして360度と、すぐにわかります。
ところが、四隅の内側の角の大きさが異なる四角形の場合は、みなさんは、どう計算されますか?

とっさに、中学生で学ぶ「多角形の内角の和」の公式が思い出せれば、角がn個ある”n角形”の内角の和は180(n−2)ですから、180(4-2)=360と答えが求められます。
他の方法。。。四角形には三角形が2つあると考えれば、三角形の内角の和は180度なので、180×2=360となりますね。
また、対角線を2本使ってみると、四角形の中に、三角形が4つできます。その場合は、中心の角360度を引く必要がありますね。したがって、180×4−360=360ということですね。
他にも考えられる可能性は?と思いつつ、私自身、五角形やもっと角の多い多角形の内角の和でも試してみました。
n角形の中心から角に向かって線を引くと、角の数だけ三角形ができますから、その三角形の内角の和は180×nで、そこから中心角360度を引くと、180n−360となりますね。

みなさんは、どの方法で求めるのがわかりやすいでしょう?
私は、180n−360が新鮮で分かりやすい!と嬉しくなり、私の塾で多角形の内角の和で悩んでいる子には是非伝えたいと思ったりもしました。

このことから、日常の様々な場面での考え方や物事の捉え方も「ひとつではない」と分かれば、まわりとのトラブルも減るのではないかと、感じました。
というのも、最近、私の身近な人の葬儀に、その人の姉が参列しない出来事があり、あれだけ親身に世話や看病もしていたのに「何故?」と、私は、故人に申し訳ない気持ちでいっぱいだったのです。
しかし、別の捉え方をしてみると、最期は、病室に泊まり込みまでしたので、彼女は本当に疲れ果てて、あるいは、悲しすぎて、見送りの場には出れなかったのかもしれない。
故人を悼む方法が異なっているだけかもしれないと思うと、最期を看取ってくれたことへの感謝の思いが芽生え、今度会う機会があれば、感謝の気持ちを伝えたいと思えるようになりました。

次は、リレーブログ初登場、笑顔の素敵な北海道のハートフルコーチ渡辺寿子さんへバトンを送ります。
お楽しみに!!

岡山県/三谷良子







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